1年生(親世代) 完結 (99話)
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16
魔法界の授業が面白いのか、イギリスの授業がおもしろいのか、どっちだろう。
あたしは、はっきり言って学校の授業が大嫌いな人だった。
理科の時間には星の分野を眺め、歴史の時間には戦国時代に浸り、地理の時間には現在の地名の変わりに過去の地名を覚え、古文漢文英語の時間にはおもしろ辞書を一人で作り、国語の時間には内職の小説を書きつつ教科書の中の好きな小説を読みふけるようなやつだった。
んが。理科の実験とか技術家庭科とか美術とか音楽とかはひたすら好きだった。
たいいく?あたしの辞書にそんなものはない。
この、手先を細かく動かし、ひたすら同じ作業を繰り返し、目も手も肩も背中も酷使しながら何かを仕上げた瞬間!これに勝る至福はない!
なんぞと思いながら学校に通ってた人だった。
だから、きっとホグワーツでも似た道を突き進むだろうと思ってたんだけど…
これが、おもしろいんだ。
一生懸命頭を使わないと授業についていけない。
なにしろ、書いて覚える授業と違い、自分で考えて緻密な作業をしないとなにもできない。
生き物の世話も基本的に好きだから、どんな特徴を持ってるのか、とか好きなものとかを調べるのが楽しい。
次々と出てくる新しい呪文は前の呪文を覚えてないと何も出来ない。んが、覚えるのに苦労することがない。
一つの授業で一つのことを徹底的にわかるまで突き詰め、理解する。
ひたすら、楽しい。
あの中途半端なナニモノか理解不能な+-√サインコサインタンジェントとも無縁!
花子さんと太郎くんが何キロ歩こうと何分後に追いつこうとあたしに関係ないじゃん!という文章題とも無縁!
いや~面白いわ。すばらしく面白い。
これなら学生が楽しいと思える!!
なにより大誤算だったのが、魔法薬学のおもしろさだった。
細かく計量、細かく作業。
適切な順序と分量と火加減。
楽しい。こう…怪しい材料放り込んでぐるぐる鍋かき混ぜてると、なんだかいろんなものを思い出す。
「ねっておいしいねるねるね~るね~」
「・・・・・・・・・・・・・・・・サク?だいじょうぶ?」
はっ不審人物やってしまった!
「う、うん。ごめんね、リリー…」
違う違う。懐かしいけど、あれはお菓子だ。
腰の曲がった鼻の大きな魔法使いさんがぐるぐると鍋をかき混ぜている姿を思い出しながらかき混ぜると妙に楽しい。
ああ、そうそう。こんな怪しい煙と匂いが・・・
「ん?」
おかしい。今日の魔法薬はそんなシロモノはでないはず…
「ペディグリュー!!」
教授のちょっぴしヒステリックな声がピーターを呼んだ。
振り返ってみれば、その鍋からもくもくと緑色の煙が出ている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・また?」
毎回である。
一体何をどうしたらそうなるのか。
少なくとも、最初の“穢れた血”発言以外、この教師に問題はない。
むしろ、丁寧かつ親切にこまかくミスの可能性についてまで説明をし、わかるまで質問を受け付けた上で調合させている。
それも、時間内に作りあがって効果を試し、片づけまできっちりできる時間を計算しているとしか思えない時間配分のうまさだ。
そういう能力の高い教師は大歓迎だ。
いぢめてごめんね、とちょっぴりあやまりたくなるぐらいには優秀な教師なのだ。
なのに。
なんでピーターの鍋は毎回毎回煙や匂いや爆発音があがるのか。
理解に苦しむ。
「注意力散漫というか…人の話を聞いていないというか…」
以外に説明のしようがない。
「…ねえ、シリウス」
「なんだよ」
後ろでめんどくさそーに鍋をかき混ぜているシリウスがたるそーに、でも律儀に返事を返す。
「ピーターと組んであげたら?」
「やだね」
即答かよ。
「ジェームズは?」
そのお隣のジェームズもひょい、と肩をすくめる。
この二人は最近もっぱら二人でつるんでいて、他の連中とあまり一緒にいない。
良い兆候と見るべきか・・・悪い兆候と見るべきか・・・
「ルーピンだって、あれじゃ勉強にならないんじゃない?頭が悪いわけじゃないんでしょうに」
失敗続きのピーターと組んでいるのはリーマスで。
リーマスもあまり器用ではないようで、色々苦労はしている。
しているけど、ピーターのように失敗を繰り返すタイプにも見えない。
「・・・リーマスか・・・しょうがねぇなぁ~・・・」
まて。ピーターなら嫌でリーマスなら仕方ないのか。
お前の基準はなんだ、シリウス・ブラック。
・・・・・・・・・・・顔?
