詳細※鋼鐵塚蛍

鬼殺隊隊士夢主
お相手: 鋼鐵塚さん


夢主

・物静かで控え目な性格
・真面目で礼儀正しく誰に対しても敬語で話し語尾を伸ばさずあまりどもらない。
・人に甘える事が苦手で我慢する事が多い。
・花の着いた髪飾りで腰くらいまでの長い髪を一つに纏めている。
・儚げな雰囲気の美しい娘。
・夢主の生家は普通の刀鍛冶。
・鬼に両親を喰い殺され鬼殺隊に保護された。
・花の呼吸の使い手
・夢主の担当刀鍛冶は鋼鐵塚さん。
(鋼鐵塚さんの事は癇癪持ちではあるが、彼の刀に対する想いと刀鍛冶としての誇りは理解していて尊重している)
・鋼鐵塚さんより19歳年下(鋼鐵塚さん37歳、夢主18歳)


鋼鐵塚さん

・初めの頃は刀を傷付けられれば他の隊士の様に癇癪を起こしていた。しかし、ある時夢主が刀を鞘越しに優しく撫でている姿を見かけてからは、刀を大切に思ってくれている事を感じ、出来る限り優しく接している。


設定

ある日隠れ里の近くの藤の木の下で花を眺めている夢主を鋼鐵塚さんが見掛け、その姿がとても美しく儚げで目が離せなくなる。

その時風が吹いた事で笠に付けた風鈴が音を立て、その音に気付いた夢主が鋼鐵塚さんの方に振り返り微笑みながら声を掛ける。

それに任務帰りか?と尋ね頷く夢主にならちょっと付き合えと甘味処に立ち寄る。

そこでお面の下の部分を持ち上げてみたらし団子を食べながら夢主のいつも着けている髪飾りがない事に気付く。

それについて聞くと今回の任務で使えなくなってしまったと言う。

それは災難だったなと言う鋼鐵塚さんに同意する夢主。

その後甘味を食べ終わるとお互いの身を気遣い案じながら別れる。



それから数日後夢主の元に鋼鐵塚さんから突然文が届く。

渡したい物があるから刀鍛冶の里に来てくれと書かれていたため、初めて刀鍛冶の里を訪れる。

送ってくれた隠達にお礼を言って隠から聞いた里長の鉄地河原さんに挨拶に向かい手土産を渡すと、鉄穴森さんから鋼鐵塚さんの家に案内される。

家を訪れた夢主と鉄穴森さんを、鋼鐵塚さんは家にあげ、夢主が持って来た手土産でお茶をする事になる。

その中にみたらし団子があり喜ぶ鋼鐵塚さんに、この前沢山食べていたのでお好きなのかと思ってと夢主は口にする。

それに好物だと返す鋼鐵塚さんは、そのままお面を外し食べ始める。その時初めて鋼鐵塚さんの素顔を見る夢主。

三人で雑談しながらお茶を飲み刀を打つ音が懐かしく心地良いと言う夢主。

そこで初めて夢主が普通の刀鍛冶の娘であった事を知る鋼鐵塚さんと鉄穴森さん。

その後本題に入る夢主にちょっと待ってろと席を外し少しして戻ってくる鋼鐵塚さん。

そしてぶっきらぼうに髪飾りの代わりだと言いお前にやると目の前に見事な花の模様が施された簪を差し出される。

それにこんな高価な物は受け取れないと言う夢主に俺が作った物だと言い、簪は魔除けにもなると言いつべこべ言わず受け取れと夢主の手を掴んで手渡す。

それに躊躇いながらお礼を言い、簪を握り締め大切にすると言う夢主。

そこに鎹鴉が指令を持って来た為再三お礼を言って任務に向かう夢主。

それを見送る鋼鐵塚さんに鉄穴森さんは簪には他にも意味があるがと思う。

それから数日後炭治郎が上弦の鬼を倒し刀を刃毀れさせた為山ごもりする鋼鐵塚さん。




その後刀鍛冶の里が上弦の鬼に襲撃される。


里が襲撃された後蝶屋敷で療養する炭治郎に新しい刀を渡して帰る途中で夢主に再会する。

怪我の事を聞いていた為鋼鐵塚さんの体を気遣う夢主にまだ結構痛いと言う鋼鐵塚さん。

それにゆっくり療養して下さいと言う夢主。

そして懐から大切そうにハンカチで包まれた鋼鐵塚さんに贈られた簪を取り出し肌見離さず持ち歩いて御守にしていると言う夢主。

そしてこれを身に着ける時は特別な時に着けたいと言う。

自分の贈った簪をとても大切にしてくれている夢主に胸が熱くなり、こんなに優しく可憐な夢主に死んで欲しくないと思う鋼鐵塚さん。

しかし禰豆子が太陽の光を克服した為戦いは激化するだろうと思い、夢主の身を案じ無理するなよと言う鋼鐵塚さん。



その数日後柱稽古が始まり訓練を受けるが、その合間の任務で怪我を負ってしまい、1週間新たな刀鍛冶の里で療養する事になる夢主。

里に着き里長の鉄地河原さんに挨拶をして話をしていると鋼鐵塚さんの話題になる。

鋼鐵塚さんが先日甘露寺さん似の女性とお見合いをしたと言い、結果破談になったと言う。

このままでは嫁の来手がなくなるとこぼす鉄地河原さんに夢主は鋼鐵塚さんは素敵な方だと思いますよと言う。

