1年生(親世代) 完結 (99話)
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13
「サク!サク!!おきて!」
「・・・・・・・んぁ?」
ぼー。
目の前に、やたら美人さんな顔がある。
「・・・・・・・・・・・・・」
なんだか幸せな気分になって、へにゃっと笑った。
「笑ってる場合じゃないわ!朝食食べ損ねるわよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
あんな朝食なら食べ損ねたっていいよ・・・・・・
ん!?遅刻!?
一気に目が覚めた。
「ようやくおきたわね、ねぼすけさん」
「おはよう、サクラ」
同室になった3人組が朗らかに笑っていた。
「おはよっ」
結局。
かなり夜遅くなったあたしは、こっそりひっそりマクゴナガル先生に連れられて寮に戻り…談話室で眠りこけてる男どもとリリーたちと対面する羽目になった。
心配して待っていてくれたらしい皆を寝室にこっそり運んでくれたのはマクゴナガル先生で。
あたしは眠い目をこすりながら荷物をこそこそと片付けて・・・ようやく就寝できた時には・・・時計は午前2時を指していた。
おかし~な・・・徹夜の1日や二日、平気だったのに・・・。
「さ、早くいきましょ」
「うん」
手早く顔を洗って、制服に着替えてそろえておいた教科書類を持つ。
こっちの学校の教科書って薄くて量が少ないの。
日本だと一日の授業ならかばんが壊れるんじゃないかと思ったこと何度もあるのに。
もちろん、肩から斜めにかけられるかばんに入れて、持ち歩きます。
一番閉口したのは…羊皮紙と羽ペン…。
あたしにシャープペンとボールペンを返して・・・・・・
「お。おはよう」
「遅いぞ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・なんなの、あんたたちは・・・」
階段をおりて、談話室に入ったら・・・
そこに、肩を組みながら朗らかに笑う二人組みがいた。
鹿と犬。
おかしい。昨日はあんなに殺伐とした緊張感もってたくせに…。
「いや~昨日の夜色々と話しているうちにさ!」
「すげー気が合うな!ってことになってな!」
・・・・・・・・・あっそ。
昨日のあたしの苦悩はなに。
こんなことなら“お願い”使うんじゃなかったわよ。
犬と鹿の分際で・・・・・・
「あ、そろそろいかないと食いっぱぐれるんじゃないか?」
「いこうぜ」
・・・・・・知らないわよ、あたしは。
これからシリウスにどんなことが待っているのか。
絶対に手助けしてやらないからね!
そして。朝食の大広間に、机につっぷすシリウスがいた。
「早くあけないと危ないわよ」
もくもくと食べながらあたし。
「ねえ、なぁに?それ・・・煙出てるけど…」
「吼えメールっていうのよ、リリー」
「わたしは初めて見たわ。話にはきいてたけど」
リリー、アリス、マギーにあたしの4人がしゃべる横でシリウスは嫌そうに真っ赤な封筒に手を伸ばした。
そう。ダンブルドアの言葉どおり、昨日の夜のお知らせはブラック家に届いたらしい。
朝一番のフクロウ便で飛んできたフクロウは、シリウスの前に真っ赤な封筒を10枚ほど置いていった。
「聞きたくない・・・・・・」
「がんばれ、シリウス。僕は逃げる!」
「逃げるなよ!友達って言ったのお前だろ!ジェームズ!」
「吼えメールというものはだね、友情をも越えるんだよ」
「おまえなぁ・・・・・・」
おそらく一族郎党全員から来ていると考えても間違いない。
この吼えメール全てを聞くと思えば…うんざりするのは当然かもしれない。
「爆発したほうがひどいことになるんじゃなくて?さっさとあけてしまいなさいよ。授業に遅刻するわよ」
う~ん。焼きたてパンがおいしいっ
朝食にまったく期待してなかったんだけど、それなりにおいしいわ。
ゆで卵は…あたし嫌いだけど。
果物もおいしいし、パンもバターもジャムもおいしい。
サラダもそれなりに。お醤油を誰かあたしにちょうだい・・・。フレンチドレッシング嫌い・・・。
なんて思いながらのんきにご飯を食べていたら・・・・・・ついにシリウスが封筒に手を伸ばした。
『シリウス殿!!なんてこと!なんて恥!!ブラック家の長男ともあろう方が!ブラック家の跡継ぎともあろう方が!スリザリン以外の寮に入るだなんて!!!!!!!!』
……ぐだぐだと延々と続く甲高い女性の悲鳴のような大声にシリウスがばつの悪そうな顔で黙り込んでいる。