「違う」
「え?あたしなんか言った?」
「『まて。ピーターなら嫌でリーマスなら仕方ないのか。お前の基準はなんだ、シリウス・ブラック。・・・・・・・・・・・顔?』って言ってたねえ」
「・・・・・・・・・・・・・てへっ」
「てへ、じゃねえよ。お前、その性格なんとかしろよ」
「無理」
20年もかけて形成したものをいまさらなんとかできるかい。
「無理じゃねえっ!そんなこと自信たっぷりに即答するな!」
「あはは。やだなあ、シリウス。無理なものは無理よ」
「・・・お前の頭の中がどうなってるのか、時々すっげえ確かめたい・・・・・・」
ぱかっと割って?
やぁねえ。死んじゃうじゃない。
そう簡単にあたしの中身はみせないわよ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
いや、ちょっと。
そんな落ち込んで突っ伏さなくたって。
そしてジェームズがぐるぐると鍋をかき混ぜている。
いつの間に。
ありゃ?あたしの手からもしゃもじがなくなって・・・
「・・・・・・・・・ごめん、リリー」
いつの間にかあたしの手の中からリリーの手の中にしゃもじが移動している。
「いいわよ、別に。シリウスとサクが遊びだすとキリがないんですもの」
「そうだよねえ。おもしろいから僕は大歓迎だけど」
「・・・・・・・・とめろよ」
まったくだ。
しかし、そんな認識されてたのか・・・・・・
入学してまだ3週間なのに!!
「さて、そこの漫才4人組。私が話をしてもいいかね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あら。4人組ってまとめられちゃったわ。
これはもうお笑いグループ作るしかないってこと?
あたしってお笑いのノリない人なのに。
「自覚しろよ」
「ちょっと、人の頭の中、勝手に覗かないでよ」
「お前が勝手にしゃべってんだろーが!!!!」
「ミスター・ブラック。ミス・キリュウ。私が話しても良いかね?」
あたしとシリウスはすごすごと小さくなった。
いつもまじめなレイブンクローの面々でさえ笑いをこらえて肩を震わせている。
やあねえ。シリウスってば面白いキャラだから。
「お前だ、お前!!」
「ミスター・ブラック!ミス・キリュウ!減点されたいか!!」
「嫌ですねえ、先生。冗談ですよ」
「あんまり若いうちからきーきー言ってるとハゲるぞ」
もが。
「はーい。そこまで」
「今日は十分楽しんだでしょ。ちょーっと黙りましょうか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あたしの口をリリーが。
シリウスの口をジェームズがにこやかにふさいでいた。
さすが後の夫婦。阿吽の呼吸だ。
「さて。それでは。今日の薬の効果を確かめてみるとしよう」
机の上のゴブレットにリリーが薬を注ぎ、あたしに渡してくれた。
「ありがと」
うえ。苦い。
でも、効き目はばっちりなようで。
グリフィンドールの先輩から聞いたところによると、自分で飲む時もあればマウスなんかに飲ませて実験することもあるんだとか。
それから教授がくれる反対薬を飲む。
「よし、ミス・エヴァンスとミス・キリュウのグループは完璧だな。グリフィンドールに10点あげよう」
ををっ太っ腹!のちの魔法薬学の教授からは想像もできませんっっ
「ミスター・ポッターとミスター・ブラックのは出来は満点だが作業が雑。だから混ざりきってない部分がある。その分効き目が少し薄い」
そう。この教授、意外にも一つ一つのグループに講評をし、反省点なんかを教えてくれる。
あたし以外のグリフィンドール生には・・・どうも不評なんだけどね。
重箱のすみをつつくような細かさが嫌だ、と口をそろえて言うんだ、これが。
あたしは次への改善点が見つかるんだから良いと思うんだけどなぁ。
んで一番出来の良い薬には10点をくれる。
その代わり…
「ミスター・ペディグリューとミスター・ルーピンの魔法薬は大失敗だ。私は 草はきちんと刻んでから入れるように言ったし、根の部分は切り落として使うな、とも言ったし、 草はトカゲの肝臓の後に入れるように言ったはずだぞ?」
「・・・・・・・・・・どうしてそこまでミスができる・・・」
わからん。理解できん!!!!
