1年生(親世代) 完結 (99話)
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11
あたしはグリフィンドールのテーブルに駆け寄った。そのまま、シリウスの正面に座る。
「よろしくね、シリウス」
「ああ・・・・・・」
「あら。まだボーっとしてるの?だいじょうぶ?」
「・・・・・・なんか、さ。・・・スリザリン以外に選ばれるなんて思ってなかったから…どうして良いのかわからないんだ」
ぷっ・・・
「笑うな!!」
ごめん。そこは笑うとこでしょう。
「あたし、言ったじゃない。スリザリンじゃないかもしれないわよって」
「・・・そうだな」
「あら。グリフィンドールに選ばれたことがうれしくないとでも?」
「うれしいさ・・・すごく、うれしいよ・・・・・・」
そうそう。人生前向きでなくちゃ。
あたしを見なさいよ。こんな目にあったって前向きに力強く生きてるじゃない。
「あのさ、・・・サクラ、お前・・・ひょっとして・・・・・・」
「なぁに?」
「・・・・・・なんでもない」
ちょっと。言いかけたことは最後まで言うものよ。気持ち悪いじゃないの。
「リリー・エヴァンス!」
「あ。リリーだ」
早くいらっしゃ~いvこれで7年間一緒ね!!
――――グリフィンドール!
「リリー!」
ぱたぱたと手を振れば、笑顔のリリーが駆け寄ってくる。
「一緒ね!」
「これからよろしくね!!」
両手を合わせてにっこり笑う。
「いいなぁ・・・和むなあ・・・かわいい女の子・・・」
「なんですって!?アーサー!?」
「・・・なんでもないよ、モリー・・・」
・・・アーサー・ウィーズリー・・・・モリー・・・そぉ。
「あなたと一緒でうれしいわwこれから仲良くしてね」
「こちらこそ、リリー!」
「・・・楽しそうだねえ」
気がつけば、ジェームズがあたしたちのテーブルにやってきていた。
「あら。なんでこっちに座るの?」
そう。ジェームズはわざわざあたしとリリーの並んでいる側に来ている。
思いっきりシリウスの隣が開いてるのに。
「・・・・・・別にいいだろう」
「ジェームズ」
あたしはにっこりと微笑んだ。
「さっき、あたしと約束したわよね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ぐっと詰まるジェームズ。
してやったり!
「シリウスの隣に座ってちょうだい。お・ね・が・いw」
お願いを一つ、何でも聞いてくれるっていったわよね?
そう視線に圧力を込めると、しぶしぶ、というようにシリウスの隣に座った。
居心地悪そうにシリウスもジェームズもお互いに身体を離そうとしている。
「ねえ、シリウス。お願いがあるの」
今度はぎくっとシリウスが身体をこわばらせた。
「ジェームズと仲良くしてちょうだい。お・ね・が・いw」
約束、したわよね?
嫌そうに隣を見たシリウスが顔をしかめる。
「これと、か?」
「これとか言うな。ブラック家のおぼっちゃん」
「おぼっちゃんとか言うな」
「これは失礼。王子さまの方がよろしかったですか?」
・・・そういえば、ブラック家って王家だとか言ってたんだっけ・・・・・・
「二人とも。忘れないでね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ふふん。あたしの言葉を一刀両断にしたのが悪いのよ。
「すごい・・・強いのね、サクラ…」
「違うわよ。この二人があたしの言うことを信じなくて言質をとられた結果だもの。あたしが強いんじゃなくて」
言葉をきって、正面に並んだ二人を見据えてにっこりと微笑んだ。
「この二人が弱いだけよ」
その時の二人の様子といったら。
とっても見ものだった。
ぐさあっとばかりにのけぞるジェームズ。
頭を抱えてぶつぶつと呟きだすシリウス。
まあ。素敵なリアクション。
「・・・気になったんだけどさ。ひょっとして、サクって・・・」
「なぁに?」
「・・・・・・こんなこと、聞くの失礼かもしれないけど、身内に心眼を持ったひと、いないかい?」
「あ、それ、俺も聞きたかったんだ」
さっき言いかけたことはそれかしら。
心眼・・・心眼・・・なんだったかしら、それ。
「なに?それ・・・」
「占い師の目・・・って違うみたいだな・・・・・・」
肩をすくめる二人の言葉をへ~と流して、あたしは新たにやってきたグリフィンドール生に拍手をする。
「リーマス!」
泣きそうになりながら走りよってきたぼろぼろの男の子にジェームズが目を丸くした。
「シリウス!よろしくね」
あれから少し仲良くなったらしい二人がしっかりと手を握り合う。
あらら。いやん。狼犬?犬狼?どっちでもいいけどあたしは鹿犬の方が好みよv
「よろしくな」
シリウスの右側は上級生。左側はジェームズ。
仕方なさそうにジェームズの隣に腰を下ろしたリーマスがうつむいて小さくなるようだった。
「ピーター・ペディグリュー」
その名前に、あたしは反応していた。
ウラギリモノ。
最低の・・・・・・デスイーター。
――――グリフィンドール!
