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曦澄SSまとめ

結論はとうに出ている


本心を悟られたくなくて、いつも誤魔化していたけれど。
掴まれた腕が力強く、振りほどくことも叶わない。
「……やめろ」
情けないほど自分の声が弱々しい。
記憶の中の彼は、いつも優しく微笑んでいる。今は見た事が無い程酷く真剣な表情と声で。
「ねえ、阿澄」
二人きりの時に呼ばれる名前。
……ああ、逃げられない。

(本当は貴方が、)
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