2年生(親世代) 完結 (35話)
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7
親切かつ頭の良い友人は持つものです。はい。
ありがとう!!ジェームズ!シリウス!!リリー!!!
まーさーかー宿題がほんとに終わるなんて思っても見なかったわよ。
「だってさ、サクが宿題忘れたなんてことになったらグリフィンドールから点数引かれるだろ?」
「そうよ。みんなでやれば早いしね」
「なんで。そんなことになったらおじさまのせいにしたわよ」
ダンブルドアが全て悪いのよ。
「・・・は?」
「そういえば、サクの家族の話題って聞いたことないね。どんな人たち?」
「馬鹿ジェームズ。聞くなよ」
ぽこっと丸めた羊皮紙で叩いたシリウスの表情に、あたしは正直、きょとんとした。
・・・なんで?
ふつうに家族がいますけど。
今はちょっと遠く離れてるからダンブルドアにお世話になってるけどさー・・・・・・・・・。
あら?・・・なんか、忘れてるかも・・・。
「・・・キリュウ家は・・・」
「・・・・・・あ」
しまった、という顔で口を押さえたジェームズに謝られる。
・・・ごめん。よ、よくわかんない・・・・・・。
「なに?二人とも、変な顔して・・・」
リリーも不思議そうに首をかしげている。
・・・・・・・・・・・・・ん?待てよ。
「リリー。キリュウ家っていうのは、純血の名家の一つだ。元々は日本を本拠にしているが、イギリスから魔女が嫁いで、こちらとつながりが出来た」
・・・そ、そうでした・・・忘れてたよ・・・。
よかったー、変なこと口走らなくて・・・。
便利だからそういうことにしておこうっていってたのよね・・・
「日本?それって、東の端っこの島国よね?」
「そうよ、リリー。小さな島国」
「ちなみに場所は・・・」
ぽむっと出てきた世界地図をジェームズが杖を振って空中に貼り付ける。
「ここだ!」
「違うわ!!」
思わず突っ込んじゃったわよ・・・。
「え?違うの!?」
「それのどこが島よ!!思いっきり大陸でしょうが!しかもそこインドじゃないの!」
「あ、ここがインドなんだー」
「お前馬鹿だなー、ここだよ」
「あんたも違うっ」
そこはインドネシア!!
「わかったわ、ここね」
「リリー。それは、オーストラリア」
いい加減にしなさいよ?
ホグワーツにくる前になに習ってたのよ・・・。
「なにやってんだ、2年生の問題児組み」
「組!?」
いつのまにひとくくり!?
と、振り向くと、そこには先輩が一人。
・・・名前、忘れた。てへ。
「お、世界地図かー」
「サクの出身はどこだって言ってたんですよ」
「出身?アジア系だよな。中国か?」
「・・・日本です」
ちゅうごく・・・次は韓国とか言われたりして・・・。
自分の出身間違えられるって結構いやなものよ?
「日本・・・ああ、ここだな」
「すごい!正解!!」
「まかせろ」
へへん、と胸をはったその先輩が急にきらきらしくみえてきました!!
「へえ。こんなとこなんだー」
「ほんとに地図の端っこだよな」
それはね、イギリスだからだよ。日本だと日本が中心の地図だもの。
「そうだそうだ、ちょうど良かった。ここにそろっていてくれて」
「はい?」
なんだ、なんだ。
「僕はクィディッチチームのキャプテンなんだ。ポッタ-、ブラック。クィディッチチームに入らないか?二人がかなり飛べるってのは聞いてるし、ポッタ-は天性のシーカーってきいてるぞ」
「え?僕たちがクィディッチチームに!?」
思わず、というように立ち上がったジェームズが、ぱっと笑う。
「僕たち2年生なのに!」
「2年生でも、才能ある選手だ。それに、去年はシーカーとチェイサーとビーターが一人ずつ卒業しちゃったからね。今年はオーディションするつもりなんだよ。で、二人にも練習に参加して、その上でオーディションを受けてもらってチームに入ってもらおうかと」
「やる!やります!!」
「よかったわね、ジェームズ。シリウス」
そうかそうか。あのトロフィーって、ジェームズだけじゃなくてシリウスも一緒だったんだー。
DVDで静止させて目を皿のようにしたけどシリウスの名前もリーマスの名前も見つからなかったのよねー。
見えないところにあったのね。きっと。
「やったな!シリウス!僕たち一緒に選手だ!シリウスは絶対チェイサーに向いてるよ!」
あ、でも動体視力もいいからビーターでも・・・とつぶやくジェームズと名も無き先輩がそうだよな、と意気投合してますな。
「おめでとう、シリウス。頑張ってね」
笑いかけたシリウスは・・・・・・・・・え?