「グリフィンドールから20点減点」
「・・・・・・・・・」
ため息。
ありゃあ…だめだわ…
なにやって点数稼いでも大失敗した薬にはこの調子でがんがん点数を引いてくれる。
…あたしは当然だと思うんだけどねぇ。
「あそこまで言うことないのにね」
「細かいミスじゃないか。そんなに言うなら調合の間引っ付いてりゃいいんだ」
・・・・・・・・・と、いう反応になる。
どこが細かいんだ、どこが。
作業手順はゆっくりノートや黒板で確認すればいい。
だめなら隣で読み上げてもらいながらやればいい。
そこまで失敗できるのって、緊張感がないからかしら。
そういえば、魔法使いって魔法や薬で傷とか結構簡単に治るわよね。
骨が生えてくる薬まであるみたいだし。
あたしの感覚だと、爆発した薬を浴びようものなら一生傷が残るし、火傷すると2,3日はひりひりするし、もっとひどい時は跡が残る。
だから、こういう調合は慎重に慎重にやろうと思う。
感覚の違いって大きい…
「さて。今日の授業はここまでだ。各自復習しておくように」
魔法界の授業が面白いのか、イギリスの授業がおもしろいのか、どっちだろう。
あたしは、はっきり言って学校の授業が大嫌いな人だった。
理科の時間には星の分野を眺め、歴史の時間には戦国時代に浸り、地理の時間には現在の地名の変わりに過去の地名を覚え、古文漢文英語の時間にはおもしろ辞書を一人で作り、国語の時間には内職の小説を書きつつ教科書の中の好きな小説を読みふけるようなやつだった。
んが。理科の実験とか技術家庭科とか美術とか音楽とかはひたすら好きだった。
たいいく?あたしの辞書にそんなものはない。
この、手先を細かく動かし、ひたすら同じ作業を繰り返し、目も手も肩も背中も酷使しながら何かを仕上げた瞬間!これに勝る至福はない!
なんぞと思いながら学校に通ってた人だった。
だから、きっとホグワーツでも似た道を突き進むだろうと思ってたんだけど…
これが、おもしろいんだ。
一生懸命頭を使わないと授業についていけない。
なにしろ、書いて覚える授業と違い、自分で考えて緻密な作業をしないとなにもできない。
生き物の世話も基本的に好きだから、どんな特徴を持ってるのか、とか好きなものとかを調べるのが楽しい。
次々と出てくる新しい呪文は前の呪文を覚えてないと何も出来ない。んが、覚えるのに苦労することがない。
一つの授業で一つのことを徹底的にわかるまで突き詰め、理解する。
ひたすら、楽しい。
あの中途半端なナニモノか理解不能な+-√サインコサインタンジェントとも無縁!
花子さんと太郎くんが何キロ歩こうと何分後に追いつこうとあたしに関係ないじゃん!という文章題とも無縁!
いや~面白いわ。すばらしく面白い。
これなら学生が楽しいと思える!!
