2年生(親世代) 完結 (35話)
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2
「・・・いい加減にしろよ?」
「ふん」
知ったこっちゃないわよ。
「だからな・・・二人とも、いつまでそうやってるつもりだ」
「僕は悪くありません」
「あたしは何もしてないわ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
苦い顔でため息をつくシリウスがジーザス、とつぶやく。
「二人とも。俺が優しい顔をしているうちにおとなしく仲良くしたほうがいいぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なによ、なによ。シリウスのくせにー!!
なんでそんなこと・・・!
「サクラ」
「・・・・・・・・・・・・・・はぁい」
「レギュラス」
「・・・はい、兄上」
「どうするんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ちらり、と様子を伺えば、シリウス越しにレギュラスもこっちを伺っている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・でも、さぁ・・・。
「そうか」
ぎょっとしたのは、あたしとレギュラス、たぶん同時だったと思う。
「よくわかった」
まてまてまて!!
なにゆえに立ち上がる!?
「ごめんなさい!」
「仲良くします!!」
そう言ってローブの袖を両側から同時に捕まえたあたしたちに、シリウスはにっこりと、冷え冷えとするような笑顔を向けた。
「本当だな?」
「・・・うん」
「はい・・・」
「よし」
ぽんぽん、と頭をたたいたシリウスが見慣れた笑顔を浮かべてくれて。
ほっとした。
・・・あれ?おかしい。
シリウスなのにヘタレてないよ!!
なんで!?
しかも、なんであたし謝ってんの!?ヘタレ犬相手に!!
ダンブルドア相手でもこんなに素直に謝らないわよ!?あたし!!
「シリウスのくせに・・・」
「なんだそりゃ。お前なあ・・・」
しょうがねえやつ、と気軽にあたしの頭をたたく様子に、なにかが引っかかった。
「・・・シリウスくんや」
「なんだ?」
「・・・あんたなに背のびてんのよ!なにげにあたしを追い越してんじゃないわよ!!ムカつくー!!」
おかしいと思ったのよー!なんであたしが一方的に見下ろされてんのさー!!
「いてっ!そんなの不可抗力だろうが。大体お前ちっちゃいんだから仕方ないだろ」
ち、ちっちゃいって言ったわねえ!?
あたしは普通だー!!あんたたちイギリス人がでかすぎるのよー!
「悪魔!兄上になんてことをー!!」
「悪魔言うな」
「お前なんか悪魔で十分だ」
「なんですってえ?」
ほんっとむかつくわねー。このがきんちょ。
「・・・二人とも。さっき、俺が言ったことを覚えているよな?」
「・・・・・・はい」
おかしい!!ほんっとにシリウスがヘタレじゃないよ!!
なんの奇跡だ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのさあ」
ん?
「僕たち、いつ入っていいかなあ」
・・・・・・いつからそこにいらっしゃいましたか。ジェームズ・ポッタ-さん。
「やあ!これがシリウスの弟か!」
「何か御用ですか?」
「うんうん。このクソ生意気さ。かわいくないねえ」
「そうよねえ?」
誰だってそう思うだろう!!
「でもさあ、まんま去年のシリウスだよねえ」
「ほんとに似てるね!」
レギュラスをかまおうと手を伸ばして払われているジェームズと、感心しきっているピーター。
・・・ん?なんか足りないぞー?
