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ルミネルの視線が、まっすぐ手塚を射抜いた。
「――あの子が"もっとも愛した人"だけだ」
その言葉に、全員の視線が一斉に手塚へ向く。
彼は驚かなかった。
ただ静かに目を閉じ、胸の奥で確信する。
(……そうか。やはり、俺が行くしかないのか)
空はすでに、朝日が昇り切っていた。
太陽の陽射しが照りつく。
手塚はゆっくりと立ち上がる。
砂を払うその動作ですら、静かな決意に満ちていた。
「……[#dn=#3]は、まだどこかで生きている」
その声は穏やかだったが、力強かった。
「感じるんだ。
この胸の奥に、まだ彼女の"想い"がある。
あの光は終わりじゃない。呼んでいる。
――"国ちゃん"って、な」
歌を歌ったときに言われた[#dn=#3]の言葉を思い出す。
『好きになってくれて、ありがとう』
あの言葉は、自分を呼ぶために言ったのかもしれない。
涙が頬を伝う。
けれど、その瞳には確かな光が宿っていた。
「……必ず、[#dn=#3]を取り戻す」
誰も息をすることすら忘れていた。
「この命に代えてでも、彼女を連れ戻す。
あいつは俺の――」
手塚は空を見上げて呟いた。
「――唯一無二なんだ」
風が吹いた。
その中に、ふっと桜の香りが漂う。
まるで、彼女がその言葉に微笑んだかのように。
しろちゃんが羽を震わせ、小さく微笑んだ。
「……あの子の"唯一無二"があなたで良かった。
国ちゃん――。
いえ、手塚国光。
あなたなら、きっと行ける。
夢の狭間を超えて、彼女を呼び戻せる」
「行く方法は?」
「それはボクが導く」
「お前が?」
「ああ。"FORBIDDEN"のカードには道がある。
あの子の願いが残っているはずだ。
その"願いを"辿れば、きっと……」
手塚は頷き、静かに拳を握った。
「夢でも幻でも構わない。
彼女がいる場所まで、案内してくれ」
太陽の陽射しが、まるで彼の決意に呼応するように瞬いた。
空に、淡く桜色の雲が見えた気がした。
「待っていろ、[#dn=#3]。
次は――。お前の手を離さない」