4年生(親世代) 完結 (35話)
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21
それから、日々はあっという間に過ぎ去っていった。
クリスマス休暇はアンドロメダの新居に遊びに行ったり、ベラトリクスに連れ出されてなんと国教会のクリスマスコンサートに連れ出された。
ブラック家のパーティーは謹んでお断り申し上げ、ポッター家のパーティーはきっぱりお断りした。
アンドロメダと、テッドと、なんと、生まれてまもない娘さんの3人家族にお邪魔してすごすのは楽しかったし、久しぶりに会ったベラトリクスも、変わっていなかった。
少し、表情が変わったかな。
けれど、それは当たり前。
だけど、あたしの前では一言も仕事の話をしなかった。
うん。上等。
それから・・・ルシウスの名前も出さなかった。
ようやく、彼の名前を考えても平気な顔ができるようになったばかり。
だから、それは正直助かったのだけど。
最後はホグワーツに戻って、のんびりとして。
あっという間に、休みは明けた。
そして、事件は起きた。
血相を変えて今にも飛び出していきそうなジェームズをシリウスとリーマスが必死になって引き止めている。
ジョンとフランクは先生たちに知らせに走り回り。
マギーは教室にとって返して教授からタオルとローブを借りてきて。
ピーターはおろおろしていて。
アリスは座り込んで泣いていた。
しっかし、本当にピーターは使えないわね。
そして、あたしは顔を抑えて泣くリリーを抱きしめるしかなかった。
「大丈夫、大丈夫だから・・・」
マダム・ポンフリーが来てくれれば、大丈夫だから。
きっと治るから。
教室から出た途端の出来事だった。
一瞬、何が起こったかわからなかった。
1拍置いて、響いた悲鳴。
笑い声を残して走り去っていく、スリザリン生。
その中に混ざっていた、1色だけの、赤。
「あいつら、殺してやる・・・っ」
「落ち着け!お前がいったってどうしようもない!」
「ジェームズ、頼むから・・・っ」
シリウスはともかく、リーマスの細いからだではジェームズを抑えこむには足りない。
けれど、他にいない以上、どうしようもないのよね。
「だけど・・・だけど・・・!リリーの顔に、薬品投げつけるのはどう考えたってやりすぎだろう!?」
「知ってるわよ、そんなこと」
あたしの冷たい声に、ジェームズがさすがに動きを止める。
「今あなたがすることは、ここで騒いでシリウスとリーマスが動く邪魔をすること?それともうろうろと周りをうろつくこと?」
「いや・・・」
「シリウスを開放してくれれば、あの連中を捕まえに行かせられるのよ。この中であいつらに命令できるの、シリウスしかいないんだからさっさとしてよ」
「・・・・・・・・・・・・」
さすがに唇をかんで杖をおろしたジェームズから視線を移して、シリウスを見据える。
「サクラ・・・」
「シリウス、わかってるわよね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・ああ」
あの赤は、グリフィスだ。
グリフィンドールの、2年生。
ブラック家に使える少年。
「こっちです!早く!」
ジョンがマダム・ポンフリーの背中を押しながら走ってくる。
「ミス・エヴァンス!どうしたのですか!」
肩で息をしながら、リリーの手をはずしてその顔を見たマダムが息を呑んだ。
「・・・歩けますか?」
こっくりうなずいたリリーの顔は、赤く爛れて、ところどころ白くぶよぶよとした皮膚が張り付いていた。
「ひどい・・・」
「だいじょうぶですよ、治ります。必ず治りますから」
そっとリリーの背中を支えながら、マダムは医務室に戻り、マギーがそれに付き添う。
制服も溶けてひどいことになっていて、その薬品がどれだけの劇薬だったかを物語っている。
「ちくしょう・・・っスリザリンのやつら・・・っ」
ジェームズの拳が壁にたたきつけられて、誰もが悔しさをかみ締めていた。
目の前だったのに、何も出来なかった。
捕まえられなかった。
本人と確認できなかった。
こんなことをされても、逃げられてしまう。
そう、悔しさをかみ締めて。
・・・ただ、ここであたしがどうこう動くより、校長たちを動かしたほうが早い。
あとくされもないし、理事にも怒鳴り込まれなくてすむ。
あたしが出来るのは、やつらに罰則が下った後の話。
そして、リリーを支えることだけだ。
「・・・ただじゃおかないんだから・・・」
ぽつり、ともらした声に、その場にいた全員が振り返った。
「そうだよな・・・」
「ええ」
ジェームズに即答し、殺意をこめてやつらの消えていった先をみやる。
「まて、お前ら」
「「なに?」」
とめるな、シリウス。
「犯罪だけはやめろ。犯罪だけは」
「犯罪になんてしないわよ」
「そうだよ。こっちが罪を犯したら喜ばせるだけじゃないか」
「こんなことして、ただですむなんて幻想、相手だって抱いていないでしょう」
許しがたい。
こんなこと、絶対に許さないから。
「ジェームズ」
「後で計画を立てよう」
「じゃあ夜、談話室で」
ジェームズと組めるなら、なんでも出来るわね。
だけど、まずは・・・。
