弱虫pdl 短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
黙っていれば可愛らしいのに、筋肉 に触ると筋肉の質によってとんでもないことになる残念なやつ…。
私も過去触られた。あの時の屈辱は今でも覚えてる。
「あれ、みなとさんやないですか。どうかしました?」
「なんでも、ない……」
なんでもないと言いつつも、なんでもあるのが丸わかりなのがきっと私のよいところで…。
「みなとさん、少しまるくなりました?」
「!!」
「…ふぅん、図星ですか」
にゃろう。言われたくない乙女の悩みをいとも簡単に口に出しやがった。
ど、どーせ私はデブですよーだ。
悔しすぎるので口には出さずに睨むだけだ。
口に出したら出したて、過去良かったことは無い!
「みなとさん、だんまりですか?酷いなぁ」
「…酷くない」
「なんなら、減らすの手伝いましょうか?僕のマッサージで」
「え?!本当!」
「はい。でも、マッサージの間はちゃんと僕に従って下さいね?」
ニッコリと笑顔で言う小鞠に、キレイなはずなんだけどなんだかゾワッとした。
…裏がある。いや。裏しかない。
いくら痩せるためとはいえ、辞めたほうがいいと警鐘が鳴った気がした。
「い、いや有難いけど今回は辞めとく…」
「遠慮しないでいいですよみなとさんと僕の仲じゃないですか」
「仲もなにも、部活のマネージャーと部員以外の何者でもないし…」
「…それ本気で言ってます?」
瞬間的に小鞠の持つ雰囲気が変わる。
別にどうということもない事だろうけど、普段は穏やかな小鞠ばかりを見ているから少し怖くなる。
「みなとチャン」
「あ、御堂筋…くん」
「なんや、小鞠の邪魔でもしてたんか」
「…いいえ。みなとさんが太ったとのことでマッサージでもして差し上げようかと」
御堂筋の前だと小鞠も心なしか大人しい気がする。
「みなとチャン大人しくマッサァージしてもらったらどうや?」
「…そんな触られたら確実に精神的に減るもん。嫌」
「体重は軽ゥくなるんと違うか?」
「う……」
「そうですよ、気持ち良くなりましょう?」
小鞠のマッサージが気持ちいいのは分かってる。分かってるんだけど、素直に受け取れない…。
「そしたら誰か見張りつけてやりますよ。それならええでしょ?」
「……分かった。お願いします」
「決まりですね。…御堂筋さんお願いできますか?」
「ハァ?なんで………あ、ええよ。ただし、ここに居るだけやからな」
「はい!」
あ、早まったと思ったときには後の祭り。
見た目に反して力のある小鞠に引きずられ、
連れてこられたのは入り口よりも少し奥にあるマッサージスペース。
…御堂筋のバカヤロー!
空間は同じだけど見てないのと同じじゃないか!!!!
「さ、みなとさん。靴下脱ぎましょか?」
「え、あ、うん…」
「抵抗あるみたいですし、とりあえず今日はふくらはぎだけにしましょうか」
含みが気になるけど、仕方あるまい。
大人しく靴下を脱いで足を投げ出す。
「さ、ベンチに横になって下さい。少しだけオイル使いますけど、苦手な匂いありますか?」
「強い匂いじゃなければ大丈夫」
「そしたら女性ですし、あんまり使わない甘い匂いのにしましょう。…少し冷たいですけど我慢して下さいね」
宣言した通り少しヒンヤリとしてて、私の足にオイルが伝ったときビクっとしてしまった。
でも小鞠はいつもの表情よりも真剣に、でもどこか楽しそうに私の足を触る。
…マッサージというよりももしかしたら別の何かなのではないかと思えるくらい、絶妙な力加減で踝から膝までを行き来する。
「……っ……」
「声は出していいですよ。力抜いてもらわないとマッサージの意味がないですから」
「…そんなこと言われても……ん……」
マッサージしてる方はいいかもしれないけど、されてる方はくすぐったいやら気持ちいいやらで本当困る…。
「みなとさん、イイ声出して下さいね」
_____蠱惑的な笑みの小鞠は危険でした。
end
0321
私も過去触られた。あの時の屈辱は今でも覚えてる。
「あれ、みなとさんやないですか。どうかしました?」
「なんでも、ない……」
なんでもないと言いつつも、なんでもあるのが丸わかりなのがきっと私のよいところで…。
「みなとさん、少しまるくなりました?」
「!!」
「…ふぅん、図星ですか」
にゃろう。言われたくない乙女の悩みをいとも簡単に口に出しやがった。
ど、どーせ私はデブですよーだ。
悔しすぎるので口には出さずに睨むだけだ。
口に出したら出したて、過去良かったことは無い!