「あら、そういえばリーマスは?」
「リーマス?なんでも少し遅れるって言ってたよ。ああ、でもひょっとしたら組み分けのあたりで会えるかも」
あ、なるほどねー。
満月期だったものね。昨日。
もう叫びの屋敷にいるってことか。
「サクさっきリリーたちが君のこと探してたよ?」
「ええ?ほんと?」
「うん。君の姿が見えないって。それで探してたらさあ」
ああ、さっきの騒ぎだったわけね。
「そうそう。だから後で顔だしてあげてくれよ」
「わかったわ。後で行ってくる」
さあて、どこのコンパートメントかしら。
みんな元気かなあ。
ジェームズたちと遊ぶのは確かに楽しいけど、女の子たちと一緒にいるほうが楽しいのよね。
・・・正直に言えば・・・はるかに年下の女の子たちに囲まれてるのって、多少居心地悪かったりするけど・・・。
なんていうの?年齢を感じさせられるのよね…。
恋愛とか、アイドルとか、そういう話になると特に・・・。
あたしって、ヨゴレてるなあ…。
「さすがですね、兄上」
「ん?」
シリウスの腕にしがみついてジェームズの手をよけていたレギュラスがにっこりと笑ってそんなことを言い出した。
「グリフィンドールというのは気にくわないですが、血筋正しいものたちとだけ付き合っているんだってわかって、とってもうれしいです!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
「混血や穢れた血なんて、付き合ってやる価値すらありませんよ」
まあ、混血でも正しい血筋を尊敬しているものならいいですけど、なんて言うレギュラスに、ジェームズもピーターもかっくんと顎が落ちている。
・・・こりゃあ、シリウスと同じ顔で言われるのは・・・強烈だわ・・・。
見事な純血主義だ・・・。
「・・・ラス」
「父上も母上も変な心配なんてなさる必要ありませんのに。ねえ?兄上」
苦い顔でぽん、と弟の頭の上に手を載せたシリウスがごめん、というようにあたしたちに目配せをした。
いやあ・・・。うん。
ベラトリクスとかさ、ナルシッサとかさ。
同じ一族だって知ってたけど。
やっぱり・・・こういう発言を堂々と当たり前のようにシリウスと同じ顔でされると衝撃だわ。
だけどさあ。
「まあ、かわいいお口」
「は?」
バカじゃないか、この女、とくっきりと書いたレギュラスの顔は・・・直後に思いっきりゆがんだ。
「いひゃいいひゃいいひゃはにふるんひゃ!!」
「よくのびるわねーどこまでのびるかしらねー」
「サクラ!?」
言って良いことと悪いことって、やっぱりあるわよねえ?
「どこまで伸びたら、そう言う生意気なお口をきいてはいけませんってわかるかしらー」
「あきゅみゃー!!!!」
「シリウスにそっくりの綺麗な顔を伸ばすのは忍びないんだけど」
「ひゃめほー!!!!」
「でも、やっぱりやっていいことと悪いことは先輩が身をもって教えてあげなくちゃいけないわよねー」
「にゃにうって・・・!」
「あらあら。まだごめんなさいの一言が聞こえてこないわねー」
「レギュラス。悪いことは言わない。素直に謝っとけ」
ほらほら。あなたのお兄様も今回ばっかりは味方じゃないわよう?
「ごめんなひゃい」
「よろしい」
ぷにょん、と元に戻った顔をなでているレギュラス。
・・・かわいい。
写真とって残したいかもー。
あ、それいいかも。
将来ハリーたちにほらほらーと見せてからかいのネタにするのも一興よねー。
と、がらっと、コンパートメントの扉が開いた。
「こちらにいらっしゃられたか。レギュラス殿」
「セブちゃんー!!」
ぐわし。
「ひっさしぶりー!」
「な、な、な、なんだお前は!!いきなり何をする!?」
え?ちょっと抱きついただけ。
「元気だった?あいっかわらず病人みたいな顔色ねー」
「放せ!お前はまったく変わらんな!!少しは成長しろ!」
「はっはっは。やなこった」
やあ!この反応も久しぶりー!!
戻ってきたなーって実感するわね!!
「何をじゃれて遊んでいる。スネイプ」
・・・おい。
今呼び捨てにしたの、誰・・・。
「失礼。この女がふざけるもので」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あしらえ、とはいえなかったらしい。
あたしから巧妙に視線をそらし、なるべく身体が触れないように曲芸のような格好をしながらシリウスの手をひっぱりつつ、コンパートメントを出る。
「お迎えにあがった。レギュラス殿。戻られよ。レディ・ナルシッサやサー・ルシウスがお待ちです」
「ふん。シシーやルシウスが待っていようと待っていまいと本家の僕に何の関係もないが、確かにそろそろ戻ったほうが良いようだな」
・・・えっらそーだな。レギュラスくん。
また引っ張ってあげましょうか?