なにより大誤算だったのが、魔法薬学のおもしろさだった。
細かく計量、細かく作業。
適切な順序と分量と火加減。
楽しい。こう…怪しい材料放り込んでぐるぐる鍋かき混ぜてると、なんだかいろんなものを思い出す。
「ねっておいしいねるねるね~るね~」
「・・・・・・・・・・・・・・・・サク?だいじょうぶ?」
はっ不審人物やってしまった!
「う、うん。ごめんね、リリー…」
違う違う。懐かしいけど、あれはお菓子だ。
腰の曲がった鼻の大きな魔法使いさんがぐるぐると鍋をかき混ぜている姿を思い出しながらかき混ぜると妙に楽しい。
ああ、そうそう。こんな怪しい煙と匂いが・・・
「ん?」
おかしい。今日の魔法薬はそんなシロモノはでないはず…
「ペディグリュー!!」
教授のちょっぴしヒステリックな声がピーターを呼んだ。
振り返ってみれば、その鍋からもくもくと緑色の煙が出ている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・また?」
毎回である。
一体何をどうしたらそうなるのか。
少なくとも、最初の“穢れた血”発言以外、この教師に問題はない。
むしろ、丁寧かつ親切にこまかくミスの可能性についてまで説明をし、わかるまで質問を受け付けた上で調合させている。
それも、時間内に作りあがって効果を試し、片づけまできっちりできる時間を計算しているとしか思えない時間配分のうまさだ。
そういう能力の高い教師は大歓迎だ。
いぢめてごめんね、とちょっぴりあやまりたくなるぐらいには優秀な教師なのだ。
なのに。
なんでピーターの鍋は毎回毎回煙や匂いや爆発音があがるのか。
理解に苦しむ。
「注意力散漫というか…人の話を聞いていないというか…」
以外に説明のしようがない。
「…ねえ、シリウス」
「なんだよ」
後ろでめんどくさそーに鍋をかき混ぜているシリウスがたるそーに、でも律儀に返事を返す。
「ピーターと組んであげたら?」
「やだね」
即答かよ。
「ジェームズは?」
そのお隣のジェームズもひょい、と肩をすくめる。
この二人は最近もっぱら二人でつるんでいて、他の連中とあまり一緒にいない。
良い兆候と見るべきか・・・悪い兆候と見るべきか・・・
「ルーピンだって、あれじゃ勉強にならないんじゃない?頭が悪いわけじゃないんでしょうに」
失敗続きのピーターと組んでいるのはリーマスで。
リーマスもあまり器用ではないようで、色々苦労はしている。
しているけど、ピーターのように失敗を繰り返すタイプにも見えない。
「・・・リーマスか・・・しょうがねぇなぁ~・・・」
まて。ピーターなら嫌でリーマスなら仕方ないのか。
お前の基準はなんだ、シリウス・ブラック。
・・・・・・・・・・・顔?
「違う」
「え?あたしなんか言った?」
「『まて。ピーターなら嫌でリーマスなら仕方ないのか。お前の基準はなんだ、シリウス・ブラック。・・・・・・・・・・・顔?』って言ってたねえ」
「・・・・・・・・・・・・・てへっ」
「てへ、じゃねえよ。お前、その性格なんとかしろよ」
「無理」
20年もかけて形成したものをいまさらなんとかできるかい。
「無理じゃねえっ!そんなこと自信たっぷりに即答するな!」
「あはは。やだなあ、シリウス。無理なものは無理よ」
「・・・お前の頭の中がどうなってるのか、時々すっげえ確かめたい・・・・・・」
ぱかっと割って?
やぁねえ。死んじゃうじゃない。
そう簡単にあたしの中身はみせないわよ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
いや、ちょっと。
そんな落ち込んで突っ伏さなくたって。
そしてジェームズがぐるぐると鍋をかき混ぜている。
いつの間に。
ありゃ?あたしの手からもしゃもじがなくなって・・・
「・・・・・・・・・ごめん、リリー」
いつの間にかあたしの手の中からリリーの手の中にしゃもじが移動している。
「いいわよ、別に。シリウスとサクが遊びだすとキリがないんですもの」
「そうだよねえ。おもしろいから僕は大歓迎だけど」
「・・・・・・・・とめろよ」
まったくだ。
しかし、そんな認識されてたのか・・・・・・
入学してまだ3週間なのに!!
