ゾウ編
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ロビン視点
今まで黙っていたペンギンがいきなり口を開いたかと思うと、モモの助へ対して辛辣な言葉を投げる。
「な、何を無礼なッ」
「貴殿は既に七つを越えて神の子ではない。泣いて幼い事を利用するのであれば小物らしく隠れて生きるべきでしょう。上座へふんぞり返る役だけならば人形でも出来る」
「き――キサマァ! 無礼も甚だしいでござろう!」
カン十郎が立ち上がりかけて武器へ手をかけるのにも、ペンギンは臆さずに睨みつけただけだった。
「ならば貴殿等は我々に赤子の為に動けとほざくか。屍の上に立つ覚悟も無く、泣かせるだけ泣かせて重湯を呑ませ、泣きやんだところででんでん太鼓でも持たせて笑っているところへ頭を下げると。――ふふ、光月の家臣はでくの坊を育ててぇと見える」
最後の言葉を放ってから、ペンギンがまだ涙を流しているモモの助へと歩み寄る。トラ男は止めないしロビンも止めない。ルフィ達は呆気にとられて動くことを忘れているようで、錦えもん達も動けずにいるようだった。
もし今錦えもん達が動いてモモの助とペンギンの間へ入れば、それはペンギンの言葉を肯定してしまうことになる。ペンギンがそれを意図して言ったのかどうかは分からないが、少なくともロビンは静観しか出来ない。
一つ言えるとしたら『ペンギン』ではなく『死告シャイタン』がにじみ出てしまっている様に思える。
「光月おでんが嫡子、光月モモの助殿。俺の言葉を悔しいとは思わねぇ?」
正面からモモの助を見下ろして、ペンギンは静かに訊ねた。
「悔しいと思わねぇのなら、それは自身が父の死を“どうでもいい”と考えていると悟りなさい。悔しいと思うのなら――何をするべきか分かるでしょう」
そうしてモモの助の進路を塞がないように脇へと避ける。腕で目元を強くこするように涙を拭いながら嗚咽を殺して、モモの助がそれでもまっすぐにルフィへと向かっていった。
泣き止みきれずに何度もしゃくりあげながら、モモの助がルフィを見上げる。
「ルフィ……っ。カイドウを倒しだい!」
モモの助が怒鳴るように叫ぶのに、ペンギンがそっと顔を逸らしていた。
「カイドウは親の仇でござる! ……母上も殺されもうした! せっしゃだって早く大人になって! 強くなって! 父上と母上の仇を討ちたい! 家臣もみなまもってやりたい! されど……体も小さいゆえ、むりでござる! だからいっしょにたたかってほしいでござる! ルフィ!」
土下座して懇願しようとしたモモの助の顔をルフィが押さえて、手を差し出す。
「よくわかった! 手ェ組もう! 『同盟』だ! カイドウの首はおれが貰うぞ!」
今まで黙っていたペンギンがいきなり口を開いたかと思うと、モモの助へ対して辛辣な言葉を投げる。
「な、何を無礼なッ」
「貴殿は既に七つを越えて神の子ではない。泣いて幼い事を利用するのであれば小物らしく隠れて生きるべきでしょう。上座へふんぞり返る役だけならば人形でも出来る」
「き――キサマァ! 無礼も甚だしいでござろう!」
カン十郎が立ち上がりかけて武器へ手をかけるのにも、ペンギンは臆さずに睨みつけただけだった。
「ならば貴殿等は我々に赤子の為に動けとほざくか。屍の上に立つ覚悟も無く、泣かせるだけ泣かせて重湯を呑ませ、泣きやんだところででんでん太鼓でも持たせて笑っているところへ頭を下げると。――ふふ、光月の家臣はでくの坊を育ててぇと見える」
最後の言葉を放ってから、ペンギンがまだ涙を流しているモモの助へと歩み寄る。トラ男は止めないしロビンも止めない。ルフィ達は呆気にとられて動くことを忘れているようで、錦えもん達も動けずにいるようだった。
もし今錦えもん達が動いてモモの助とペンギンの間へ入れば、それはペンギンの言葉を肯定してしまうことになる。ペンギンがそれを意図して言ったのかどうかは分からないが、少なくともロビンは静観しか出来ない。
一つ言えるとしたら『ペンギン』ではなく『死告シャイタン』がにじみ出てしまっている様に思える。
「光月おでんが嫡子、光月モモの助殿。俺の言葉を悔しいとは思わねぇ?」
正面からモモの助を見下ろして、ペンギンは静かに訊ねた。
「悔しいと思わねぇのなら、それは自身が父の死を“どうでもいい”と考えていると悟りなさい。悔しいと思うのなら――何をするべきか分かるでしょう」
そうしてモモの助の進路を塞がないように脇へと避ける。腕で目元を強くこするように涙を拭いながら嗚咽を殺して、モモの助がそれでもまっすぐにルフィへと向かっていった。
泣き止みきれずに何度もしゃくりあげながら、モモの助がルフィを見上げる。
「ルフィ……っ。カイドウを倒しだい!」
モモの助が怒鳴るように叫ぶのに、ペンギンがそっと顔を逸らしていた。
「カイドウは親の仇でござる! ……母上も殺されもうした! せっしゃだって早く大人になって! 強くなって! 父上と母上の仇を討ちたい! 家臣もみなまもってやりたい! されど……体も小さいゆえ、むりでござる! だからいっしょにたたかってほしいでござる! ルフィ!」
土下座して懇願しようとしたモモの助の顔をルフィが押さえて、手を差し出す。
「よくわかった! 手ェ組もう! 『同盟』だ! カイドウの首はおれが貰うぞ!」