「リリーに制服の替え、もって行かなきゃね・・・」
リリーが、きちんと治りますように。
それから、日々はあっという間に過ぎ去っていった。
クリスマス休暇はアンドロメダの新居に遊びに行ったり、ベラトリクスに連れ出されてなんと国教会のクリスマスコンサートに連れ出された。
ブラック家のパーティーは謹んでお断り申し上げ、ポッター家のパーティーはきっぱりお断りした。
アンドロメダと、テッドと、なんと、生まれてまもない娘さんの3人家族にお邪魔してすごすのは楽しかったし、久しぶりに会ったベラトリクスも、変わっていなかった。
少し、表情が変わったかな。
けれど、それは当たり前。
だけど、あたしの前では一言も仕事の話をしなかった。
うん。上等。
それから・・・ルシウスの名前も出さなかった。
ようやく、彼の名前を考えても平気な顔ができるようになったばかり。
だから、それは正直助かったのだけど。
最後はホグワーツに戻って、のんびりとして。
あっという間に、休みは明けた。
そして、事件は起きた。
血相を変えて今にも飛び出していきそうなジェームズをシリウスとリーマスが必死になって引き止めている。
ジョンとフランクは先生たちに知らせに走り回り。
マギーは教室にとって返して教授からタオルとローブを借りてきて。
ピーターはおろおろしていて。
アリスは座り込んで泣いていた。
しっかし、本当にピーターは使えないわね。
そして、あたしは顔を抑えて泣くリリーを抱きしめるしかなかった。
「大丈夫、大丈夫だから・・・」
マダム・ポンフリーが来てくれれば、大丈夫だから。
きっと治るから。
教室から出た途端の出来事だった。
一瞬、何が起こったかわからなかった。
1拍置いて、響いた悲鳴。
笑い声を残して走り去っていく、スリザリン生。
その中に混ざっていた、1色だけの、赤。
「あいつら、殺してやる・・・っ」
「落ち着け!お前がいったってどうしようもない!」
「ジェームズ、頼むから・・・っ」
シリウスはともかく、リーマスの細いからだではジェームズを抑えこむには足りない。
けれど、他にいない以上、どうしようもないのよね。
「だけど・・・だけど・・・!リリーの顔に、薬品投げつけるのはどう考えたってやりすぎだろう!?」
「知ってるわよ、そんなこと」
あたしの冷たい声に、ジェームズがさすがに動きを止める。
「今あなたがすることは、ここで騒いでシリウスとリーマスが動く邪魔をすること?それともうろうろと周りをうろつくこと?」
「いや・・・」
「シリウスを開放してくれれば、あの連中を捕まえに行かせられるのよ。この中であいつらに命令できるの、シリウスしかいないんだからさっさとしてよ」
「・・・・・・・・・・・・」
さすがに唇をかんで杖をおろしたジェームズから視線を移して、シリウスを見据える。
「サクラ・・・」
「シリウス、わかってるわよね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・ああ」
あの赤は、グリフィスだ。
グリフィンドールの、2年生。
ブラック家に使える少年。
「こっちです!早く!」
ジョンがマダム・ポンフリーの背中を押しながら走ってくる。
「ミス・エヴァンス!どうしたのですか!」
肩で息をしながら、リリーの手をはずしてその顔を見たマダムが息を呑んだ。
「・・・歩けますか?」
こっくりうなずいたリリーの顔は、赤く爛れて、ところどころ白くぶよぶよとした皮膚が張り付いていた。
「ひどい・・・」
「だいじょうぶですよ、治ります。必ず治りますから」
そっとリリーの背中を支えながら、マダムは医務室に戻り、マギーがそれに付き添う。
制服も溶けてひどいことになっていて、その薬品がどれだけの劇薬だったかを物語っている。
「ちくしょう・・・っスリザリンのやつら・・・っ」
ジェームズの拳が壁にたたきつけられて、誰もが悔しさをかみ締めていた。
目の前だったのに、何も出来なかった。
捕まえられなかった。
本人と確認できなかった。
こんなことをされても、逃げられてしまう。
そう、悔しさをかみ締めて。
・・・ただ、ここであたしがどうこう動くより、校長たちを動かしたほうが早い。
あとくされもないし、理事にも怒鳴り込まれなくてすむ。
あたしが出来るのは、やつらに罰則が下った後の話。
そして、リリーを支えることだけだ。
「・・・ただじゃおかないんだから・・・」
ぽつり、ともらした声に、その場にいた全員が振り返った。
「そうだよな・・・」
「ええ」
ジェームズに即答し、殺意をこめてやつらの消えていった先をみやる。
「まて、お前ら」
「「なに?」」
とめるな、シリウス。
「犯罪だけはやめろ。犯罪だけは」
「犯罪になんてしないわよ」
「そうだよ。こっちが罪を犯したら喜ばせるだけじゃないか」
「こんなことして、ただですむなんて幻想、相手だって抱いていないでしょう」
許しがたい。
こんなこと、絶対に許さないから。
「ジェームズ」
「後で計画を立てよう」
「じゃあ夜、談話室で」
ジェームズと組めるなら、なんでも出来るわね。
だけど、まずは・・・。
「リリーに制服の替え、もって行かなきゃね・・・」
リリーが、きちんと治りますように。