2年生(親世代) 完結 (35話)
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12
・・・なにも、やる気がおきない。
シリウスはすっかり元気になった。
それは良いことだけど。
今度は、あたしが元気なくなってる。
やることがある間はいいけど・・・なくなると、いつも、気分が沈む。
人前で出すほど幼くはなれないけど。
こういうとき・・・弱音を吐ける友達がほしい。
シリウスたちでは、いえない。
リリーたちでは、まだ役不足。
ルシウスとは、そういう関係じゃない。
ダンブルドアは、どちらかというとおじいちゃんのようで。
愚痴を言えるような存在じゃない。
日本にいた、あたしの友達。
彼女のような存在が、欲しかった。
ごろごろと日当たりの良い裏庭で寝転んでると、妙に和む。
でも、草の色が違う。
草の匂いが違う。
空の色が違う。
それが、こんなにも・・・・・・苦しくなるとは、思わなかった。
そこにあったときには、あまりにも当たり前に、自然に、なにも感じなかったのに。
思い出しても、願っても、どうにもならないことを思うのは、気力がいる。
そのために努力することをあきらめる気はないけれど、今の自分ではどうにもならないことを、あたしは知っている。
なにかが、顔にあたっていた光を遮った。
「・・・・・・・ん?」
「・・・・・・よぉ」
「シリウス?」
綺麗な横顔が、湖の方をじっと見つめていた。
「どしたの?」
「・・・別に」
別にって・・・
「何か、用でもあった?」
「・・・・・・・・・なんでもない」
なんでもなかったら隣に来るな。
・・・探してくれたか、偶然見つけたかわからないけど、この場所に来るには結構ルートが遠いのに。
「用・・・じゃ、ない・・・ただ、ちょっと聞きたい事があった」
「聞きたいこと?」
なんざんしょ。
んな改まって。
「お前の望みって、なんだったんだ?」
「あたし?」
「・・・・・・俺のだけ聞くってのは、ずるくないか?」
その物言いに、思わず噴出した。
ずるい、か。
そんな考え方、久々だわ。
でも、悪い気分じゃない。
「・・・・・・・・・・・・家族の、姿」
「え?」
「家族の姿を見たわ。あたしと一緒にいる、家族の姿」
鏡に映ったのは、元の世界の人たちと笑っている、あたし。
「・・・悪い」
「いいのよう。気にしないで」
会えないわけじゃない。
そう、信じてる。
「・・・・・・・・・強いな」
「・・・強い?」
「サクラは、強いな」
強い・・・かなぁ。
「泣くかと、思った」
泣きたかったよ。
だけど、泣けなかった。
泣くのは、苦手なの。
シリウスの声は、不思議に静かに、あたしの中に響いた。
泣いても、良かったのかな、と・・・そう、思った。
「お前の泣き方は苦手だ。・・・わんわん泣いてくれるほうがまだいい」
「・・・泣き方?」
「震えながら、声を殺して泣くだろう?・・・いつも強いお前が、そんな泣き方をするのは・・・見ていて、嫌なんだ」
うーん。覚えてない・・・・・・あ。
そうかそうか!あのりどるん手紙事件のときか!!
泣いた泣いた。
そういえば泣いたわ。
「ごめん、なるべく・・・」
「泣かないようにするなんていうなよ?」
う。なんでわかったんだろう。
「俺は、お前に泣かないで欲しいんじゃなくて・・・それは、サクラが俺に言ってくれたように、自分を押し込めることだと思うから・・・そうじゃなくて」
そうじゃ、なくて?
「泣くなら、そばにいてやるから。一人で・・・あんな泣き方するなよ」
ぎゅっと、頭を抱き寄せられて・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい!?
ちょっと、なんであたしシリウスに抱き寄せられてんの!?