「さて、そこの漫才4人組。私が話をしてもいいかね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あら。4人組ってまとめられちゃったわ。
これはもうお笑いグループ作るしかないってこと?
あたしってお笑いのノリない人なのに。
「自覚しろよ」
「ちょっと、人の頭の中、勝手に覗かないでよ」
「お前が勝手にしゃべってんだろーが!!!!」
「ミスター・ブラック。ミス・キリュウ。私が話しても良いかね?」
あたしとシリウスはすごすごと小さくなった。
いつもまじめなレイブンクローの面々でさえ笑いをこらえて肩を震わせている。
やあねえ。シリウスってば面白いキャラだから。
「お前だ、お前!!」
「ミスター・ブラック!ミス・キリュウ!減点されたいか!!」
「嫌ですねえ、先生。冗談ですよ」
「あんまり若いうちからきーきー言ってるとハゲるぞ」
もが。
「はーい。そこまで」
「今日は十分楽しんだでしょ。ちょーっと黙りましょうか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あたしの口をリリーが。
シリウスの口をジェームズがにこやかにふさいでいた。
さすが後の夫婦。阿吽の呼吸だ。
「さて。それでは。今日の薬の効果を確かめてみるとしよう」
机の上のゴブレットにリリーが薬を注ぎ、あたしに渡してくれた。
「ありがと」
うえ。苦い。
でも、効き目はばっちりなようで。
グリフィンドールの先輩から聞いたところによると、自分で飲む時もあればマウスなんかに飲ませて実験することもあるんだとか。
それから教授がくれる反対薬を飲む。
「よし、ミス・エヴァンスとミス・キリュウのグループは完璧だな。グリフィンドールに10点あげよう」
ををっ太っ腹!のちの魔法薬学の教授からは想像もできませんっっ
「ミスター・ポッターとミスター・ブラックのは出来は満点だが作業が雑。だから混ざりきってない部分がある。その分効き目が少し薄い」
そう。この教授、意外にも一つ一つのグループに講評をし、反省点なんかを教えてくれる。
あたし以外のグリフィンドール生には・・・どうも不評なんだけどね。
重箱のすみをつつくような細かさが嫌だ、と口をそろえて言うんだ、これが。
あたしは次への改善点が見つかるんだから良いと思うんだけどなぁ。
んで一番出来の良い薬には10点をくれる。
その代わり…
「ミスター・ペディグリューとミスター・ルーピンの魔法薬は大失敗だ。私は 草はきちんと刻んでから入れるように言ったし、根の部分は切り落として使うな、とも言ったし、 草はトカゲの肝臓の後に入れるように言ったはずだぞ?」
「・・・・・・・・・・どうしてそこまでミスができる・・・」
わからん。理解できん!!!!
「グリフィンドールから20点減点」
「・・・・・・・・・」
ため息。
ありゃあ…だめだわ…
なにやって点数稼いでも大失敗した薬にはこの調子でがんがん点数を引いてくれる。
…あたしは当然だと思うんだけどねぇ。
「あそこまで言うことないのにね」
「細かいミスじゃないか。そんなに言うなら調合の間引っ付いてりゃいいんだ」
・・・・・・・・・と、いう反応になる。
どこが細かいんだ、どこが。
作業手順はゆっくりノートや黒板で確認すればいい。
だめなら隣で読み上げてもらいながらやればいい。
そこまで失敗できるのって、緊張感がないからかしら。
そういえば、魔法使いって魔法や薬で傷とか結構簡単に治るわよね。
骨が生えてくる薬まであるみたいだし。
あたしの感覚だと、爆発した薬を浴びようものなら一生傷が残るし、火傷すると2,3日はひりひりするし、もっとひどい時は跡が残る。
だから、こういう調合は慎重に慎重にやろうと思う。
感覚の違いって大きい…
「さて。今日の授業はここまでだ。各自復習しておくように」