「ど、どうしたの?」
やけに怖い顔をしていた。
「俺は、やらない」
「シリウス?」
「なんだって?」
「断る。クィディッチをする気はない」
ええ!?
「ちょ、ちょっと待てよ、シリウス!クィディッチだぞ!?クィディッチチームなんだぞ!?」
「やらないと言った」
うそー・・・。
シリウスが断るなんて・・・。
面白そうだっていつもみたいに笑うと思ったのに。
「どうして、断るんだ?ブラック」
「個人的な都合です」
「それじゃ、納得できない。僕たちにとっても寮杯がかかってる大事なことなんだ」
「・・・では言い換えます。ブラック家の事情です」
う、と詰まった先輩が救いを求めるように周囲を見回しても、誰一人、助け舟を出そうとはしない。
ブラック家にはかかわるな。
それが、不文律でもあるかのように。
「シリウス、一緒にやろうよ」
「ジェームズ。悪いけどな、これだけは断る」
「なんで」
ジェームズにすら答えようとせず、シリウスは表情を全て消して、立ち上がった。
「ブラック!本当に受けないんだな!?」
「何度も言わせないでください。俺は断る、と言った」
「・・・勝手にしろ!!あとで入れてくださいっていっても入れてやらないからな!」
おい、やめろよ、という声が聞こえる。
だけど、あたしだって、気持ちはわかる。
シリウスは、本当にすごい飛び手なのだ。
ジェームズもそうだけれど、手足のように箒を操り、いともたやすくスピードをコントロールする。
ジェームズに比べたら、幾分乱暴にも感じられるけれど、シリウスはその分、スピードがある。
スピードを落とさないまま、障害物に突っ込んでいくのがシリウスの飛び方だ。
それに、授業ではクィディッチを楽しそうにやっていた。
嫌いなわけじゃ、ないと思うのに。
見守るあたしたちを見ることすらせずに、シリウスは無表情に談話室を去っていった。
親切かつ頭の良い友人は持つものです。はい。
ありがとう!!ジェームズ!シリウス!!リリー!!!
まーさーかー宿題がほんとに終わるなんて思っても見なかったわよ。
「だってさ、サクが宿題忘れたなんてことになったらグリフィンドールから点数引かれるだろ?」
「そうよ。みんなでやれば早いしね」
「なんで。そんなことになったらおじさまのせいにしたわよ」
ダンブルドアが全て悪いのよ。
「・・・は?」
「そういえば、サクの家族の話題って聞いたことないね。どんな人たち?」
「馬鹿ジェームズ。聞くなよ」
ぽこっと丸めた羊皮紙で叩いたシリウスの表情に、あたしは正直、きょとんとした。
・・・なんで?
ふつうに家族がいますけど。
今はちょっと遠く離れてるからダンブルドアにお世話になってるけどさー・・・・・・・・・。
あら?・・・なんか、忘れてるかも・・・。
「・・・キリュウ家は・・・」
「・・・・・・あ」
しまった、という顔で口を押さえたジェームズに謝られる。
・・・ごめん。よ、よくわかんない・・・・・・。
「なに?二人とも、変な顔して・・・」
リリーも不思議そうに首をかしげている。
・・・・・・・・・・・・・ん?待てよ。
「リリー。キリュウ家っていうのは、純血の名家の一つだ。元々は日本を本拠にしているが、イギリスから魔女が嫁いで、こちらとつながりが出来た」
・・・そ、そうでした・・・忘れてたよ・・・。
よかったー、変なこと口走らなくて・・・。
便利だからそういうことにしておこうっていってたのよね・・・
「日本?それって、東の端っこの島国よね?」
「そうよ、リリー。小さな島国」
「ちなみに場所は・・・」
ぽむっと出てきた世界地図をジェームズが杖を振って空中に貼り付ける。
「ここだ!」
「違うわ!!」
思わず突っ込んじゃったわよ・・・。
「え?違うの!?」
「それのどこが島よ!!思いっきり大陸でしょうが!しかもそこインドじゃないの!」
「あ、ここがインドなんだー」
「お前馬鹿だなー、ここだよ」
「あんたも違うっ」
そこはインドネシア!!
