曦澄SSまとめ
また次の世界で
懐かしい香りがした。
すれ違う人々の中、不意に感じた、それ。思わず足を止め、振り返る。同じく振り返り、此方を見つめていた姿。
瞬間で世界が、煌めきに満ちた。
初めまして、ではない。
ずっとずっと、それこそいつかも分からない程に遥か昔から。この人を、知っている。
優しい目元、すっと通った鼻筋、此方へ柔らかく微笑みかけるその表情。
「ずっと、あなたを探していました」
そして続けて呼ばれたのは、懐かしい名前。
懐かしい香りがした。
すれ違う人々の中、不意に感じた、それ。思わず足を止め、振り返る。同じく振り返り、此方を見つめていた姿。
瞬間で世界が、煌めきに満ちた。
初めまして、ではない。
ずっとずっと、それこそいつかも分からない程に遥か昔から。この人を、知っている。
優しい目元、すっと通った鼻筋、此方へ柔らかく微笑みかけるその表情。
「ずっと、あなたを探していました」
そして続けて呼ばれたのは、懐かしい名前。