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第2話 出逢い
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「よっ……と」
『!?』
覚悟した衝撃の代わりに、勢い良く腕を引っ張られた。
反動により前に倒れ込む形にはなったものの、何とか落下は免れることができた。
「大丈夫か?」
ほんの10cm上からした声。名前は己が今、誰かの腕の中にすっぽりと収まっていることに
『すみません!ありがとうございました……!』
バッと飛び退き、ペコリと深く礼をする。
名前はどうやらこの男、
「礼なんざいらねぇよ」
黒のコートに黒のボーラーハット。黒を主調としており、オレンジ色の髪がより鮮やかに映える。
まるで黄昏時の太陽のようだ。
「で……、だ」
その場からサッと立ち上がると、今にも立ち去ろうとしていた男達に鋭い視線を向けた。
「今のは傷害罪になンじゃねぇか?」
中也に睨まれ、体が強張るのを男達は
その殺気はまさに狼と対峙するが如く。
「ハッ!!
ほんの僅かだがその場の空気が変わったのを名前だけは感じ取っていた。
悦楽を味わうかのような、中也の纏う空気を。