あたしの視線に、ぱっとシリウスの背中に隠れるレギュラス。
・・・甘い。あたしはシリウスの後ろだろうとやるときはやる。
・・・でも、今は見逃してやろう!!
「兄上、戻りましょう。学校までは一緒にいてくださるお約束でしょう?」
「・・・そうだな。そろそろ制服にも着替えないと・・・」
・・・なんて言うんだろう。
去年、シリウスがヘタレなのとベラトリクスがえらそーだったせいで実感なかったんだけど。
ブラック本家って偉かったんだ!!
セブちゃんが低姿勢だよ!!
レギュラスがナルシッサはおろか、ルシウスまであっさりあしらってるよ!!
「おい、スネイプ。僕と兄上の荷物は運んであるんだろうな?」
「はい、コンパートメントに用意してあります」
「当然だな。お前に僕の荷物を持たせてやるんだ。ありがたく思え」
「あんた、ちょっと・・・その言い方・・・!」
「別にいいだろ。どうせスニベルスなんだし」
「シリウス・・・っ」
あんたまでー!!
「あ、そうだ。なんか騒がしくて忘れそうだったけどさ。シリウス、あれは予定通りだよ」
「お、そうか?」
「準備もばっちり。あとで広間に行く前に打ち合わせだ」
「了解。じゃ、また後でなー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ジェームズ君?」
「なんだい?」
「何をたくらんでるのかな?」
「それはナイショ」
ナイショじゃない。
何をやらかす気さ。
「さて、僕たちも着替えてくるよ。いこう、ピーター」
「うん」
「ああ、そうだ。今日の組み分けはぜひ楽しみにしていてくれたまえ!」
「は?」
なーんかすっごくやな予感。
「忘れられない一日になるよ!」
「・・・いい加減にしろよ?」
「ふん」
知ったこっちゃないわよ。
「だからな・・・二人とも、いつまでそうやってるつもりだ」
「僕は悪くありません」
「あたしは何もしてないわ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
苦い顔でため息をつくシリウスがジーザス、とつぶやく。
「二人とも。俺が優しい顔をしているうちにおとなしく仲良くしたほうがいいぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なによ、なによ。シリウスのくせにー!!
なんでそんなこと・・・!
「サクラ」
「・・・・・・・・・・・・・・はぁい」
「レギュラス」
「・・・はい、兄上」
「どうするんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ちらり、と様子を伺えば、シリウス越しにレギュラスもこっちを伺っている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・でも、さぁ・・・。
「そうか」
ぎょっとしたのは、あたしとレギュラス、たぶん同時だったと思う。
「よくわかった」
まてまてまて!!
なにゆえに立ち上がる!?
「ごめんなさい!」
「仲良くします!!」
そう言ってローブの袖を両側から同時に捕まえたあたしたちに、シリウスはにっこりと、冷え冷えとするような笑顔を向けた。
「本当だな?」
「・・・うん」
「はい・・・」
「よし」
ぽんぽん、と頭をたたいたシリウスが見慣れた笑顔を浮かべてくれて。
ほっとした。
・・・あれ?おかしい。
シリウスなのにヘタレてないよ!!
なんで!?
しかも、なんであたし謝ってんの!?ヘタレ犬相手に!!
ダンブルドア相手でもこんなに素直に謝らないわよ!?あたし!!
「シリウスのくせに・・・」
「なんだそりゃ。お前なあ・・・」
しょうがねえやつ、と気軽にあたしの頭をたたく様子に、なにかが引っかかった。
「・・・シリウスくんや」
「なんだ?」
「・・・あんたなに背のびてんのよ!なにげにあたしを追い越してんじゃないわよ!!ムカつくー!!」
おかしいと思ったのよー!なんであたしが一方的に見下ろされてんのさー!!