「みなとさん、だんまりですか?酷いなぁ」
「…酷くない」
「なんなら、減らすの手伝いましょうか?僕のマッサージで」
「え?!本当!」
「はい。でも、マッサージの間はちゃんと僕に従って下さいね?」
ニッコリと笑顔で言う小鞠に、キレイなはずなんだけどなんだかゾワッとした。
…裏がある。いや。裏しかない。
いくら痩せるためとはいえ、辞めたほうがいいと警鐘が鳴った気がした。
「い、いや有難いけど今回は辞めとく…」
「遠慮しないでいいですよみなとさんと僕の仲じゃないですか」
「仲もなにも、部活のマネージャーと部員以外の何者でもないし…」
「…それ本気で言ってます?」
瞬間的に小鞠の持つ雰囲気が変わる。
別にどうということもない事だろうけど、普段は穏やかな小鞠ばかりを見ているから少し怖くなる。
「みなとチャン」
「あ、御堂筋…くん」
「なんや、小鞠の邪魔でもしてたんか」
「…いいえ。みなとさんが太ったとのことでマッサージでもして差し上げようかと」
御堂筋の前だと小鞠も心なしか大人しい気がする。
「みなとチャン大人しくマッサァージしてもらったらどうや?」
「…そんな触られたら確実に精神的に減るもん。嫌」
「体重は軽ゥくなるんと違うか?」
「う……」
「そうですよ、気持ち良くなりましょう?」
小鞠のマッサージが気持ちいいのは分かってる。分かってるんだけど、素直に受け取れない…。
「そしたら誰か見張りつけてやりますよ。それならええでしょ?」
「……分かった。お願いします」
「決まりですね。…御堂筋さんお願いできますか?」
「ハァ?なんで………あ、ええよ。ただし、ここに居るだけやからな」
「はい!」
あ、早まったと思ったときには後の祭り。
見た目に反して力のある小鞠に引きずられ、
連れてこられたのは入り口よりも少し奥にあるマッサージスペース。
…御堂筋のバカヤロー!
空間は同じだけど見てないのと同じじゃないか!!!!
「さ、みなとさん。靴下脱ぎましょか?」
「え、あ、うん…」
「抵抗あるみたいですし、とりあえず今日はふくらはぎだけにしましょうか」
含みが気になるけど、仕方あるまい。
大人しく靴下を脱いで足を投げ出す。
「さ、ベンチに横になって下さい。少しだけオイル使いますけど、苦手な匂いありますか?」
「強い匂いじゃなければ大丈夫」
「そしたら女性ですし、あんまり使わない甘い匂いのにしましょう。…少し冷たいですけど我慢して下さいね」
宣言した通り少しヒンヤリとしてて、私の足にオイルが伝ったときビクっとしてしまった。
でも小鞠はいつもの表情よりも真剣に、でもどこか楽しそうに私の足を触る。
…マッサージというよりももしかしたら別の何かなのではないかと思えるくらい、絶妙な力加減で踝から膝までを行き来する。
「……っ……」
「声は出していいですよ。力抜いてもらわないとマッサージの意味がないですから」
「…そんなこと言われても……ん……」
マッサージしてる方はいいかもしれないけど、されてる方はくすぐったいやら気持ちいいやらで本当困る…。
「みなとさん、イイ声出して下さいね」
_____蠱惑的な笑みの小鞠は危険でした。
end
0321
1/1ページ