2年生(親世代) 完結 (35話)
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30
「もちろん、兄上はそのとき…」
今日も今日とて兄上自慢を右から左へ通り抜けさせながら聞いていたあたしはかの弟くんと仲良く廊下を歩いていたのだ。
とっても平和な日だった。
そのときまでは。
だけど。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・兄上!?」
あたしの視界には、廊下でなにやらチュリトスのようなながほそーいお菓子をジェームズから薦められたシリウスが目の前に突きつけられたそれに戸惑いながらも口をあけるところだった。
うむ。いつもの光景だ。
妙におぼっちゃん育ちなシリウスって意外と立ち食いとか、歩きながらもの食べるってしたことないのよね。
だから面白がってジェームズたちがよくさせてる。
ジェームズたちにとっては普通のお菓子も知らなかったりするし。
いや、本当は食べ歩きとかしちゃいけないんだけど。
というか寮の中で食べればいいのに。
「なんてことをっ」
は?なんか、変なこと、誰かした?
ちょっとマナー違反かと思うけど、と言いかけたあたしの横を…漆黒の風が通り抜けた。
そりゃあもう、ばびゅーんとか効果音をつけたいぐらいの勢いで。
「兄上に歩きながら食べろと強制するなんてっ」
おお早い。
そしてお菓子をシリウスの手からもぎ取っている!
「きょ、強制?」
あー、しまった、といわんばかりの顔で髪を書き上げたシリウスが深い息を吐き出した。
「まして、こんな安っぽい菓子など!兄上にふさわしくございませんっ」
「あのなあ、レギュラス・ブラック…」
「第一、兄上は子どもじみた菓子など好まれませんっ押し付けるのはやめてもらおう!ジェームズ・ポッター!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レギュラス…
そんなに兄上が好きか!
っていうより!シリウスは甘いもの大好きだぞ!?
「そうですよねっ兄上!」
「あー・・・んー・・・・うー・・・・・・・まぁ、な・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シリウス・・・
思わずほろりと涙がこぼれそうだよ・・・。
「まったく!あなたたちはずっとこんな風に嫌がる兄上に色々なものを押し付けていたんですか!?兄上の心が広くてお断りされないのをいいことにっ!」
「は?あのさ、ブラック・・・」
「兄上!もうご安心ください!こんな不届き者たちなど、もう二度と兄上に近づけさせません!この僕がお守りします!」
「いや、俺は別に・・・」
「兄上っ」
「はいっ」
「ああっこんなにも毒されて…こんなことではいけません!兄上は兄上らしくいてくださらなければ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・兄上、らしく?
「このレギュラスにお任せください!グリフィンドールだからと今までは遠慮していましたが、兄上にこのようなご不自由な思いをさせるぐらいならば、このレギュラス、兄上のためにいくらでも手をお貸しいたしましょう!」
「だからな・・・・」
「ああ!こうしてはいられません!色々と手配をしなければ!それでは、御前失礼いたしますっ」
勢いよく走り去っていったレギュラスを呆然と見送る一同。
その中でも、ひときわ力尽きているその肩を、ぽん、とあたしは叩いた。
「お疲れ。強く生きてね…シリウス・・・・・・」
かくかく、と首だけがゆれていた。
「もちろん、兄上はそのとき…」
今日も今日とて兄上自慢を右から左へ通り抜けさせながら聞いていたあたしはかの弟くんと仲良く廊下を歩いていたのだ。
とっても平和な日だった。
そのときまでは。
だけど。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・兄上!?」
あたしの視界には、廊下でなにやらチュリトスのようなながほそーいお菓子をジェームズから薦められたシリウスが目の前に突きつけられたそれに戸惑いながらも口をあけるところだった。
うむ。いつもの光景だ。
妙におぼっちゃん育ちなシリウスって意外と立ち食いとか、歩きながらもの食べるってしたことないのよね。
だから面白がってジェームズたちがよくさせてる。
ジェームズたちにとっては普通のお菓子も知らなかったりするし。
いや、本当は食べ歩きとかしちゃいけないんだけど。
というか寮の中で食べればいいのに。
「なんてことをっ」
は?なんか、変なこと、誰かした?
ちょっとマナー違反かと思うけど、と言いかけたあたしの横を…漆黒の風が通り抜けた。
そりゃあもう、ばびゅーんとか効果音をつけたいぐらいの勢いで。
「兄上に歩きながら食べろと強制するなんてっ」
おお早い。
そしてお菓子をシリウスの手からもぎ取っている!
「きょ、強制?」
あー、しまった、といわんばかりの顔で髪を書き上げたシリウスが深い息を吐き出した。
「まして、こんな安っぽい菓子など!兄上にふさわしくございませんっ」
「あのなあ、レギュラス・ブラック…」
「第一、兄上は子どもじみた菓子など好まれませんっ押し付けるのはやめてもらおう!ジェームズ・ポッター!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レギュラス…
そんなに兄上が好きか!
っていうより!シリウスは甘いもの大好きだぞ!?
「そうですよねっ兄上!」
「あー・・・んー・・・・うー・・・・・・・まぁ、な・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シリウス・・・
思わずほろりと涙がこぼれそうだよ・・・。
「まったく!あなたたちはずっとこんな風に嫌がる兄上に色々なものを押し付けていたんですか!?兄上の心が広くてお断りされないのをいいことにっ!」
「は?あのさ、ブラック・・・」
「兄上!もうご安心ください!こんな不届き者たちなど、もう二度と兄上に近づけさせません!この僕がお守りします!」
「いや、俺は別に・・・」
「兄上っ」
「はいっ」
「ああっこんなにも毒されて…こんなことではいけません!兄上は兄上らしくいてくださらなければ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・兄上、らしく?
「このレギュラスにお任せください!グリフィンドールだからと今までは遠慮していましたが、兄上にこのようなご不自由な思いをさせるぐらいならば、このレギュラス、兄上のためにいくらでも手をお貸しいたしましょう!」
「だからな・・・・」
「ああ!こうしてはいられません!色々と手配をしなければ!それでは、御前失礼いたしますっ」
勢いよく走り去っていったレギュラスを呆然と見送る一同。
その中でも、ひときわ力尽きているその肩を、ぽん、とあたしは叩いた。
「お疲れ。強く生きてね…シリウス・・・・・・」
かくかく、と首だけがゆれていた。