なにかの間違いよ。
あんなやつがグリフィンドールだなんて。
「・・・・・・」
皆が拍手をして向かえる中で、あたしは一人、拍手をしなかった。
あんたを歓迎するつもりなんてない。
そういう、意思表示のつもりだった。
みていなさい。
絶対に、ジェームズとリリーは殺させない。
あんたの思い通りにはさせない。
絶対に――――
グリフィンドールは、あと女の子2人とフランク・ロングボトムとジョン・マッキノンの4人が選ばれ・・・組み分けは終わった。
女の子たちはアリス・フィールドとマギー・クロフォード。
どっちも、明るくて快活な女の子だった。
・・・あたし、異質かも・・・・・・
「男6人かぁ~・・・・・・」
・・・そう呟くフランクに、あたしは・・・少し気の毒になった。
この悪戯4人組と7年間付き合い続けるなんて・・・・・・
なんて不憫な・・・っw
「新入生たち、入学おめでとう!」
あ。「おじさま」だ。
う~ん・・・あの根性悪い姿は想像もつかないわねえ・・・
そして、あたしの目の前ではあいも変わらずジェームズとシリウスが気まずそうにそっぽを向いている。
シリウスの方はそんなにこだわりがなさそうなんだけれど…やっぱり、付き合いにくいのかしらねえ…。
なんだかとっても短いお話が終わり…ご馳走が目の前に広がった。
いや~日本の学校もこれぐらい短く手早く的確にお話を終わってほしいものよね。
「・・・・・・・ごちそう?」
ごめん。
これってごちそうなの?????????
イギリスって・・・・・・
目の前には鳥の足にじゃがいも・・・かぼちゃのスープにサラダ・・・・・・キドニーパイにプディング…
他色々。
でも、どっからどう見ても。
「日常食・・・・・・」
日本人の感覚で言うと、ご馳走って、色が華やかだったりこう…もうちょっと普段見慣れないものだったり……
「すごいご馳走ねえ」
ご馳走なんだ。
これでご馳走なんだ!!
あたしでも作れるっての!!
ああああああ;これからの食生活がめちゃめちゃ不安!!
ダンブルドアの家ではあたしがあるものでなんとな~く作ってたから気づかなかったわ・・・・・・
「リーマス。ぜんぜん食べてないだろ。ちゃんと食べろよ」
ジェームズを乗り越えるように食べ物をとってやっているシリウス。
いっそ席交代すればいいのに・・・・・・律儀なお坊っちゃんだこと・・・
「サクラ。かぼちゃジュースとってくれ」
「はいはい」
「サク、これおいしそうよ」
「ありがと、リリー」
わいわいと騒ぎながら食事を取って…なぜか。
あっという間に時間が過ぎ去っていた。
監督生に連れられて、動く階段を上り、グリフィンドール寮の目の前につれてこられる。
・・・あたし、これは迷う;
とても迷う;
・・・・・・地図作らなきゃ・・・
「・・・あ~・・・エヴァンス」
突然なにを言い出すんだ、この男は・・・・・・
「なに?ブラック・・・」
突然話しかけられたことにびっくりして振り向いたリリーに、シリウスが迷うように視線をさまよわせて・・・決心したようにリリーをまっすぐに見つめた。
「さっき、悪かった」
「え?」
「・・・列車の中で。俺の従姉たちが、馬鹿なこと言って、傷つけた・・・悪い」
「・・・あなたが謝ることじゃないわ」
「いや。一族の次期家長として・・・ああいう一族の暴言を止められなかったことも・・・あんな考え方を許したことも・・・申し訳ない」
あたしは、とても驚いていた。
そんな風に、謝るとは、正直思っていなかったから。
同時に、すごく、かっこいいと思った。
そんな風に謝ることの出来る、シリウスが。
「・・・気にしてないわ。ありがとう、シリウス」
リリーが、微笑む。
シリウスが、ほっとしたような顔をした。
「・・・・・・・・・・・・・」
ジェームズが。
ぽん、とシリウスの肩を叩いた。
「これから、よろしくな。シリウス」
「あ、ああ・・・・・」
ジェームズの突然の言葉に驚いたように眼を見張ったシリウスの耳が、ほんのりと赤く染まっていた。
あたしはグリフィンドールのテーブルに駆け寄った。そのまま、シリウスの正面に座る。
「よろしくね、シリウス」
「ああ・・・・・・」
「あら。まだボーっとしてるの?だいじょうぶ?」
「・・・・・・なんか、さ。・・・スリザリン以外に選ばれるなんて思ってなかったから…どうして良いのかわからないんだ」
ぷっ・・・
「笑うな!!」
ごめん。そこは笑うとこでしょう。
「あたし、言ったじゃない。スリザリンじゃないかもしれないわよって」
「・・・そうだな」
「あら。グリフィンドールに選ばれたことがうれしくないとでも?」
「うれしいさ・・・すごく、うれしいよ・・・・・・」
そうそう。人生前向きでなくちゃ。
あたしを見なさいよ。こんな目にあったって前向きに力強く生きてるじゃない。
「あのさ、・・・サクラ、お前・・・ひょっとして・・・・・・」
「なぁに?」
「・・・・・・なんでもない」
ちょっと。言いかけたことは最後まで言うものよ。気持ち悪いじゃないの。
「リリー・エヴァンス!」
「あ。リリーだ」
早くいらっしゃ~いvこれで7年間一緒ね!!
