後日談2
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アイギス達が再びラウンジから『時の狭間』へと降りると、扉の前から扉へ向かって吸い込まれるように消えていく謎の人影を見かけた。シャドウかと思ったが、シャドウであったならアイギス達へ襲いかかってくるだろう。
人影は『彼女』に似ているように見えた。
「アレがシャドウ?」
「シャドウの事は知ってるのか?」
「見るのは初めてカナ。流行ってた無気力症の原因? だよね」
確認するように真田へと訊ねている白蘭に、真田が戸惑いながらも頷いている。
『時の狭間』で潜った扉の先は奥が深く、かつてのタルタロスの様に先が見えない。ペルソナを召喚出来ないであろう白蘭にとってはシャドウが出没するだけでも十分に危険極まりない場所へ思える。『彼女』に似ている人影はアイギス達を奥へ誘い込むように不定期に姿を見せていた。
最深部だと思われる行き止まりには、入ってきたものより豪奢な扉が一つ。その扉を押し開いた先は、『去年の六月』のポロニアンモールだった。
「ここ、どこ?」
「ポロニアンモールですよ。知らないんですか?」
「巌戸台の地理は知らないんだ。並盛にいたからね」
「並盛? 風紀財団の拠点がある町だったか」
桐条の言葉に頷いた白蘭が、噴水へと歩み寄ってモール内を物珍しげに見回す。観光気分と言えば言葉は悪いが、彼にとっては初めて来る場所なのだろう。
「『アマネチャン』もここに来たのかな?」
振り返った白蘭が訊ねてくるが、アイギス達には答えようがなかった。
「悪いが、私達はその『アマネ』という者を知らないんだ。君は私達に『言っても分からない』と言ったな。なのに私達へ『アマネ』という者のことを聞く。……君は、何を知っているんだ?」
「何も知らない。ボクが知ってるのは、ただキミ達が『アマネチャン』を知ってたはずなのに『忘れていて』、その『アマネチャン』に繋がる手掛かりは多分ここにあるっていうことダケ」
白蘭がアイギス達を睨む。
「いいよねキミ達は。『忘れてしまえば』済むんだから」
「そんな言い方」
「するよ。ボクは『アマネチャン』ほど優しくない。アマネチャンがこの状況を許したとしてもボクは納得しない。ボクはもう一度アマネチャンに会いたい。――キミ達にはそういう人、いないの?」
脳裏に浮かんだのは病院で眠っている『彼女』だ。彼女にもう一度目を覚まして欲しいとアイギス達は願っている。
それが、無理かどうかも分からずに。叶うとも思えないまま。
「……その『アマネ』ってのは、どんな奴なんだ?」
白蘭が寂しげに笑う。
「ボク達の大切な人」
人影は『彼女』に似ているように見えた。
「アレがシャドウ?」
「シャドウの事は知ってるのか?」
「見るのは初めてカナ。流行ってた無気力症の原因? だよね」
確認するように真田へと訊ねている白蘭に、真田が戸惑いながらも頷いている。
『時の狭間』で潜った扉の先は奥が深く、かつてのタルタロスの様に先が見えない。ペルソナを召喚出来ないであろう白蘭にとってはシャドウが出没するだけでも十分に危険極まりない場所へ思える。『彼女』に似ている人影はアイギス達を奥へ誘い込むように不定期に姿を見せていた。
最深部だと思われる行き止まりには、入ってきたものより豪奢な扉が一つ。その扉を押し開いた先は、『去年の六月』のポロニアンモールだった。
「ここ、どこ?」
「ポロニアンモールですよ。知らないんですか?」
「巌戸台の地理は知らないんだ。並盛にいたからね」
「並盛? 風紀財団の拠点がある町だったか」
桐条の言葉に頷いた白蘭が、噴水へと歩み寄ってモール内を物珍しげに見回す。観光気分と言えば言葉は悪いが、彼にとっては初めて来る場所なのだろう。
「『アマネチャン』もここに来たのかな?」
振り返った白蘭が訊ねてくるが、アイギス達には答えようがなかった。
「悪いが、私達はその『アマネ』という者を知らないんだ。君は私達に『言っても分からない』と言ったな。なのに私達へ『アマネ』という者のことを聞く。……君は、何を知っているんだ?」
「何も知らない。ボクが知ってるのは、ただキミ達が『アマネチャン』を知ってたはずなのに『忘れていて』、その『アマネチャン』に繋がる手掛かりは多分ここにあるっていうことダケ」
白蘭がアイギス達を睨む。
「いいよねキミ達は。『忘れてしまえば』済むんだから」
「そんな言い方」
「するよ。ボクは『アマネチャン』ほど優しくない。アマネチャンがこの状況を許したとしてもボクは納得しない。ボクはもう一度アマネチャンに会いたい。――キミ達にはそういう人、いないの?」
脳裏に浮かんだのは病院で眠っている『彼女』だ。彼女にもう一度目を覚まして欲しいとアイギス達は願っている。
それが、無理かどうかも分からずに。叶うとも思えないまま。
「……その『アマネ』ってのは、どんな奴なんだ?」
白蘭が寂しげに笑う。
「ボク達の大切な人」