詳細※半天狗(積怒)現パロ


・設定: キメツ学園→卒業後の現パロ
(お相手:積怒)

・前回リクエスト作品【可憐な花】の転生後のお話


・夢主ちゃんの転生後設定

夢主はキメツ学園高等部一年、紫陽花組の女子生徒。

真面目で大人しい性格をしている。
誰に対しても礼儀正しく語尾を伸ばさず常に敬語で話して余り吃らない。
気弱な一面もあり口下手で自己主張が苦手。
人との接し方は転生前と全く変わらず、話し掛ければ緊張気味に口を開き、体に触れれば身体を強張らせ初な反応する。

髪は腰くらいまでの長髪で、後ろで一つに纏めて桔梗の花の髪飾りを着けている。

絵に描いたような優等生で読書家。
花が好きで華道部に所属している。
昼休みは基本的に毎日図書室で本を読んでいる。

恋雪とは友達で、梅とは恋雪の親友として紹介され友達になった(二人は前世の記憶あり)

夢主に対して梅はスキンシップが激しい。
華道部のため胡蝶姉妹やカナヲ、アオイに可愛がられている(皆、前世の記憶あり)

妓夫太郎と狛治とは友人関係を築いている。

親しい先輩達(積怒達、謝花兄妹、狛治、しのぶ、カナヲ、アオイ)の事は、下の名前に【先輩】を付けて呼び恋雪の事は、下の名前に【ちゃん】を付けて呼んでいる。

両親は仕事人間で殆ど家に居ない。

夢主は自分の事は自分でするよう心掛けており、他人に頼ろうとせず自分で何とかしようとする。
我儘を言わず我慢する癖がある。

夢主に前世の記憶はないが、他の学園の先生や生徒の殆どが前世の記憶を持っている。

夢主は桔梗の花が好きで、理由は解らないが桔梗の花が自分にとってとても大切な花だと感じている。



・積怒(その他、分裂鬼)との設定

積怒は前世の記憶がある。

夢主とは本の好みが同じである為、お勧めの本を互いに勧め合い、顔を合わせれば感想等を話したりするようになる。

夢主は不器用で優しい積怒に惹かれている。

積怒達は四兄弟として転生していて、夢主より二学年上の三年生
【長男積怒、次男可楽、三男空喜、四男哀絶】

四兄弟の弟として転生した中学一年の憎珀天(記憶有り)がいる。彼は、兄達から憎珀と呼ばれている。

憎珀天と夢主は前世では全く面識がなく、転生後もあった事がないため、夢主の名前や容姿等を四兄弟から聞かされている程度。

後に顔を合わせた際、夢主を呼び捨てにしたため兄達に宥められるが、夢主からその呼び方で別に構わないと言われた為、そのまま呼び捨てにしている。

一方の夢主は憎珀天を【憎珀天君】と呼んでいたが、本人から【憎珀】で良いと言われ【憎珀君】と呼ぶようになる。



・夢主の転生前の死亡原因

半天狗の補助に就いていた夢主だが、無惨から単独での青い彼岸花の探索を命じられ、一時的に彼らの元を離れる。

妓夫太郎達が討たれた後、再び無惨から刀鍛冶の里に向かう半天狗の補助に就くようにと命じられた為、青い彼岸花の探索を打ち切り里へ向かう。

しかし、その途中で同じく里に向かっていた甘露寺と戦闘になり、頸を斬られた死亡した。



・お話の流れ


夢主が図書室で本を選んでいた時、同じく本を選んでいた積怒と再会する。

しかし夢主の態度で、前世の記憶が無い事を知った積怒は衝撃を受ける。

積怒は転生後も夢主の事を変わらず愛していて、生きていれば必ず何処かで会えると信じていたからだ。

そのため記憶については必ず戻ると信じていている。

前世の夢主の死亡原因は、狛治が無惨から聞いていた為積怒達に伝えていた。

当時、積怒も夢主も里に向かっていた事は知っていた。しかし、その後の事を知らなかった為、それを聞いた積怒は夢主を守れなかったと悔んでいる。

そして現世では夢主を絶対に失いたくない、絶対に離さないし、離れないと心に決めている。

他の三人も積怒から話を聞いて衝撃を受けるが、積怒と全く同じ考え方をして生きていた為、転生後も変わらず夢主を気に入っている。

特に可楽と空喜は夢主を見掛ける度に声を掛け、積怒と哀絶はそれを毎度宥めている。

しのぶは夢主が可愛いため、積怒に助言したりしている。

四兄弟達の両親も仕事人間で殆ど家に居ない。
更に海外への転勤が決まった為、両親のみで移り住む事が話し合いで決まっており、現在住んでいる両親が建てた日本家屋の家は、積怒が譲り受ける事になっている。


夢主の記憶は、寒牡丹祭りに出掛けて、藁囲いされた見事な寒牡丹の花を積怒と見た瞬間蘇る。

記憶が戻った夢主は、役割をきちんと果たせなかった為に、半天狗が討たれた事や、積怒の力になれなかった事を謝罪し自分を責める。

そんな夢主を積怒はキツく抱き締める。

そんなに自分を責めなくて良い事、守ってやれなくて悪かった事等を告げ、今度は絶対何があっても離れないし離さない。これから先ずっと側にいて欲しいと積怒は夢主に伝え、それに夢主も控え目に応える。


その後、四兄弟達は大学に進学し、夢主も同じ大学に進学する。

そして夢主が卒業した年に、謝花兄妹や素山夫妻、胡蝶姉妹やカナヲ、アオイを呼んで結婚する。


結婚後夢主は積怒達の家に住む事になる。

積怒達を【積怒さん】等、名前に【さん付け】で呼ぶ。

他の兄弟から、早く子供の顔が見たいと言われる。

積怒と幸せを噛み締める。