2年生(親世代) 完結 (35話)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
5
「・・・悔しいのう」
「・・・・・・開口一番けんか売ってんですか」
ガーゴイル像を通り抜けた第一声は、それだった。
しかも。うらめしげーにいじけたふりで暗雲背負って。
なに遊んでんのよ、ダンブルドア。
「だってのー・・・ひと夏かけてもちゃんとしゃべれるようにならんかったとはのー・・・」
おいおい、と泣く振り。
・・いつもと違ってとってもわざとらしいです。
「はいはい、お芝居いいから。そろそろ呼んだ本題を・・・」
してくれませんかねえ??
「演技に見えるかの?」
「見える」
「・・・そうか」
「さてはさっきのダメージですか」
さしものダンブルドアもアレには勝てなかったか・・・。
「・・・・・・・あれはすごかった」
うん。
「最後にワシにウィンクしおったぞ」
「・・・さいですか」
お気の毒に。
「ま、それはいいんじゃがの。翻訳魔法のことじゃが」
「ああ、はいはい」
「効力が短くての、物に宿すのも難しい魔法じゃ。そこで、1週間に1度かけなおす」
「・・・そういうこと、家でいおうよ・・・」
「言う暇なかったんじゃもん」
・・・じゃもんってなんだ、じゃもんって。
「ただ、自分で習得する努力は続けること」
「了解」
少しは英語わかるようになったしね。
この際だからしゃべれるようになって帰るのもいいかも!
英検あったら就職に有利だし!!
「そういえばね、ダンブルドア」
「なんじゃ?」
「シリウスなんだけどさー」
「あ?あの子がどうかしたんか?」
ちょーっと気になったのよね。
さっきの組み分けのときの言動が。
「あれさ、シリウス狙ってるのかなーと思ったんだけど、ダンブルドアどう思った?」
「…レギュラス・ブラックとナルシッサ・ブラックへの発言じゃな?」
そうそう。あのやたら厳しい口調といい、シリウスらしくない冷たい声といい。
なんか、どっちかというとスリザリン的っていうかさ…。
「あれは、あの家に求められている『シリウス・ブラック』なんじゃろうな」
「だと思うわよ」
つくづく、あの家はシリウスの性格に合わないと思う。
あたしの知ってるシリウスは、いつだってまっすぐで駆け引きとか、嫌がるタイプだもの。
「ベラトリクスがいなくなったからの」
「あ、やっぱりそう思う?」
「シリウスはブラック家としては軽んじられておる、と言って良い。本来、もっと遠巻きにされて取り巻きがつくのが当たり前じゃからの」
ああ、去年のベラみたいに。
というか、一回あったわよね、シリウスも。
プリンスとか呼ばれてたし。
・・・・・・・・・ダメだ。思い出すだけで笑える・・・。
「次期当主としての地位を顕示するように見えたな、あの言動は」
「ダンブルドアもそう思うってコトは、それであってそうね…。シリウスも大変だ」
「そりゃそうじゃ。なにしろあの家の当主だからのう・・・」
そこまで言われる家ってのもいやな感じ・・・。
「相談にのってやってるのじゃろう?」
おんや。知ってたんだ。
「時々、ね。落ち込むとあの子夜中に高いとこ上るから」
「…そうか」
相談というより、愚痴きいてるだけって感じだけどさ。
「これからも聞いてやるといい。話を打ち明けられる相手というのは、とても貴重なものじゃよ」
「・・・そうね」
話を黙って聞いてくれる、というのは・・・とても、うれしいことだと思うから。
でもね・・・あたしの世界じゃない、この世界で…。
シリウスたちと付き合うのは、なによりも、あたし自身を支えてくれていること。
シリウスのためじゃ、ないのよ。
彼らと話をすることで、少しでも…支えとなれることをすることで・・・
ルシウスでも、セブルスでも、シリウスでも…ベラトリクスでもいい。
誰かに必要とされなければ、好意を持ってもらわなければ、あたしは・・・ここにいられない。
必要とされることで、少しでも役にたつことで、ここにいてもいいんだって、言い聞かせてる。
足元が、まるで崖みたいで。
確かな足場を持っていないあたしは、ただ黙ってここに存在していることが怖い。
否定されてしまえば、嫌われてしまえば・・・・・・
ここにいることが、許されなくなるような気がして。
ここは、あたしの生まれた世界じゃない。
生まれ育った世界じゃない。
どうしてここにきたのかもわからない。
いつまでいることができるのかも。
自分が立っている場所が、ひどく不安定に思えて。
だから、肯定してほしいんだ。
ここにいていいよ、と。
そういってくれるように・・・みんなに好かれようとしてる。
それが悪いわけではないと思うけど。
打算のない子どもたちを前に打算だらけの自分がいやになることもあるのは確かだ。
「・・・どうかしたかね?」
「なんでもないわ。・・・あたしは、あたしにできることをするだけよ・・・」
なんとなく、重苦しい気分になって校長室を後にする。
忙しいとこんなことを考える暇もなくなるからいいんだけど・・・。
どうも、ね。年のせいかしら。余計なこと考えちゃうのよね・・・。
ありゃ?ふくろうさんが一匹ー。
こんな夜中に??
