3年生(親世代) 完結 (52話)
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1
赤い列車の前で、大きな荷物を抱えて手を振る赤毛の女の子が一人!
元気そうでなにより!
「リリー!」
「サク、こんにちは」
ぎゅーっと抱きついて再会を喜びあうなんて、ほんっと外国人よね・・・。
「マギーとアリスは?」
「まだ見てないわ」
「じゃあコンパートメント確保しちゃいましょ」
「そうね。・・・ねえ、考えてみたら、サクと普通に学校にいくの初めてじゃない?」
「・・・・・・普通って・・・」
あ、でも確かにそうかもねえ。
「でも、まだ3年目でしょ。これから機会はたっぷりあるわよ」
たぶん・・・・・・。
コンパートメントに荷物を運び入れて、家から作ってきたお菓子を取り出す。
「蒸しケーキつくってみたんだけど、食べない?」
「え、なになに。きゃー、ふかふかしてておいしそう!」
よもぎと黒糖とバニラといちごの4種類。
いちごも好きだけどよもぎも好きー。
「でも先に食べたら怒るわよ、あの二人」
そ、そうね…。
唐突に、がらっと扉が開いた。
「こんなところにいたんですか。探しましたよ、この僕が」
「お久しぶり、レギュラス」
いきなりご挨拶ね、この子は・・・。
「こんにちは、ブラック」
「今年はわれわれのコンパートメントにご招待しますよ。ぜひ紹介したい者がいるんです」
おいこら。
「ちょっと、あたしの友だちを無視する気?」
「はい?何か無視しましたか?」
「リリーが挨拶したでしょう?ちゃんと返事しなさいよ」
「リリー?きいたことのない名前ですね。それに、このコンパートメントには僕とあなたしかいませんよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい!?
ま、まさか・・・まさかまさかまさかっ
「レギュラス?あなた、リリーがマグル出身だからって・・・!」
「さあ、僕たちのコンパートメントにどうぞ。兄上もお待ちです」
「待ちなさいよ!」
「サク!いいから・・・」
「良くない!」
あたしは、友だちを馬鹿にされて、それも、本人になんの原因もないことで馬鹿にされて黙っていられるほど、
「いいから!・・・お願い、行って」
「リリー・・・」
「大丈夫。マギーもアリスもすぐにくるだろうし」
・・・・・・・いてほしくないのだ、と悟るには十分だった。
穢れた血、と呼ばれることすらない・・・
その血だけで、生まれた家が、マグルだったというだけで、こんな差別を受けることが悲しくないわけがない。
辛くないわけがない。
そして・・・あたしがここにいる限り、レギュラスはリリーを傷つけ続けるだろう。
だから。
「わかった・・・・・・荷物、置いてくから・・・皆で、ケーキ食べてね。後で食べに戻ってくるからちゃんとあたしの分残しておいて!」
小さくうなずいたのを確かめて、あたしはレギュラスと一緒に、コンパートメントを後にした。
赤い列車の前で、大きな荷物を抱えて手を振る赤毛の女の子が一人!
元気そうでなにより!
「リリー!」
「サク、こんにちは」
ぎゅーっと抱きついて再会を喜びあうなんて、ほんっと外国人よね・・・。
「マギーとアリスは?」
「まだ見てないわ」
「じゃあコンパートメント確保しちゃいましょ」
「そうね。・・・ねえ、考えてみたら、サクと普通に学校にいくの初めてじゃない?」
「・・・・・・普通って・・・」
あ、でも確かにそうかもねえ。
「でも、まだ3年目でしょ。これから機会はたっぷりあるわよ」
たぶん・・・・・・。
コンパートメントに荷物を運び入れて、家から作ってきたお菓子を取り出す。
「蒸しケーキつくってみたんだけど、食べない?」
「え、なになに。きゃー、ふかふかしてておいしそう!」
よもぎと黒糖とバニラといちごの4種類。
いちごも好きだけどよもぎも好きー。
「でも先に食べたら怒るわよ、あの二人」
そ、そうね…。
唐突に、がらっと扉が開いた。
「こんなところにいたんですか。探しましたよ、この僕が」
「お久しぶり、レギュラス」
いきなりご挨拶ね、この子は・・・。
「こんにちは、ブラック」
「今年はわれわれのコンパートメントにご招待しますよ。ぜひ紹介したい者がいるんです」
おいこら。
「ちょっと、あたしの友だちを無視する気?」
「はい?何か無視しましたか?」
「リリーが挨拶したでしょう?ちゃんと返事しなさいよ」
「リリー?きいたことのない名前ですね。それに、このコンパートメントには僕とあなたしかいませんよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい!?
ま、まさか・・・まさかまさかまさかっ
「レギュラス?あなた、リリーがマグル出身だからって・・・!」
「さあ、僕たちのコンパートメントにどうぞ。兄上もお待ちです」
「待ちなさいよ!」
「サク!いいから・・・」
「良くない!」
あたしは、友だちを馬鹿にされて、それも、本人になんの原因もないことで馬鹿にされて黙っていられるほど、
「いいから!・・・お願い、行って」
「リリー・・・」
「大丈夫。マギーもアリスもすぐにくるだろうし」
・・・・・・・いてほしくないのだ、と悟るには十分だった。
穢れた血、と呼ばれることすらない・・・
その血だけで、生まれた家が、マグルだったというだけで、こんな差別を受けることが悲しくないわけがない。
辛くないわけがない。
そして・・・あたしがここにいる限り、レギュラスはリリーを傷つけ続けるだろう。
だから。
「わかった・・・・・・荷物、置いてくから・・・皆で、ケーキ食べてね。後で食べに戻ってくるからちゃんとあたしの分残しておいて!」
小さくうなずいたのを確かめて、あたしはレギュラスと一緒に、コンパートメントを後にした。