ゾウ編
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夢主視点
光月家の跡取りであるモモの助の父『光月おでん』は、つまりモモの助の前の光月家主君であり、光月一族が代々継いできたものを預かる立場であった者だ。
それが、ワノ国の“将軍”と海賊『カイドウ』によって処刑されたという。
『カイドウ』というのは四皇の一人である『百獣のカイドウ』のことで、現在カイドウ率いる“百獣海賊団”はワノ国へいるらしい。
そしてモモの助の父親である『光月おでん』が処刑された理由は、『世界の秘密を聞き出す為』だという。
「先代大名光月おでん様は、『海賊王』ゴール・ディー・ロジャーと共に最後の島『ラフテル』に辿り着き! “世界の秘密”を知ったお方でござる!」
「モモの助の父ちゃんが、ゴールド・ロジャーと『ラフテル』に行った!? お前の父ちゃん海賊王の船員だったのか!?」
ルフィの問いにモモの助が涙を拭いながら頷く。実の父を殺された事をおもいだしてかモモの助も、家臣であった錦えもん達も涙ぐんでいた。
ロジャーの船に乗り、世界の秘密を知っていたが故に『光月おでん』は殺され、その臣下だった錦えもん達も四皇の一人であるカイドウと、そのカイドウと繋がっていたドフラミンゴやその手下の一人であったシーザー・クラウンへ狙われていたらしい。
バカなことを、と思う。クイズの答えが分からないから答えのページを奪いに行くような真似だ。
『光月おでん』が遺したのは息子と臣下達の命の他に、『ワノ国を開国せよ』という言葉らしい。ワノ国はシルビの故郷同様世界政府非加盟国家であり、今は鎖国状態にある。更に言うならカイドウとワノ国の『将軍』が手を組んだことで国内はほぼ制圧されている状態。
錦えもん達は主君の仇であるカイドウと『将軍』を討ち、ワノ国の開国を果たそうとしていると告げた。
「今、国ではわずかな反乱の意志をかき集めておるが、まだまだ敵の“大軍”に対して多勢に無勢! 勝機は見えぬ。――だが勝たねばならぬ!」
言葉がない風情を装って口元へ手を当て、その手の陰でシルビは堪えきれない笑みを浮かべる。
多勢に無勢がなんだというのだ。その『諦めない意志』がシルビは好ましくて仕方がない。きっと『ペンギン』ではなく『死告シャイタン』として聞いていたのなら、飛びつくように喜んで協力を申し出ていただろう。
世界情勢はどうでもいい。どんな結果であろうと何かは必ず残るし生まれるものだ。
ただ歴史も運命も未来も、『諦めない』者が掴み取るものである。
光月家の跡取りであるモモの助の父『光月おでん』は、つまりモモの助の前の光月家主君であり、光月一族が代々継いできたものを預かる立場であった者だ。
それが、ワノ国の“将軍”と海賊『カイドウ』によって処刑されたという。
『カイドウ』というのは四皇の一人である『百獣のカイドウ』のことで、現在カイドウ率いる“百獣海賊団”はワノ国へいるらしい。
そしてモモの助の父親である『光月おでん』が処刑された理由は、『世界の秘密を聞き出す為』だという。
「先代大名光月おでん様は、『海賊王』ゴール・ディー・ロジャーと共に最後の島『ラフテル』に辿り着き! “世界の秘密”を知ったお方でござる!」
「モモの助の父ちゃんが、ゴールド・ロジャーと『ラフテル』に行った!? お前の父ちゃん海賊王の船員だったのか!?」
ルフィの問いにモモの助が涙を拭いながら頷く。実の父を殺された事をおもいだしてかモモの助も、家臣であった錦えもん達も涙ぐんでいた。
ロジャーの船に乗り、世界の秘密を知っていたが故に『光月おでん』は殺され、その臣下だった錦えもん達も四皇の一人であるカイドウと、そのカイドウと繋がっていたドフラミンゴやその手下の一人であったシーザー・クラウンへ狙われていたらしい。
バカなことを、と思う。クイズの答えが分からないから答えのページを奪いに行くような真似だ。
『光月おでん』が遺したのは息子と臣下達の命の他に、『ワノ国を開国せよ』という言葉らしい。ワノ国はシルビの故郷同様世界政府非加盟国家であり、今は鎖国状態にある。更に言うならカイドウとワノ国の『将軍』が手を組んだことで国内はほぼ制圧されている状態。
錦えもん達は主君の仇であるカイドウと『将軍』を討ち、ワノ国の開国を果たそうとしていると告げた。
「今、国ではわずかな反乱の意志をかき集めておるが、まだまだ敵の“大軍”に対して多勢に無勢! 勝機は見えぬ。――だが勝たねばならぬ!」
言葉がない風情を装って口元へ手を当て、その手の陰でシルビは堪えきれない笑みを浮かべる。
多勢に無勢がなんだというのだ。その『諦めない意志』がシルビは好ましくて仕方がない。きっと『ペンギン』ではなく『死告シャイタン』として聞いていたのなら、飛びつくように喜んで協力を申し出ていただろう。
世界情勢はどうでもいい。どんな結果であろうと何かは必ず残るし生まれるものだ。
ただ歴史も運命も未来も、『諦めない』者が掴み取るものである。