「ちょっと、シリウス・・・っ」
「一人で、泣くなよ?」
ちょっとだけ・・・ほんとに、ちょっとだけ・・・。
今日のシリウスは、頼れるかもしれないと思った。
男の人なんだなと、そう・・・思った。
単純だな・・・あたしも。
「うん・・・そうする・・・・・・」
もう、あんな泣き方はしない。
大丈夫だよ。
心配かけて、ごめんね・・・・・・
・・・なにも、やる気がおきない。
シリウスはすっかり元気になった。
それは良いことだけど。
今度は、あたしが元気なくなってる。
やることがある間はいいけど・・・なくなると、いつも、気分が沈む。
人前で出すほど幼くはなれないけど。
こういうとき・・・弱音を吐ける友達がほしい。
シリウスたちでは、いえない。
リリーたちでは、まだ役不足。
ルシウスとは、そういう関係じゃない。
ダンブルドアは、どちらかというとおじいちゃんのようで。
愚痴を言えるような存在じゃない。
日本にいた、あたしの友達。
彼女のような存在が、欲しかった。
ごろごろと日当たりの良い裏庭で寝転んでると、妙に和む。
でも、草の色が違う。
草の匂いが違う。
空の色が違う。
それが、こんなにも・・・・・・苦しくなるとは、思わなかった。
そこにあったときには、あまりにも当たり前に、自然に、なにも感じなかったのに。
思い出しても、願っても、どうにもならないことを思うのは、気力がいる。
そのために努力することをあきらめる気はないけれど、今の自分ではどうにもならないことを、あたしは知っている。
なにかが、顔にあたっていた光を遮った。
「・・・・・・・ん?」
「・・・・・・よぉ」
「シリウス?」
綺麗な横顔が、湖の方をじっと見つめていた。
「どしたの?」
「・・・別に」
別にって・・・
「何か、用でもあった?」
「・・・・・・・・・なんでもない」
なんでもなかったら隣に来るな。
・・・探してくれたか、偶然見つけたかわからないけど、この場所に来るには結構ルートが遠いのに。
「用・・・じゃ、ない・・・ただ、ちょっと聞きたい事があった」
「聞きたいこと?」
なんざんしょ。
んな改まって。
「お前の望みって、なんだったんだ?」
「あたし?」
「・・・・・・俺のだけ聞くってのは、ずるくないか?」
その物言いに、思わず噴出した。
ずるい、か。
そんな考え方、久々だわ。
でも、悪い気分じゃない。
「・・・・・・・・・・・・家族の、姿」
「え?」
「家族の姿を見たわ。あたしと一緒にいる、家族の姿」
鏡に映ったのは、元の世界の人たちと笑っている、あたし。
「・・・悪い」
「いいのよう。気にしないで」
会えないわけじゃない。
そう、信じてる。
「・・・・・・・・・強いな」
「・・・強い?」
「サクラは、強いな」
強い・・・かなぁ。
「泣くかと、思った」
泣きたかったよ。
だけど、泣けなかった。
泣くのは、苦手なの。
シリウスの声は、不思議に静かに、あたしの中に響いた。
泣いても、良かったのかな、と・・・そう、思った。
「お前の泣き方は苦手だ。・・・わんわん泣いてくれるほうがまだいい」
「・・・泣き方?」
「震えながら、声を殺して泣くだろう?・・・いつも強いお前が、そんな泣き方をするのは・・・見ていて、嫌なんだ」
うーん。覚えてない・・・・・・あ。
そうかそうか!あのりどるん手紙事件のときか!!
泣いた泣いた。
そういえば泣いたわ。
「ごめん、なるべく・・・」
「泣かないようにするなんていうなよ?」
う。なんでわかったんだろう。
「俺は、お前に泣かないで欲しいんじゃなくて・・・それは、サクラが俺に言ってくれたように、自分を押し込めることだと思うから・・・そうじゃなくて」
そうじゃ、なくて?
「泣くなら、そばにいてやるから。一人で・・・あんな泣き方するなよ」
ぎゅっと、頭を抱き寄せられて・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい!?
ちょっと、なんであたしシリウスに抱き寄せられてんの!?
「ちょっと、シリウス・・・っ」
「一人で、泣くなよ?」
ちょっとだけ・・・ほんとに、ちょっとだけ・・・。
今日のシリウスは、頼れるかもしれないと思った。
男の人なんだなと、そう・・・思った。
単純だな・・・あたしも。
「うん・・・そうする・・・・・・」
もう、あんな泣き方はしない。
大丈夫だよ。
心配かけて、ごめんね・・・・・・