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Hello,New world!

「ふー……ようやく休憩……」

地獄のような厨から抜け出して宴会場に入る。

一目散に向かうのは大好きなあの子のところ。


「あ、月紫ちゃん!お疲れ様!」

明るい笑顔で迎えてくれたのは、幼なじみで大親友の銀屏。

銀屏のお父さんは、うちの父さんの義兄弟のひとり、関羽おじ様だから、従姉妹のような存在でもある。

「ずいぶん忙しそうだったね。大丈夫かい?」

同じ卓に座っていた関索の言葉に、関平と関興もこちらを見る。

「まあ、なんとかね。お酒も料理ももの凄い速さでなくなるから、ちょっとびっくりしたけど」

答えながら、卓の上の料理をつまむ。

……うん、美味しい。

「……あまり、無理はしないでくれ。心配になる」

いつになく真剣な表情の関興にちょっとドキッとしながら、束の間の休憩を楽しんだのだった。
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