ばっさばっさとでっかい翼をはためかせてきた大型フクロウがあたしの肩にのしかかった。
お、重い・・・・・・。
「・・・ご苦労様」
ぴらん、と裏返して差出人はー・・・・・・・。
ぴしっと、あたしは凍りついた。
差出人が。
「・・・もう会えないとか、会えたらいいわね、とか・・・そんなこと言ってたのにねえ・・・」
こんなに早く手紙が来るとは。
なんかあったんだろうか。
『
Dear My Friend!
Hi!元気かしら?サク。
わたくしは偉大なるお方に元気にお仕えしていてよ。
今日から新学期よね?ホグワーツはどうかしら。
あなたのいない学期末はそれはそれは寂しかったのよ?
今日からまたスリザリンもにぎやかになるわね。
ナルシッサが失礼なことをしたらすぐに手紙をちょうだい。しっかり怒ってあげるわ。
レギュラスが入学したはずなのよ。
あなたと仲良くなれるといいのだけれど。
それじゃあまた手紙を書くわね。
あなたもお返事ちょうだいね。
From Bella 』
…あの、ですね。
文通ですか。
というか、これが闇の陣営から出す手紙の内容か・・・。
そもそもこんなキャラだったか・・・ベラトリクスって。
つくづくブラック家ってわからーん!!!!
「・・・悔しいのう」
「・・・・・・開口一番けんか売ってんですか」
ガーゴイル像を通り抜けた第一声は、それだった。
しかも。うらめしげーにいじけたふりで暗雲背負って。
なに遊んでんのよ、ダンブルドア。
「だってのー・・・ひと夏かけてもちゃんとしゃべれるようにならんかったとはのー・・・」
おいおい、と泣く振り。
・・いつもと違ってとってもわざとらしいです。
「はいはい、お芝居いいから。そろそろ呼んだ本題を・・・」
してくれませんかねえ??
「演技に見えるかの?」
「見える」
「・・・そうか」
「さてはさっきのダメージですか」
さしものダンブルドアもアレには勝てなかったか・・・。
「・・・・・・・あれはすごかった」
うん。
「最後にワシにウィンクしおったぞ」
「・・・さいですか」
お気の毒に。
「ま、それはいいんじゃがの。翻訳魔法のことじゃが」
「ああ、はいはい」
「効力が短くての、物に宿すのも難しい魔法じゃ。そこで、1週間に1度かけなおす」
「・・・そういうこと、家でいおうよ・・・」
「言う暇なかったんじゃもん」
・・・じゃもんってなんだ、じゃもんって。
「ただ、自分で習得する努力は続けること」
「了解」
少しは英語わかるようになったしね。
この際だからしゃべれるようになって帰るのもいいかも!
英検あったら就職に有利だし!!