「いてっ!そんなの不可抗力だろうが。大体お前ちっちゃいんだから仕方ないだろ」
ち、ちっちゃいって言ったわねえ!?
あたしは普通だー!!あんたたちイギリス人がでかすぎるのよー!
「悪魔!兄上になんてことをー!!」
「悪魔言うな」
「お前なんか悪魔で十分だ」
「なんですってえ?」
ほんっとむかつくわねー。このがきんちょ。
「・・・二人とも。さっき、俺が言ったことを覚えているよな?」
「・・・・・・はい」
おかしい!!ほんっとにシリウスがヘタレじゃないよ!!
なんの奇跡だ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのさあ」
ん?
「僕たち、いつ入っていいかなあ」
・・・・・・いつからそこにいらっしゃいましたか。ジェームズ・ポッタ-さん。
「やあ!これがシリウスの弟か!」
「何か御用ですか?」
「うんうん。このクソ生意気さ。かわいくないねえ」
「そうよねえ?」
誰だってそう思うだろう!!
「でもさあ、まんま去年のシリウスだよねえ」
「ほんとに似てるね!」
レギュラスをかまおうと手を伸ばして払われているジェームズと、感心しきっているピーター。
・・・ん?なんか足りないぞー?
「あら、そういえばリーマスは?」
「リーマス?なんでも少し遅れるって言ってたよ。ああ、でもひょっとしたら組み分けのあたりで会えるかも」
あ、なるほどねー。
満月期だったものね。昨日。
もう叫びの屋敷にいるってことか。
「サクさっきリリーたちが君のこと探してたよ?」
「ええ?ほんと?」
「うん。君の姿が見えないって。それで探してたらさあ」
ああ、さっきの騒ぎだったわけね。
「そうそう。だから後で顔だしてあげてくれよ」
「わかったわ。後で行ってくる」
さあて、どこのコンパートメントかしら。
みんな元気かなあ。
ジェームズたちと遊ぶのは確かに楽しいけど、女の子たちと一緒にいるほうが楽しいのよね。
・・・正直に言えば・・・はるかに年下の女の子たちに囲まれてるのって、多少居心地悪かったりするけど・・・。
なんていうの?年齢を感じさせられるのよね…。
恋愛とか、アイドルとか、そういう話になると特に・・・。
あたしって、ヨゴレてるなあ…。
「さすがですね、兄上」
「ん?」
シリウスの腕にしがみついてジェームズの手をよけていたレギュラスがにっこりと笑ってそんなことを言い出した。
「グリフィンドールというのは気にくわないですが、血筋正しいものたちとだけ付き合っているんだってわかって、とってもうれしいです!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
「混血や穢れた血なんて、付き合ってやる価値すらありませんよ」
まあ、混血でも正しい血筋を尊敬しているものならいいですけど、なんて言うレギュラスに、ジェームズもピーターもかっくんと顎が落ちている。
・・・こりゃあ、シリウスと同じ顔で言われるのは・・・強烈だわ・・・。
見事な純血主義だ・・・。
「・・・ラス」
「父上も母上も変な心配なんてなさる必要ありませんのに。ねえ?兄上」
苦い顔でぽん、と弟の頭の上に手を載せたシリウスがごめん、というようにあたしたちに目配せをした。
いやあ・・・。うん。
ベラトリクスとかさ、ナルシッサとかさ。
同じ一族だって知ってたけど。
やっぱり・・・こういう発言を堂々と当たり前のようにシリウスと同じ顔でされると衝撃だわ。
だけどさあ。
「まあ、かわいいお口」
「は?」
バカじゃないか、この女、とくっきりと書いたレギュラスの顔は・・・直後に思いっきりゆがんだ。
「いひゃいいひゃいいひゃはにふるんひゃ!!」
「よくのびるわねーどこまでのびるかしらねー」
「サクラ!?」
言って良いことと悪いことって、やっぱりあるわよねえ?