その言葉を聞いて耳を疑う鉄地河原さんと同席していた鉄穴森さん。

すると屋敷が騒がしくなり何事かと思っていると襖を開けて鋼鐵塚さんが入って来る。

挨拶をして頭を下げる夢主に隠から話は聞いたと言い両肩を掴み質問攻めする鋼鐵塚さん。

その勢いに押されながら1週間滞在する事を伝える。

ならその1週間俺の家に来いと言う鋼鐵塚さんを窘める鉄地河原さん。

そんな二人の議論を聞いていた夢主。
賛同を求める鋼鐵塚さんに夢主は戸惑いながら鋼鐵塚さんのご迷惑でないのなら…と、結局1週間鋼鐵塚さんの家に住む事になる。

その日の夜は鉄穴森さんの家で夕食を共に摂る事になる。その前に温泉に入ってはと言われ鉄穴森さんの奥さんと温泉に向かう夢主。

その間、鉄穴森は鋼鐵塚へと説き伏せる。
夢主への想いを自覚させる為にわざとお見合いをさせた、と。その言葉に、漸く自分が夢主の事を好きだと自覚する鋼鐵塚さん。

その後夕食に小鉄君も加わり仲良くなる夢主。

その日の夜なかなか寝つく事が出来ず、部屋から出て夜空を眺める夢主。薄着で夜空を見上げる夢主に風邪を引くと声を掛けてながら上着を着せて眠れないのかと問う鋼鐵塚さん。

それに肯定を返し、起こしてしまったのかと謝罪する夢主に気にするなと返す鋼鐵塚さん。
そして夢主の手を掴み二人で縁側に座り夜空を眺め穏やかに過ごす。

次の日朝早く起きて朝御飯の支度をする夢主。

そして鋼鐵塚さんの作業を見学したり里の人達と交流する。

そんな日々を繰り返している内に里の人達はこのまま夢主が居てくれたらいいのにと思う様になり、鋼鐵塚さんも夢主の事が愛おしくてたまらなくなる。

最終日の夜、最早恒例になった縁側で夜空を眺める二人。

こんなに穏やかに過ごせたのは久しぶりだったと言い、ずっとこうしていられたらいいのにと言う夢主。それに鋼鐵塚さんはならずっとここにいればいいと言う。

その言葉に戸惑う夢主に鋼鐵塚さんは、夢主のことが好きだと言い、夫婦になって欲しいと言う。

その言葉に夢主は胸が熱くなるが、自分は鋼鐵塚さんに相応しくないと言う。

その言葉に俺の事が嫌いかと問う鋼鐵塚さんに、首を横に振り自分も鋼鐵塚さんの事が好きだと言う。
しかし自分に出来るのは鬼の頸を斬る事だけだと言い、その結果体は傷だらけで女らしくないと自分を卑下する言葉を口にする。

そんな夢主に自分を卑下するなと鋼鐵塚さんは怒る。

それにびくりと震える夢主の両肩を掴み夢主の努力を一つ一つ口にする。

そして暫く沈黙した後俺がお見合いをした話は里長から聞いたなと言う鋼鐵塚さん。
それに頷く夢主に夢主の目を真っ直ぐ見つめ断った理由を教えてやると言う鋼鐵塚さん。

そして両手に力がこもり今の時代に刀は古いと言われたと言い、更に刀なんて野蛮な物を作って欲しくないと言われたと明かす。

その言葉が彼の刀鍛冶としての誇りを傷付けた事や侮辱にあたると理解している為言葉を失くし何も言えない夢主。

そんな夢主を見てだからこう返したと言う。
その野蛮な刀を使って人々を守っている人が居て、その刀を打てる事を誇りに思っている、と。
お見合いは断ろうにも断れないような状態だった為、相手に失礼の無いように接した。
少しばかり浮かれてしまったが、それでも話をしていても夢主の事が頭をちらついていた、と。

そして最後に、自分に夢主のことが好きだと自覚させるために里長と鉄穴森さんがわざと仕組んだ見合いだったことを話す。

その言葉と話を聞いて自然と涙が溢れる夢主。

そんな夢主の涙を指で拭うと、だから体が傷だらけだろうと関係ない。俺は夢主と言う人間を愛してるんだと言い、そして夫婦になって側に居て欲しいと言う鋼鐵塚さん。

夢主はそれに頷き、こんな私で良ければ鋼鐵塚さんのお側に居させて下さいと言う。

それを聞いて夢主を強く抱き締め、お前じゃなきゃ意味がないと鋼鐵塚さんは返し、これからは俺がお前を守ると約束する。



そして次の日里長の鉄地河原さんに報告に向かい祝福されその足で鉄地河原さんと夢主と鋼鐵塚さんでお館様に報告する。

そして祝福され夢主は後方支援と言う形を取り、隠れ里で宇髄さん夫婦が介添人として出席し夢主は貰った簪を挿し鋼鐵塚さんと祝言を挙げて夫婦になるお話。



※公式の小説の【風の道しるべ】の鋼鐵塚さんのお見合いの話に触れる描写あり

※夢主の花の髪飾りと鋼鐵塚さんが作ってくれる花の模様の簪の花は、此方で決めて良し

※追加項目 : 夢主の父親設定
普通の刀鍛冶で廃刀令の影響で仕事内容は専ら奉納刀を作成していた刀一筋の人。暮らしは貧しかったがそんな父親を夢主さは尊敬していた