「わかったわ、ここね」
「リリー。それは、オーストラリア」
いい加減にしなさいよ?
ホグワーツにくる前になに習ってたのよ・・・。
「なにやってんだ、2年生の問題児組み」
「組!?」
いつのまにひとくくり!?
と、振り向くと、そこには先輩が一人。
・・・名前、忘れた。てへ。
「お、世界地図かー」
「サクの出身はどこだって言ってたんですよ」
「出身?アジア系だよな。中国か?」
「・・・日本です」
ちゅうごく・・・次は韓国とか言われたりして・・・。
自分の出身間違えられるって結構いやなものよ?
「日本・・・ああ、ここだな」
「すごい!正解!!」
「まかせろ」
へへん、と胸をはったその先輩が急にきらきらしくみえてきました!!
「へえ。こんなとこなんだー」
「ほんとに地図の端っこだよな」
それはね、イギリスだからだよ。日本だと日本が中心の地図だもの。
「そうだそうだ、ちょうど良かった。ここにそろっていてくれて」
「はい?」
なんだ、なんだ。
「僕はクィディッチチームのキャプテンなんだ。ポッタ-、ブラック。クィディッチチームに入らないか?二人がかなり飛べるってのは聞いてるし、ポッタ-は天性のシーカーってきいてるぞ」
「え?僕たちがクィディッチチームに!?」
思わず、というように立ち上がったジェームズが、ぱっと笑う。
「僕たち2年生なのに!」
「2年生でも、才能ある選手だ。それに、去年はシーカーとチェイサーとビーターが一人ずつ卒業しちゃったからね。今年はオーディションするつもりなんだよ。で、二人にも練習に参加して、その上でオーディションを受けてもらってチームに入ってもらおうかと」
「やる!やります!!」
「よかったわね、ジェームズ。シリウス」
そうかそうか。あのトロフィーって、ジェームズだけじゃなくてシリウスも一緒だったんだー。
DVDで静止させて目を皿のようにしたけどシリウスの名前もリーマスの名前も見つからなかったのよねー。
見えないところにあったのね。きっと。
「やったな!シリウス!僕たち一緒に選手だ!シリウスは絶対チェイサーに向いてるよ!」
あ、でも動体視力もいいからビーターでも・・・とつぶやくジェームズと名も無き先輩がそうだよな、と意気投合してますな。
「おめでとう、シリウス。頑張ってね」
笑いかけたシリウスは・・・・・・・・・え?
「ど、どうしたの?」
やけに怖い顔をしていた。
「俺は、やらない」
「シリウス?」
「なんだって?」
「断る。クィディッチをする気はない」
ええ!?
「ちょ、ちょっと待てよ、シリウス!クィディッチだぞ!?クィディッチチームなんだぞ!?」
「やらないと言った」
うそー・・・。
シリウスが断るなんて・・・。
面白そうだっていつもみたいに笑うと思ったのに。
「どうして、断るんだ?ブラック」
「個人的な都合です」
「それじゃ、納得できない。僕たちにとっても寮杯がかかってる大事なことなんだ」
「・・・では言い換えます。ブラック家の事情です」
う、と詰まった先輩が救いを求めるように周囲を見回しても、誰一人、助け舟を出そうとはしない。
ブラック家にはかかわるな。
それが、不文律でもあるかのように。
「シリウス、一緒にやろうよ」
「ジェームズ。悪いけどな、これだけは断る」
「なんで」
ジェームズにすら答えようとせず、シリウスは表情を全て消して、立ち上がった。
「ブラック!本当に受けないんだな!?」
「何度も言わせないでください。俺は断る、と言った」
「・・・勝手にしろ!!あとで入れてくださいっていっても入れてやらないからな!」
おい、やめろよ、という声が聞こえる。
だけど、あたしだって、気持ちはわかる。
シリウスは、本当にすごい飛び手なのだ。
ジェームズもそうだけれど、手足のように箒を操り、いともたやすくスピードをコントロールする。
ジェームズに比べたら、幾分乱暴にも感じられるけれど、シリウスはその分、スピードがある。
スピードを落とさないまま、障害物に突っ込んでいくのがシリウスの飛び方だ。
それに、授業ではクィディッチを楽しそうにやっていた。
嫌いなわけじゃ、ないと思うのに。
見守るあたしたちを見ることすらせずに、シリウスは無表情に談話室を去っていった。