――――グリフィンドール!
「リリー!」
ぱたぱたと手を振れば、笑顔のリリーが駆け寄ってくる。
「一緒ね!」
「これからよろしくね!!」
両手を合わせてにっこり笑う。
「いいなぁ・・・和むなあ・・・かわいい女の子・・・」
「なんですって!?アーサー!?」
「・・・なんでもないよ、モリー・・・」
・・・アーサー・ウィーズリー・・・・モリー・・・そぉ。
「あなたと一緒でうれしいわwこれから仲良くしてね」
「こちらこそ、リリー!」
「・・・楽しそうだねえ」
気がつけば、ジェームズがあたしたちのテーブルにやってきていた。
「あら。なんでこっちに座るの?」
そう。ジェームズはわざわざあたしとリリーの並んでいる側に来ている。
思いっきりシリウスの隣が開いてるのに。
「・・・・・・別にいいだろう」
「ジェームズ」
あたしはにっこりと微笑んだ。
「さっき、あたしと約束したわよね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ぐっと詰まるジェームズ。
してやったり!
「シリウスの隣に座ってちょうだい。お・ね・が・いw」
お願いを一つ、何でも聞いてくれるっていったわよね?
そう視線に圧力を込めると、しぶしぶ、というようにシリウスの隣に座った。
居心地悪そうにシリウスもジェームズもお互いに身体を離そうとしている。
「ねえ、シリウス。お願いがあるの」
今度はぎくっとシリウスが身体をこわばらせた。
「ジェームズと仲良くしてちょうだい。お・ね・が・いw」
約束、したわよね?
嫌そうに隣を見たシリウスが顔をしかめる。
「これと、か?」
「これとか言うな。ブラック家のおぼっちゃん」
「おぼっちゃんとか言うな」
「これは失礼。王子さまの方がよろしかったですか?」
・・・そういえば、ブラック家って王家だとか言ってたんだっけ・・・・・・
「二人とも。忘れないでね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ふふん。あたしの言葉を一刀両断にしたのが悪いのよ。
「すごい・・・強いのね、サクラ…」
「違うわよ。この二人があたしの言うことを信じなくて言質をとられた結果だもの。あたしが強いんじゃなくて」
言葉をきって、正面に並んだ二人を見据えてにっこりと微笑んだ。
「この二人が弱いだけよ」
その時の二人の様子といったら。
とっても見ものだった。
ぐさあっとばかりにのけぞるジェームズ。
頭を抱えてぶつぶつと呟きだすシリウス。
まあ。素敵なリアクション。
「・・・気になったんだけどさ。ひょっとして、サクって・・・」
「なぁに?」
「・・・・・・こんなこと、聞くの失礼かもしれないけど、身内に心眼を持ったひと、いないかい?」
「あ、それ、俺も聞きたかったんだ」
さっき言いかけたことはそれかしら。
心眼・・・心眼・・・なんだったかしら、それ。
「なに?それ・・・」
「占い師の目・・・って違うみたいだな・・・・・・」
肩をすくめる二人の言葉をへ~と流して、あたしは新たにやってきたグリフィンドール生に拍手をする。
「リーマス!」
泣きそうになりながら走りよってきたぼろぼろの男の子にジェームズが目を丸くした。
「シリウス!よろしくね」
あれから少し仲良くなったらしい二人がしっかりと手を握り合う。
あらら。いやん。狼犬?犬狼?どっちでもいいけどあたしは鹿犬の方が好みよv
「よろしくな」
シリウスの右側は上級生。左側はジェームズ。
仕方なさそうにジェームズの隣に腰を下ろしたリーマスがうつむいて小さくなるようだった。
「ピーター・ペディグリュー」
その名前に、あたしは反応していた。
ウラギリモノ。
最低の・・・・・・デスイーター。
――――グリフィンドール!
