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Hello,New world!

「腹減ったーっ!」

父さん譲りの大声で叫びながらくりやに入ってきた兄さんを軽く睨む。

「兄さん、さっきもつまみ食いしに来なかった?」

そう言いながらも、蒸かしたイモを渡す。

夕飯のおかずを食い荒らされたら、たまったもんじゃない。

「鍛錬すると腹が減るんだ。しょうがねぇだろ?」

イモを頬張りながら屈託なく笑う兄さんは、まるで少年のように見える。

仕方ないな、と小さくため息をついた私の視界の端で、こそこそ動く影。

慌ててそちらを向けば、大きな体を縮こめてつまみ食いをしようとする父さんがいた。

「父さんまで何やってるのーっ⁉︎」

私の怒号が屋敷中に響いたのだった。
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