『ヴァルブルガも、オリオンも、お前をホグワーツなんかに入れるべきではなかった!!今からでもダームスロトングに行きなさい!!今すぐ退学届けを出して家に帰りなさい!!!!!まったく!一族の恥が!!』
フシュゥゥゥウゥゥゥ――――
「おーい、シリウス~生きてるかぁ~?」
「・・・・・・・・・・・・」
つんつん、とジェームズが杖でシリウスをつついた。
「ジェームズ、杖をそんなことに使うのはどうかと思うわよ?」
あ~紅茶がおいしぃ~しあわせ~
「いや~すっさまじいメールだったなぁ」
「・・・・・・言いたいことはそれだけか・・・・・・」
うなるように恨みがましい声を上げるシリウスにあたしとジェームズはけらけらと笑った。
あ~・・・かわいい。
そのむすっとした顔がとってもかわいい。
・・・そんな顔までカッコよく決まるってのが・・・ハンサムさんは得よねぇ…。
「お、危ないな」
すばやくジェームズが杖を振ると、今にも爆発しそうに膨らんでいた吼えメール残り9通がぴたり、と動きを止めて静まった。
「・・・・・・ジェームズ。なにそれ。魔法?」
「ああ!聞いて驚け。僕が開発した“吼えメールを黙らせよう”魔法だ!」
・・・・・・かいはつって。
「ジェームズ・・・おまえなぁ!そんな魔法があるならあける前に使ってくれよ!!」
「やだよ~」
「やだってなんだよ!やだって!!」
リーマスとピーターとフランクとジョンがすばやく机の上の自分の食事を避難させている。
「薄情ものぉぉぉぉ!!」
「聞かなかったじゃないか。そういう魔法があるかどうか」
「あるなんて知るか!!」
・・・・・・・・・ま~。ずいぶん仲良くおなりですこと。
「さ、リリー、アリス、マギー、いきましょうか」
「え!?」
重なり合ってつぶれる男たちを放って、あたしたちはさっさと席を立った。
付き合ってたら遅刻しちゃうわよ。
「じゃあ、また後でね、シリウス。ジェームズ」
バイバイ、と手を振って、食堂を後にする。
吼えメールを聞きながら、くすくすといやらしく笑っていたスリザリン生たちの顔を、頭に叩き込みながら。
「サク!サク!!おきて!」
「・・・・・・・んぁ?」
ぼー。
目の前に、やたら美人さんな顔がある。
「・・・・・・・・・・・・・」
なんだか幸せな気分になって、へにゃっと笑った。
「笑ってる場合じゃないわ!朝食食べ損ねるわよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
あんな朝食なら食べ損ねたっていいよ・・・・・・
ん!?遅刻!?
一気に目が覚めた。
「ようやくおきたわね、ねぼすけさん」
「おはよう、サクラ」
同室になった3人組が朗らかに笑っていた。
「おはよっ」
結局。
かなり夜遅くなったあたしは、こっそりひっそりマクゴナガル先生に連れられて寮に戻り…談話室で眠りこけてる男どもとリリーたちと対面する羽目になった。
心配して待っていてくれたらしい皆を寝室にこっそり運んでくれたのはマクゴナガル先生で。
あたしは眠い目をこすりながら荷物をこそこそと片付けて・・・ようやく就寝できた時には・・・時計は午前2時を指していた。
おかし~な・・・徹夜の1日や二日、平気だったのに・・・。
「さ、早くいきましょ」
「うん」
手早く顔を洗って、制服に着替えてそろえておいた教科書類を持つ。
こっちの学校の教科書って薄くて量が少ないの。
日本だと一日の授業ならかばんが壊れるんじゃないかと思ったこと何度もあるのに。
もちろん、肩から斜めにかけられるかばんに入れて、持ち歩きます。
一番閉口したのは…羊皮紙と羽ペン…。
あたしにシャープペンとボールペンを返して・・・・・・
「お。おはよう」
「遅いぞ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・なんなの、あんたたちは・・・」
階段をおりて、談話室に入ったら・・・
そこに、肩を組みながら朗らかに笑う二人組みがいた。
鹿と犬。
おかしい。昨日はあんなに殺伐とした緊張感もってたくせに…。
「いや~昨日の夜色々と話しているうちにさ!」
「すげー気が合うな!ってことになってな!」
・・・・・・・・・あっそ。
昨日のあたしの苦悩はなに。
こんなことなら“お願い”使うんじゃなかったわよ。
犬と鹿の分際で・・・・・・
「あ、そろそろいかないと食いっぱぐれるんじゃないか?」
「いこうぜ」
・・・・・・知らないわよ、あたしは。
これからシリウスにどんなことが待っているのか。
絶対に手助けしてやらないからね!