なにかの間違いよ。
あんなやつがグリフィンドールだなんて。
「・・・・・・」
皆が拍手をして向かえる中で、あたしは一人、拍手をしなかった。
あんたを歓迎するつもりなんてない。
そういう、意思表示のつもりだった。
みていなさい。
絶対に、ジェームズとリリーは殺させない。
あんたの思い通りにはさせない。
絶対に――――
グリフィンドールは、あと女の子2人とフランク・ロングボトムとジョン・マッキノンの4人が選ばれ・・・組み分けは終わった。
女の子たちはアリス・フィールドとマギー・クロフォード。
どっちも、明るくて快活な女の子だった。
・・・あたし、異質かも・・・・・・
「男6人かぁ~・・・・・・」
・・・そう呟くフランクに、あたしは・・・少し気の毒になった。
この悪戯4人組と7年間付き合い続けるなんて・・・・・・
なんて不憫な・・・っw
「新入生たち、入学おめでとう!」
あ。「おじさま」だ。
う~ん・・・あの根性悪い姿は想像もつかないわねえ・・・
そして、あたしの目の前ではあいも変わらずジェームズとシリウスが気まずそうにそっぽを向いている。
シリウスの方はそんなにこだわりがなさそうなんだけれど…やっぱり、付き合いにくいのかしらねえ…。
なんだかとっても短いお話が終わり…ご馳走が目の前に広がった。
いや~日本の学校もこれぐらい短く手早く的確にお話を終わってほしいものよね。
「・・・・・・・ごちそう?」
ごめん。
これってごちそうなの?????????
イギリスって・・・・・・
目の前には鳥の足にじゃがいも・・・かぼちゃのスープにサラダ・・・・・・キドニーパイにプディング…
他色々。
でも、どっからどう見ても。
「日常食・・・・・・」
日本人の感覚で言うと、ご馳走って、色が華やかだったりこう…もうちょっと普段見慣れないものだったり……
「すごいご馳走ねえ」
ご馳走なんだ。
これでご馳走なんだ!!
あたしでも作れるっての!!
ああああああ;これからの食生活がめちゃめちゃ不安!!
ダンブルドアの家ではあたしがあるものでなんとな~く作ってたから気づかなかったわ・・・・・・
「リーマス。ぜんぜん食べてないだろ。ちゃんと食べろよ」
ジェームズを乗り越えるように食べ物をとってやっているシリウス。
いっそ席交代すればいいのに・・・・・・律儀なお坊っちゃんだこと・・・
「サクラ。かぼちゃジュースとってくれ」
「はいはい」
「サク、これおいしそうよ」
「ありがと、リリー」
わいわいと騒ぎながら食事を取って…なぜか。
あっという間に時間が過ぎ去っていた。
監督生に連れられて、動く階段を上り、グリフィンドール寮の目の前につれてこられる。
・・・あたし、これは迷う;
とても迷う;
・・・・・・地図作らなきゃ・・・
「・・・あ~・・・エヴァンス」
突然なにを言い出すんだ、この男は・・・・・・
「なに?ブラック・・・」
突然話しかけられたことにびっくりして振り向いたリリーに、シリウスが迷うように視線をさまよわせて・・・決心したようにリリーをまっすぐに見つめた。
「さっき、悪かった」
「え?」
「・・・列車の中で。俺の従姉たちが、馬鹿なこと言って、傷つけた・・・悪い」
「・・・あなたが謝ることじゃないわ」
「いや。一族の次期家長として・・・ああいう一族の暴言を止められなかったことも・・・あんな考え方を許したことも・・・申し訳ない」
あたしは、とても驚いていた。
そんな風に、謝るとは、正直思っていなかったから。
同時に、すごく、かっこいいと思った。
そんな風に謝ることの出来る、シリウスが。
「・・・気にしてないわ。ありがとう、シリウス」
リリーが、微笑む。
シリウスが、ほっとしたような顔をした。
「・・・・・・・・・・・・・」
ジェームズが。
ぽん、とシリウスの肩を叩いた。
「これから、よろしくな。シリウス」
「あ、ああ・・・・・」
ジェームズの突然の言葉に驚いたように眼を見張ったシリウスの耳が、ほんのりと赤く染まっていた。