空白の二年間編2
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夢主視点
妥協して三十分で一体倒す事を目標に、五体目。
最初の一体こそシャボンディ諸島で見たサイボーグのバーソロミュー・クマを基にしていたが、二体目からは本物のクマの能力であるニキュニキュの実の能力も付加していた事に、船長は気付いている様子が無い。
曲がりなりにも七武海の一人としてそれなりの強さがあるであろうことと、船長が実際にその強さを体感した事のある相手としてチョイスしてみたが、シルビの有幻覚で動かしている為にシルビの意思がどうしても出てしまっている。よってシルビが記憶している本物よりどうしても強くなってしまった。
声が出なくなってからここ暫く、まだ消えずにいる幽霊のロシナンテが耐え切れなくなったとばかりに倒れている船長からシルビの傍へと呼びに戻ってくる。仕方無しに本を閉じ、水の入ったボトルを持って船長の傍へと歩み寄った。
「『炎』のことはあまり知られて無ぇから、延々と幻覚と戦わせて自分は観戦してるなんてことも、昔はよくしたモンです」
「……鬼か」
「知り合いに鬼は居ましたが俺は鬼じゃねぇですねぇ。水どうぞぉ」
差し出したボトルを受け取って船長が起き上がる。砂だらけになってしまっている背中を軽くはたいてやった。
地味に段々強くなっていたクマの幻覚を、それでも五体は倒せたのだがら今のままでもそれなりに実力はあると思える。最後に会って手合わせした時のルフィを基準にしたら、それより少し強いくらいか。
ただ、この先の新世界を進むとなると、四皇を相手にするのなら尚更やはり不安が残る。
「せめて三十分で六十体はいきてぇところですかねぇ。でもバーソロミューとばっかりやってても面白くねぇし……レイリーは駄目でしょう?」
「冥王はやめろ。流石に死ぬ」
シルビが直接手合わせしてもいいのだが、それだとやはり手加減をしてしまうし、一度疲れたら休憩を挟まなければならなくなるのであまり乗り気になれない。それにシルビがどれだけ戦えるのかもばれる気がするのだ。もうばれている気もしないでもないが。
「まぁ経験積めばそれなりに身体が動くようになりますよねぇ。意識せずとも身体が動けばどうにかなりますってぇ」
「……お前本当に教えるの下手だな」
しみじみと言って船長がボトルを差し出してくる。そうして再び立ち上がるのにまだ続けるらしいと察して指を鳴らした。
死ぬ気で頑張ればどんな者だってそれなりに強くなれるだろう。幻覚のクマへ立ちはだかる船長にシルビは邪魔にならぬよう再び木陰の岩へと移動する。
ロシナンテがそんなシルビの後を追いながらとても何か言いだけにしていたが、船長を振り返ってばかりで足元を見ていないから案の定こけていた。
妥協して三十分で一体倒す事を目標に、五体目。
最初の一体こそシャボンディ諸島で見たサイボーグのバーソロミュー・クマを基にしていたが、二体目からは本物のクマの能力であるニキュニキュの実の能力も付加していた事に、船長は気付いている様子が無い。
曲がりなりにも七武海の一人としてそれなりの強さがあるであろうことと、船長が実際にその強さを体感した事のある相手としてチョイスしてみたが、シルビの有幻覚で動かしている為にシルビの意思がどうしても出てしまっている。よってシルビが記憶している本物よりどうしても強くなってしまった。
声が出なくなってからここ暫く、まだ消えずにいる幽霊のロシナンテが耐え切れなくなったとばかりに倒れている船長からシルビの傍へと呼びに戻ってくる。仕方無しに本を閉じ、水の入ったボトルを持って船長の傍へと歩み寄った。
「『炎』のことはあまり知られて無ぇから、延々と幻覚と戦わせて自分は観戦してるなんてことも、昔はよくしたモンです」
「……鬼か」
「知り合いに鬼は居ましたが俺は鬼じゃねぇですねぇ。水どうぞぉ」
差し出したボトルを受け取って船長が起き上がる。砂だらけになってしまっている背中を軽くはたいてやった。
地味に段々強くなっていたクマの幻覚を、それでも五体は倒せたのだがら今のままでもそれなりに実力はあると思える。最後に会って手合わせした時のルフィを基準にしたら、それより少し強いくらいか。
ただ、この先の新世界を進むとなると、四皇を相手にするのなら尚更やはり不安が残る。
「せめて三十分で六十体はいきてぇところですかねぇ。でもバーソロミューとばっかりやってても面白くねぇし……レイリーは駄目でしょう?」
「冥王はやめろ。流石に死ぬ」
シルビが直接手合わせしてもいいのだが、それだとやはり手加減をしてしまうし、一度疲れたら休憩を挟まなければならなくなるのであまり乗り気になれない。それにシルビがどれだけ戦えるのかもばれる気がするのだ。もうばれている気もしないでもないが。
「まぁ経験積めばそれなりに身体が動くようになりますよねぇ。意識せずとも身体が動けばどうにかなりますってぇ」
「……お前本当に教えるの下手だな」
しみじみと言って船長がボトルを差し出してくる。そうして再び立ち上がるのにまだ続けるらしいと察して指を鳴らした。
死ぬ気で頑張ればどんな者だってそれなりに強くなれるだろう。幻覚のクマへ立ちはだかる船長にシルビは邪魔にならぬよう再び木陰の岩へと移動する。
ロシナンテがそんなシルビの後を追いながらとても何か言いだけにしていたが、船長を振り返ってばかりで足元を見ていないから案の定こけていた。