4年生(親世代) 完結 (35話)
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17
涙をぬぐった後、アルファードさんの顔は、つき物が落ちたように、さっぱりしていた。
暗い影も、何もない。
その表情はなんだか、ウィルに似ていた。
何でだろう。
でも、似ている。あたしはそう思った。
「君に、頼んでもいいだろうか」
「何を?」
「私の、甥を」
シリウス?
アルファードさんがこういう顔をするときっていうのはたぶんそうよね。
「どうしたの?」
あたしがそう尋ねると、アルファードさんは、不思議な顔で微笑んだ。
優しくて、切なくて、不思議な顔。
あたしの知らない感情が、そこにある。
「私に、ウィリアムが教えてくれたように、ユリウスが教えてくれたように、人を愛することを、愛することの幸福を、悲しみさえも愛しい、この幸福を、教えてやってくれ」
「・・・・・・アルファードさん・・・」
「もし、愛することを知ったあの子が、望むなら、私はどんな手助けでもしよう・・・」
愛することを、教える・・・?
「無理です・・・」
「なに?」
「だってあたしは・・・愛なんて、知らない」
家族に愛されることと、愛することは別。
嫌いになれなかった。
離れてみれば、恋しくて、会いたくて、寂しい。
だけど、愛していたかといわれれば、首を傾げてしまうのだ。
愛って、何?
友達も、家族も、恋人も、愛していたのかと問われても、答えられない。
愛ってどんな感情?
人が語る「愛」の症状は、あたしには遠すぎて、わからない。
そんな風に思ったこと、ないもの。
だから、ウィリアムや、イーシャ先生がうらやましかった。
愛を知っている人たちが、まぶしかった。
あたしがダンブルドアと一緒にいて安心するのは、あの人も愛を知らないからだ。
愛を語ることは出来ても、自分自身で愛することを知らない人だから。
「誰かを、守りたいと思ったことはあるか」
「あるわよ」
思わなかったら、シリウスやジェームズに、こんな親切しない。
「誰かに、心から感謝したことは?」
「・・・ある」
ダンブルドアだったり、ウィリアムだったり、イーシャ先生や・・・ジェームズや、シリウスに。
その答えを聞いて、アルファードさんは、微笑む。
今度は、心から、嬉しそうに。
「ならば、君には愛がわかるだろう」
はい?
「愛されていない人間は不幸だ。愛されていれば、いつかは愛することを知る。愛を知っているのだから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかりません」
愛愛愛愛言われても。
わからんて。
「私がそうであったように、アンドロメダがそうであったように・・・愛されることを当然のように知っている人間に愛されるという幸運が、シリウスの上に訪れることを祈るよ」
「・・・祈ったって、愛されるわけじゃないわ」
「正しく言うならば・・・すでに、愛を与えられていることに、彼が気づくことを祈っている。私の甥は愚かではないと思いたいのでね」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「誰かに教えられるのでは駄目だ。その心のうちから、それに気づき、感謝し、その心地よさを知らないと」
「・・・・・・・・・よく、わからない」
本音。
こういうのが愛されてるってことだよーとか。
愛ってこういう症状起こすんだよ、とか。
そういうことは知ってるけれど。
そんなこと、わかるわけがないのに・・・ねぇ?
涙をぬぐった後、アルファードさんの顔は、つき物が落ちたように、さっぱりしていた。
暗い影も、何もない。
その表情はなんだか、ウィルに似ていた。
何でだろう。
でも、似ている。あたしはそう思った。
「君に、頼んでもいいだろうか」
「何を?」
「私の、甥を」
シリウス?
アルファードさんがこういう顔をするときっていうのはたぶんそうよね。
「どうしたの?」
あたしがそう尋ねると、アルファードさんは、不思議な顔で微笑んだ。
優しくて、切なくて、不思議な顔。
あたしの知らない感情が、そこにある。
「私に、ウィリアムが教えてくれたように、ユリウスが教えてくれたように、人を愛することを、愛することの幸福を、悲しみさえも愛しい、この幸福を、教えてやってくれ」
「・・・・・・アルファードさん・・・」
「もし、愛することを知ったあの子が、望むなら、私はどんな手助けでもしよう・・・」
愛することを、教える・・・?
「無理です・・・」
「なに?」
「だってあたしは・・・愛なんて、知らない」
家族に愛されることと、愛することは別。
嫌いになれなかった。
離れてみれば、恋しくて、会いたくて、寂しい。
だけど、愛していたかといわれれば、首を傾げてしまうのだ。
愛って、何?
友達も、家族も、恋人も、愛していたのかと問われても、答えられない。
愛ってどんな感情?
人が語る「愛」の症状は、あたしには遠すぎて、わからない。
そんな風に思ったこと、ないもの。
だから、ウィリアムや、イーシャ先生がうらやましかった。
愛を知っている人たちが、まぶしかった。
あたしがダンブルドアと一緒にいて安心するのは、あの人も愛を知らないからだ。
愛を語ることは出来ても、自分自身で愛することを知らない人だから。
「誰かを、守りたいと思ったことはあるか」
「あるわよ」
思わなかったら、シリウスやジェームズに、こんな親切しない。
「誰かに、心から感謝したことは?」
「・・・ある」
ダンブルドアだったり、ウィリアムだったり、イーシャ先生や・・・ジェームズや、シリウスに。
その答えを聞いて、アルファードさんは、微笑む。
今度は、心から、嬉しそうに。
「ならば、君には愛がわかるだろう」
はい?
「愛されていない人間は不幸だ。愛されていれば、いつかは愛することを知る。愛を知っているのだから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかりません」
愛愛愛愛言われても。
わからんて。
「私がそうであったように、アンドロメダがそうであったように・・・愛されることを当然のように知っている人間に愛されるという幸運が、シリウスの上に訪れることを祈るよ」
「・・・祈ったって、愛されるわけじゃないわ」
「正しく言うならば・・・すでに、愛を与えられていることに、彼が気づくことを祈っている。私の甥は愚かではないと思いたいのでね」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「誰かに教えられるのでは駄目だ。その心のうちから、それに気づき、感謝し、その心地よさを知らないと」
「・・・・・・・・・よく、わからない」
本音。
こういうのが愛されてるってことだよーとか。
愛ってこういう症状起こすんだよ、とか。
そういうことは知ってるけれど。
そんなこと、わかるわけがないのに・・・ねぇ?