後日談2
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時の狭間からラウンジへ戻ってきて、ずっと歩き回っていたからと少し休憩する事になったソファで、伊織と白蘭が何かをしているようだった。アイギスがその手元を覗き込めば、テーブルの上には今まで時の狭間の扉の奥で過去の記憶を見る度に手に入れていた白い陶器の破片があり、伊織はその継ぎ目を合わせようとしているらしい。
「繋がるんですか?」
「こっちの欠片は繋がったぜ」
「やったのボクだけどね」
「いやいや、欠片がくっつかねーかなーって思ったのオレだし」
白蘭の手元にある欠片は、なるほど確かに継ぎ目がぴったりと重なって繋がっている。倍の大きさになっているそれはまだ本来は何であるのかが分からないものの、とりあえずコップなんて物ではないのだろう。
では何かと言われると、皿っぽくも見える。
そうやって見ている間にも伊織が持っていた欠片同士の継ぎ目を合わせた。持っていたピースがカチリとはまった時の様に興奮して、次の欠片を手に取る。
まるで立体パズルだ。
「アイギスチャンはコレに見覚えある?」
伊織の手元を眺めながら白蘭が訊いてくるが、それは記憶を取り戻した他のメンバーへ訊いた方が分かるのではと思った。アイギスはまだ彼の記憶を取り戻していない。
「いえ、私には」
「仮面だろ?」
手元の破片から目を逸らさずに伊織が答える。
「あん時アイツが被ってた仮面だ」
あの時、とはいつのことか。アイギスだけが分からない。
今後の時の狭間を探索した先でアイギスも伊織達のように記憶を思い出すかとかの確信は無かった。今まで思い出した伊織達の順番に意味があるのか無いのかも、伊織達が『何』を全て思い出したのかも分からない。
彼がいる記憶だとしても、白蘭と荒垣を見ていると“それ以外にも何かが”ある様な気がしてならなかったのだ。
今までの過去を見せられてよりその違和感は強くなっている。アイギス達がただ経験しただけではない何かの理由が、事情が。
「お。はまった!」
伊織の手元で再び破片が合わさる。伊織が言ったように仮面の一部らしいそれは既に組み合っていた破片とも繋がりそうで、そうすればアイギスにも仮面の上半分だと分かった。接着面が模様の様に線を入れ、それ以外は何の装飾もない。
だが全部組み合わせたとしても破片が足りず、仮面が完成するようには思えなかった。それは残る真田とアイギスの分を考えてもである。まさか残り二人分が今までの破片よりも大きいとも思えないが。
白蘭が指を伸ばしてテーブルの上の破片を突いている。
「繋がるんですか?」
「こっちの欠片は繋がったぜ」
「やったのボクだけどね」
「いやいや、欠片がくっつかねーかなーって思ったのオレだし」
白蘭の手元にある欠片は、なるほど確かに継ぎ目がぴったりと重なって繋がっている。倍の大きさになっているそれはまだ本来は何であるのかが分からないものの、とりあえずコップなんて物ではないのだろう。
では何かと言われると、皿っぽくも見える。
そうやって見ている間にも伊織が持っていた欠片同士の継ぎ目を合わせた。持っていたピースがカチリとはまった時の様に興奮して、次の欠片を手に取る。
まるで立体パズルだ。
「アイギスチャンはコレに見覚えある?」
伊織の手元を眺めながら白蘭が訊いてくるが、それは記憶を取り戻した他のメンバーへ訊いた方が分かるのではと思った。アイギスはまだ彼の記憶を取り戻していない。
「いえ、私には」
「仮面だろ?」
手元の破片から目を逸らさずに伊織が答える。
「あん時アイツが被ってた仮面だ」
あの時、とはいつのことか。アイギスだけが分からない。
今後の時の狭間を探索した先でアイギスも伊織達のように記憶を思い出すかとかの確信は無かった。今まで思い出した伊織達の順番に意味があるのか無いのかも、伊織達が『何』を全て思い出したのかも分からない。
彼がいる記憶だとしても、白蘭と荒垣を見ていると“それ以外にも何かが”ある様な気がしてならなかったのだ。
今までの過去を見せられてよりその違和感は強くなっている。アイギス達がただ経験しただけではない何かの理由が、事情が。
「お。はまった!」
伊織の手元で再び破片が合わさる。伊織が言ったように仮面の一部らしいそれは既に組み合っていた破片とも繋がりそうで、そうすればアイギスにも仮面の上半分だと分かった。接着面が模様の様に線を入れ、それ以外は何の装飾もない。
だが全部組み合わせたとしても破片が足りず、仮面が完成するようには思えなかった。それは残る真田とアイギスの分を考えてもである。まさか残り二人分が今までの破片よりも大きいとも思えないが。
白蘭が指を伸ばしてテーブルの上の破片を突いている。