原作前日常編
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夢主視点
海軍を呼ぶか連れて行くかで少し悩んだものの、周りの雑魚は金にならないし周囲の他の店へご迷惑を掛けるのも悪かろうと、仕方無しに海軍駐屯地まで賞金首の男を運んだ。
駐屯地で受付をしてくれた海兵は、女顔で女性っぽい格好をしていたシルビが中年男性を担いできたものだから驚いていたが、話してみるとなかなかの好青年だった。賞金の用意が出来るまで世間話をしていたが、故郷に結婚を控えた妹がいるのだと妙な死亡フラグを立てている。
この島でハートの海賊団が出航するまでは何もないと思いたいが、ハートの海賊団がいる事に気付いて出兵してきたら、とりあえず真っ先に気絶させて死亡フラグは回避させてやろうと思った。
「それにしても美人ですねー。最初女性かと思っちゃいましたよ」
「いやぁ、この顔のせいで結構苦労もしてんだよねー」
「でもモテるでしょ? オレも彼女欲しいんですけどねー」
「いやいや故郷に娘を残しててね。だから娘が気に入ってくれる人じゃないと」
「うっそ! もうお子さんいるんですか!?」
どうでもいい話をしていると賞金の用意が出来たらしく、それなりの膨らみがある袋が運ばれてくる。それを受け取って好青年な海兵と別れの挨拶をして、シルビは人気のない場所へ向かった。
そこから駐屯地を見張っていれば、海兵がシルビの来た方向へと出て行くのが窺える。おそらくシルビが残してきた残党の片付けへ向かったのだろう。
そこまで狙っていた訳ではないが、これで町の反対側にいるもう一人の賞金首を狙っているであろう船長達が海兵に騒がれる確率は減った筈だ。余程派手にやらなければこの島の海兵は元からあまり気にする必要は無かったが。
指を鳴らして第八の炎を灯して船の自室へ繋げて、かさばって荷物になる賞金を放り込み、シルビはのんびりと歩き出す。この後の予定は特に無かったので、船長達の働きを見物に行こうと思ったのである。
正座でシルビに怒られようと賞金付き海賊船の船長だ。
町中で自由に散策しているクルーを見つけ、今なら平気かと堂々とすれ違ってみれば大丈夫だった。むしろ『今の美人じゃね!?』とほざいていたが、残念な事に男だしお前の仲間だと教えてやりたい。教える事はできないが。あと言うほど美人でもない。
シルビが襲撃した酒場よりも華やかな雰囲気の通りにある宿を兼ねた酒場が、船長の狙っている賞金首の潜伏場所だ。宿とはいえ家族連れが旅行で泊まるようなものではない。
そんな宿の隣の建物の屋上へと登り窓から宿の中を確認すれば、丁度襲撃したところなのか乱闘中だった。
海軍を呼ぶか連れて行くかで少し悩んだものの、周りの雑魚は金にならないし周囲の他の店へご迷惑を掛けるのも悪かろうと、仕方無しに海軍駐屯地まで賞金首の男を運んだ。
駐屯地で受付をしてくれた海兵は、女顔で女性っぽい格好をしていたシルビが中年男性を担いできたものだから驚いていたが、話してみるとなかなかの好青年だった。賞金の用意が出来るまで世間話をしていたが、故郷に結婚を控えた妹がいるのだと妙な死亡フラグを立てている。
この島でハートの海賊団が出航するまでは何もないと思いたいが、ハートの海賊団がいる事に気付いて出兵してきたら、とりあえず真っ先に気絶させて死亡フラグは回避させてやろうと思った。
「それにしても美人ですねー。最初女性かと思っちゃいましたよ」
「いやぁ、この顔のせいで結構苦労もしてんだよねー」
「でもモテるでしょ? オレも彼女欲しいんですけどねー」
「いやいや故郷に娘を残しててね。だから娘が気に入ってくれる人じゃないと」
「うっそ! もうお子さんいるんですか!?」
どうでもいい話をしていると賞金の用意が出来たらしく、それなりの膨らみがある袋が運ばれてくる。それを受け取って好青年な海兵と別れの挨拶をして、シルビは人気のない場所へ向かった。
そこから駐屯地を見張っていれば、海兵がシルビの来た方向へと出て行くのが窺える。おそらくシルビが残してきた残党の片付けへ向かったのだろう。
そこまで狙っていた訳ではないが、これで町の反対側にいるもう一人の賞金首を狙っているであろう船長達が海兵に騒がれる確率は減った筈だ。余程派手にやらなければこの島の海兵は元からあまり気にする必要は無かったが。
指を鳴らして第八の炎を灯して船の自室へ繋げて、かさばって荷物になる賞金を放り込み、シルビはのんびりと歩き出す。この後の予定は特に無かったので、船長達の働きを見物に行こうと思ったのである。
正座でシルビに怒られようと賞金付き海賊船の船長だ。
町中で自由に散策しているクルーを見つけ、今なら平気かと堂々とすれ違ってみれば大丈夫だった。むしろ『今の美人じゃね!?』とほざいていたが、残念な事に男だしお前の仲間だと教えてやりたい。教える事はできないが。あと言うほど美人でもない。
シルビが襲撃した酒場よりも華やかな雰囲気の通りにある宿を兼ねた酒場が、船長の狙っている賞金首の潜伏場所だ。宿とはいえ家族連れが旅行で泊まるようなものではない。
そんな宿の隣の建物の屋上へと登り窓から宿の中を確認すれば、丁度襲撃したところなのか乱闘中だった。