「そういえばね、ダンブルドア」
「なんじゃ?」
「シリウスなんだけどさー」
「あ?あの子がどうかしたんか?」
ちょーっと気になったのよね。
さっきの組み分けのときの言動が。
「あれさ、シリウス狙ってるのかなーと思ったんだけど、ダンブルドアどう思った?」
「…レギュラス・ブラックとナルシッサ・ブラックへの発言じゃな?」
そうそう。あのやたら厳しい口調といい、シリウスらしくない冷たい声といい。
なんか、どっちかというとスリザリン的っていうかさ…。
「あれは、あの家に求められている『シリウス・ブラック』なんじゃろうな」
「だと思うわよ」
つくづく、あの家はシリウスの性格に合わないと思う。
あたしの知ってるシリウスは、いつだってまっすぐで駆け引きとか、嫌がるタイプだもの。
「ベラトリクスがいなくなったからの」
「あ、やっぱりそう思う?」
「シリウスはブラック家としては軽んじられておる、と言って良い。本来、もっと遠巻きにされて取り巻きがつくのが当たり前じゃからの」
ああ、去年のベラみたいに。
というか、一回あったわよね、シリウスも。
プリンスとか呼ばれてたし。
・・・・・・・・・ダメだ。思い出すだけで笑える・・・。
「次期当主としての地位を顕示するように見えたな、あの言動は」
「ダンブルドアもそう思うってコトは、それであってそうね…。シリウスも大変だ」
「そりゃそうじゃ。なにしろあの家の当主だからのう・・・」
そこまで言われる家ってのもいやな感じ・・・。
「相談にのってやってるのじゃろう?」
おんや。知ってたんだ。
「時々、ね。落ち込むとあの子夜中に高いとこ上るから」
「…そうか」
相談というより、愚痴きいてるだけって感じだけどさ。
「これからも聞いてやるといい。話を打ち明けられる相手というのは、とても貴重なものじゃよ」
「・・・そうね」
話を黙って聞いてくれる、というのは・・・とても、うれしいことだと思うから。
でもね・・・あたしの世界じゃない、この世界で…。
シリウスたちと付き合うのは、なによりも、あたし自身を支えてくれていること。
シリウスのためじゃ、ないのよ。
彼らと話をすることで、少しでも…支えとなれることをすることで・・・
ルシウスでも、セブルスでも、シリウスでも…ベラトリクスでもいい。
誰かに必要とされなければ、好意を持ってもらわなければ、あたしは・・・ここにいられない。
必要とされることで、少しでも役にたつことで、ここにいてもいいんだって、言い聞かせてる。
足元が、まるで崖みたいで。
確かな足場を持っていないあたしは、ただ黙ってここに存在していることが怖い。
否定されてしまえば、嫌われてしまえば・・・・・・
ここにいることが、許されなくなるような気がして。
ここは、あたしの生まれた世界じゃない。
生まれ育った世界じゃない。
どうしてここにきたのかもわからない。
いつまでいることができるのかも。
自分が立っている場所が、ひどく不安定に思えて。
だから、肯定してほしいんだ。
ここにいていいよ、と。
そういってくれるように・・・みんなに好かれようとしてる。
それが悪いわけではないと思うけど。
打算のない子どもたちを前に打算だらけの自分がいやになることもあるのは確かだ。
「・・・どうかしたかね?」
「なんでもないわ。・・・あたしは、あたしにできることをするだけよ・・・」
なんとなく、重苦しい気分になって校長室を後にする。
忙しいとこんなことを考える暇もなくなるからいいんだけど・・・。
どうも、ね。年のせいかしら。余計なこと考えちゃうのよね・・・。
ありゃ?ふくろうさんが一匹ー。
こんな夜中に??
ばっさばっさとでっかい翼をはためかせてきた大型フクロウがあたしの肩にのしかかった。
お、重い・・・・・・。
「・・・ご苦労様」
ぴらん、と裏返して差出人はー・・・・・・・。
ぴしっと、あたしは凍りついた。
差出人が。
「・・・もう会えないとか、会えたらいいわね、とか・・・そんなこと言ってたのにねえ・・・」
こんなに早く手紙が来るとは。
なんかあったんだろうか。
『
Dear My Friend!
Hi!元気かしら?サク。
わたくしは偉大なるお方に元気にお仕えしていてよ。
今日から新学期よね?ホグワーツはどうかしら。
あなたのいない学期末はそれはそれは寂しかったのよ?
今日からまたスリザリンもにぎやかになるわね。
ナルシッサが失礼なことをしたらすぐに手紙をちょうだい。しっかり怒ってあげるわ。
レギュラスが入学したはずなのよ。
あなたと仲良くなれるといいのだけれど。
それじゃあまた手紙を書くわね。
あなたもお返事ちょうだいね。
From Bella 』
…あの、ですね。
文通ですか。
というか、これが闇の陣営から出す手紙の内容か・・・。
そもそもこんなキャラだったか・・・ベラトリクスって。
つくづくブラック家ってわからーん!!!!