ゾウ編
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モモの助視点
ルフィがナミ達を抱えたかと思うとそのままゾウの背を飛び降りた。ナミ達は顔面蒼白になっていて、モモの助は絶対にワノ国へ発つ時は飛び降りないと決める。
それから一人置いていかれたペンギンも、あっけらかんとした様子で飛び降りていくのにも驚いた。だがそちらに関してはローやその仲間はさほど驚いていない。
ゾウの縁のギリギリに駆け寄って下を見下ろす皆に、モモの助も気になって側へ行ってみる。落ちそうになったのを支えられながら下を覗き込めば、暫くしてポンと白い丸が現れるのが見えた。
「あ、やっぱりパラシュート使うのか」
「そりゃこの高さじゃ使うだろ」
「ペンギンだとわかんないじゃん?」
「あー、まーね」
「ペンギンってそんなヤツなのかよ」
さも当然だとばかりに話し合っているツナギの者達に、ウソップがツッコむ。それを聞いたツナギの者達は揃って頷いていた。
「ペンギンの好きなことの一つは『高いところから飛び降りる』だから」
「崖くらいの高さならパラシュートも使わずに着地できるしね」
「そーそー」
縁は危ないからと錦えもん達へ促されて離れることにする。出発したルフィ達へ続いて次の出立の準備へ戻っていく面々の中でシロクマがぐすっていた。
ふとロビンがローと並んでまだ海の下を眺めていることに気付く。モモの助が近付くとロビンが気付いてモモの助を抱き上げた。
「どうしたでござるか?」
「……ペンギンが気になるだけだ」
ローがすんなりと答えて、あまり話をしたこともない相手故に少し驚く。ペンギンへ貸して今は何も被っていないローは、ガリガリと頭を掻いてモモの助へと振り向いた。
「頭痛は」
「してないでござる」
「そうか」
納得したのかローが再び海を見下ろす。ゾウに来てからずっと落ち着いていなかった心のざわめきも、今は静かだ。
「ペンギン君もズニーシャの声が聞こえたのね」
「知ってるだろ。アイツは海王類も操れる。多分このゾウとの会話だって出来たはずだ」
「『シャイタン』の血は、“おそろしい”わね」
何の話をしているのか。
ロビンの腕の中からモモの助ももう一度ゾウの足下を見下ろす。ここを飛び降りていったあのペンギンという男も、モモの助が見たゾウの視界を同じ様に見ていたのだろうか。
ズニーシャの、千年を生きた者の声をモモの助同様聞いた者。もしかしたら知っていたのかも知れない。
ローの言う通りゾウともモモの助以上に会話が出来るのだとしたら。
だとしたら、もう少しあの男にも話を聞いておけば良かった。
ルフィがナミ達を抱えたかと思うとそのままゾウの背を飛び降りた。ナミ達は顔面蒼白になっていて、モモの助は絶対にワノ国へ発つ時は飛び降りないと決める。
それから一人置いていかれたペンギンも、あっけらかんとした様子で飛び降りていくのにも驚いた。だがそちらに関してはローやその仲間はさほど驚いていない。
ゾウの縁のギリギリに駆け寄って下を見下ろす皆に、モモの助も気になって側へ行ってみる。落ちそうになったのを支えられながら下を覗き込めば、暫くしてポンと白い丸が現れるのが見えた。
「あ、やっぱりパラシュート使うのか」
「そりゃこの高さじゃ使うだろ」
「ペンギンだとわかんないじゃん?」
「あー、まーね」
「ペンギンってそんなヤツなのかよ」
さも当然だとばかりに話し合っているツナギの者達に、ウソップがツッコむ。それを聞いたツナギの者達は揃って頷いていた。
「ペンギンの好きなことの一つは『高いところから飛び降りる』だから」
「崖くらいの高さならパラシュートも使わずに着地できるしね」
「そーそー」
縁は危ないからと錦えもん達へ促されて離れることにする。出発したルフィ達へ続いて次の出立の準備へ戻っていく面々の中でシロクマがぐすっていた。
ふとロビンがローと並んでまだ海の下を眺めていることに気付く。モモの助が近付くとロビンが気付いてモモの助を抱き上げた。
「どうしたでござるか?」
「……ペンギンが気になるだけだ」
ローがすんなりと答えて、あまり話をしたこともない相手故に少し驚く。ペンギンへ貸して今は何も被っていないローは、ガリガリと頭を掻いてモモの助へと振り向いた。
「頭痛は」
「してないでござる」
「そうか」
納得したのかローが再び海を見下ろす。ゾウに来てからずっと落ち着いていなかった心のざわめきも、今は静かだ。
「ペンギン君もズニーシャの声が聞こえたのね」
「知ってるだろ。アイツは海王類も操れる。多分このゾウとの会話だって出来たはずだ」
「『シャイタン』の血は、“おそろしい”わね」
何の話をしているのか。
ロビンの腕の中からモモの助ももう一度ゾウの足下を見下ろす。ここを飛び降りていったあのペンギンという男も、モモの助が見たゾウの視界を同じ様に見ていたのだろうか。
ズニーシャの、千年を生きた者の声をモモの助同様聞いた者。もしかしたら知っていたのかも知れない。
ローの言う通りゾウともモモの助以上に会話が出来るのだとしたら。
だとしたら、もう少しあの男にも話を聞いておけば良かった。