そして。朝食の大広間に、机につっぷすシリウスがいた。
「早くあけないと危ないわよ」
もくもくと食べながらあたし。
「ねえ、なぁに?それ・・・煙出てるけど…」
「吼えメールっていうのよ、リリー」
「わたしは初めて見たわ。話にはきいてたけど」
リリー、アリス、マギーにあたしの4人がしゃべる横でシリウスは嫌そうに真っ赤な封筒に手を伸ばした。
そう。ダンブルドアの言葉どおり、昨日の夜のお知らせはブラック家に届いたらしい。
朝一番のフクロウ便で飛んできたフクロウは、シリウスの前に真っ赤な封筒を10枚ほど置いていった。
「聞きたくない・・・・・・」
「がんばれ、シリウス。僕は逃げる!」
「逃げるなよ!友達って言ったのお前だろ!ジェームズ!」
「吼えメールというものはだね、友情をも越えるんだよ」
「おまえなぁ・・・・・・」
おそらく一族郎党全員から来ていると考えても間違いない。
この吼えメール全てを聞くと思えば…うんざりするのは当然かもしれない。
「爆発したほうがひどいことになるんじゃなくて?さっさとあけてしまいなさいよ。授業に遅刻するわよ」
う~ん。焼きたてパンがおいしいっ
朝食にまったく期待してなかったんだけど、それなりにおいしいわ。
ゆで卵は…あたし嫌いだけど。
果物もおいしいし、パンもバターもジャムもおいしい。
サラダもそれなりに。お醤油を誰かあたしにちょうだい・・・。フレンチドレッシング嫌い・・・。
なんて思いながらのんきにご飯を食べていたら・・・・・・ついにシリウスが封筒に手を伸ばした。
『シリウス殿!!なんてこと!なんて恥!!ブラック家の長男ともあろう方が!ブラック家の跡継ぎともあろう方が!スリザリン以外の寮に入るだなんて!!!!!!!!』
……ぐだぐだと延々と続く甲高い女性の悲鳴のような大声にシリウスがばつの悪そうな顔で黙り込んでいる。
『ヴァルブルガも、オリオンも、お前をホグワーツなんかに入れるべきではなかった!!今からでもダームスロトングに行きなさい!!今すぐ退学届けを出して家に帰りなさい!!!!!まったく!一族の恥が!!』
フシュゥゥゥウゥゥゥ――――
「おーい、シリウス~生きてるかぁ~?」
「・・・・・・・・・・・・」
つんつん、とジェームズが杖でシリウスをつついた。
「ジェームズ、杖をそんなことに使うのはどうかと思うわよ?」
あ~紅茶がおいしぃ~しあわせ~
「いや~すっさまじいメールだったなぁ」
「・・・・・・言いたいことはそれだけか・・・・・・」
うなるように恨みがましい声を上げるシリウスにあたしとジェームズはけらけらと笑った。
あ~・・・かわいい。
そのむすっとした顔がとってもかわいい。
・・・そんな顔までカッコよく決まるってのが・・・ハンサムさんは得よねぇ…。
「お、危ないな」
すばやくジェームズが杖を振ると、今にも爆発しそうに膨らんでいた吼えメール残り9通がぴたり、と動きを止めて静まった。
「・・・・・・ジェームズ。なにそれ。魔法?」
「ああ!聞いて驚け。僕が開発した“吼えメールを黙らせよう”魔法だ!」
・・・・・・かいはつって。
「ジェームズ・・・おまえなぁ!そんな魔法があるならあける前に使ってくれよ!!」
「やだよ~」
「やだってなんだよ!やだって!!」
リーマスとピーターとフランクとジョンがすばやく机の上の自分の食事を避難させている。
「薄情ものぉぉぉぉ!!」
「聞かなかったじゃないか。そういう魔法があるかどうか」
「あるなんて知るか!!」
・・・・・・・・・ま~。ずいぶん仲良くおなりですこと。
「さ、リリー、アリス、マギー、いきましょうか」
「え!?」
重なり合ってつぶれる男たちを放って、あたしたちはさっさと席を立った。
付き合ってたら遅刻しちゃうわよ。
「じゃあ、また後でね、シリウス。ジェームズ」
バイバイ、と手を振って、食堂を後にする。
吼えメールを聞きながら、くすくすといやらしく笑っていたスリザリン生たちの顔を、頭に叩き込みながら。