その他(CP有)
クロウズさんは意地悪だ。そう、あえてその名前で呼ばせてもらう。意地悪だ、クロウズさんは。
「ふふっ、どうしたんです? 口を尖らせて」
「べっつにぃ」
そっぽを向く私の顎に触れたと思えば、無理矢理自分の方に向ける。亜麻色の長いまつ毛が覆い隠す宝石にも似た瞳に気を取られていると、そのまま近寄って口付けをされてしまった。
ほら、また。
私の胸の引っかかりを知ってか知らずか、唇を喰むようにして何度も角度を変えて深く口付けを——いつもはここで有耶無耶になってしまう。だけど。
私は両手でクロウズさんの胸を押して、どうにか唇を引き剥がした。
「……?」
突然のことに驚いたのか、拒絶されたのがショックだったのか、そこにはもう"クロウズさん"の余裕のある表情は無い。
「どう、して……」
まだあどけなさの残る幼馴染の面影が、情けない表情と共にあった。
「あたしはシンイさんとがいいんだけど」
「あの……いや、そ、それは……」
「ほらほら早く早く」
あちこちに目を泳がせながら、根負けした様子でひとつため息をつく。するとクロウズさんの姿が光に包まれ——癖っ毛の幼馴染が現れた。
「うん、やっぱりこっちがいい」
我慢出来ずに飛びつくと、シンイさんは体勢を崩して倒れ込み、押し倒すような形になった。
「こっちの方が、かわいいもん」
試しに首筋に口付けると、頭上からくぐもった声が聞こえた。
「さっきみたいに、してみてよ。そんなに顔赤くしてないでさ」
先ほどの余裕が消え失せ、耳まで赤くなった彼の眼鏡を外す。
ギュッと目を閉じ、まるで小動物みたいに縮こまってしまった幼馴染の額に口付けをし——サイドテーブルの明かりを落とした。
「ふふっ、どうしたんです? 口を尖らせて」
「べっつにぃ」
そっぽを向く私の顎に触れたと思えば、無理矢理自分の方に向ける。亜麻色の長いまつ毛が覆い隠す宝石にも似た瞳に気を取られていると、そのまま近寄って口付けをされてしまった。
ほら、また。
私の胸の引っかかりを知ってか知らずか、唇を喰むようにして何度も角度を変えて深く口付けを——いつもはここで有耶無耶になってしまう。だけど。
私は両手でクロウズさんの胸を押して、どうにか唇を引き剥がした。
「……?」
突然のことに驚いたのか、拒絶されたのがショックだったのか、そこにはもう"クロウズさん"の余裕のある表情は無い。
「どう、して……」
まだあどけなさの残る幼馴染の面影が、情けない表情と共にあった。
「あたしはシンイさんとがいいんだけど」
「あの……いや、そ、それは……」
「ほらほら早く早く」
あちこちに目を泳がせながら、根負けした様子でひとつため息をつく。するとクロウズさんの姿が光に包まれ——癖っ毛の幼馴染が現れた。
「うん、やっぱりこっちがいい」
我慢出来ずに飛びつくと、シンイさんは体勢を崩して倒れ込み、押し倒すような形になった。
「こっちの方が、かわいいもん」
試しに首筋に口付けると、頭上からくぐもった声が聞こえた。
「さっきみたいに、してみてよ。そんなに顔赤くしてないでさ」
先ほどの余裕が消え失せ、耳まで赤くなった彼の眼鏡を外す。
ギュッと目を閉じ、まるで小動物みたいに縮こまってしまった幼馴染の額に口付けをし——サイドテーブルの明かりを落とした。