「どこまで伸びたら、そう言う生意気なお口をきいてはいけませんってわかるかしらー」
「あきゅみゃー!!!!」
「シリウスにそっくりの綺麗な顔を伸ばすのは忍びないんだけど」
「ひゃめほー!!!!」
「でも、やっぱりやっていいことと悪いことは先輩が身をもって教えてあげなくちゃいけないわよねー」
「にゃにうって・・・!」
「あらあら。まだごめんなさいの一言が聞こえてこないわねー」
「レギュラス。悪いことは言わない。素直に謝っとけ」
ほらほら。あなたのお兄様も今回ばっかりは味方じゃないわよう?
「ごめんなひゃい」
「よろしい」
ぷにょん、と元に戻った顔をなでているレギュラス。
・・・かわいい。
写真とって残したいかもー。
あ、それいいかも。
将来ハリーたちにほらほらーと見せてからかいのネタにするのも一興よねー。
と、がらっと、コンパートメントの扉が開いた。
「こちらにいらっしゃられたか。レギュラス殿」
「セブちゃんー!!」
ぐわし。
「ひっさしぶりー!」
「な、な、な、なんだお前は!!いきなり何をする!?」
え?ちょっと抱きついただけ。
「元気だった?あいっかわらず病人みたいな顔色ねー」
「放せ!お前はまったく変わらんな!!少しは成長しろ!」
「はっはっは。やなこった」
やあ!この反応も久しぶりー!!
戻ってきたなーって実感するわね!!
「何をじゃれて遊んでいる。スネイプ」
・・・おい。
今呼び捨てにしたの、誰・・・。
「失礼。この女がふざけるもので」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あしらえ、とはいえなかったらしい。
あたしから巧妙に視線をそらし、なるべく身体が触れないように曲芸のような格好をしながらシリウスの手をひっぱりつつ、コンパートメントを出る。
「お迎えにあがった。レギュラス殿。戻られよ。レディ・ナルシッサやサー・ルシウスがお待ちです」
「ふん。シシーやルシウスが待っていようと待っていまいと本家の僕に何の関係もないが、確かにそろそろ戻ったほうが良いようだな」
・・・えっらそーだな。レギュラスくん。
また引っ張ってあげましょうか?
あたしの視線に、ぱっとシリウスの背中に隠れるレギュラス。
・・・甘い。あたしはシリウスの後ろだろうとやるときはやる。
・・・でも、今は見逃してやろう!!
「兄上、戻りましょう。学校までは一緒にいてくださるお約束でしょう?」
「・・・そうだな。そろそろ制服にも着替えないと・・・」
・・・なんて言うんだろう。
去年、シリウスがヘタレなのとベラトリクスがえらそーだったせいで実感なかったんだけど。
ブラック本家って偉かったんだ!!
セブちゃんが低姿勢だよ!!
レギュラスがナルシッサはおろか、ルシウスまであっさりあしらってるよ!!
「おい、スネイプ。僕と兄上の荷物は運んであるんだろうな?」
「はい、コンパートメントに用意してあります」
「当然だな。お前に僕の荷物を持たせてやるんだ。ありがたく思え」
「あんた、ちょっと・・・その言い方・・・!」
「別にいいだろ。どうせスニベルスなんだし」
「シリウス・・・っ」
あんたまでー!!
「あ、そうだ。なんか騒がしくて忘れそうだったけどさ。シリウス、あれは予定通りだよ」
「お、そうか?」
「準備もばっちり。あとで広間に行く前に打ち合わせだ」
「了解。じゃ、また後でなー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ジェームズ君?」
「なんだい?」
「何をたくらんでるのかな?」
「それはナイショ」
ナイショじゃない。
何をやらかす気さ。
「さて、僕たちも着替えてくるよ。いこう、ピーター」
「うん」
「ああ、そうだ。今日の組み分けはぜひ楽しみにしていてくれたまえ!」
「は?」
なーんかすっごくやな予感。
「忘れられない一日になるよ!」