GB series
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指定の位置にガンプラをセットして、わたし達は座席へ腰を下ろす。落ち着かないのは隣に座るカザミも同じで、お互い顔を見合わせて笑ってしまった。
「作ったガンプラを動かすなんて、今まで何度もしてきたはずなのに凄く緊張しちゃうね。カザミもでしょ?」
「へへ……まぁな……でもやっぱり早くやってみたい!っていう方が大きいかな。早く行こうぜ、シオン」
うん!と答えてゴーグルをセットする。両サイドに設置された操縦用のレバーをぎゅっと握り「それじゃああとでね」と、二人同時に飛び込んだ。
「お待たせ~……えっと、カザミ?」
「おっせーよシオン!……じゃなくて、えっと……」
「ふふふ、こっちではアズールと呼んでね?それにしても……随分と印象が違うキャラメイクにしたんだね」
「……うっせーよ」
キャラクタークリエイトを済ませエントランスで再開した彼は現実とはかなり違う姿になっていた。
はちみつのような甘い金色の髪と瞳は変わらなかったけれど、背はぐぐっと大きくなっていたし。体格もいつもみたいなすらりとしていないし。腕なんてわたしの太ももより大きくて、逞しく感じた。
声だって少しだけ、低い……かな?うん。
とにかくこれが彼の、カザミの理想の正義を実行するヒーローの姿なんだなぁと思うと少し頬が緩んだ。
どうやらわたしがそういうことを考えていると見抜いたようで、恥ずかしそうにカザミはそっぽを向いてしまった。
「そういう、えっと……アズールか。アズールもなんかこう……大人な感じじゃねえか」
でしょ?そう言ってわたしは、くるりとその場を一回りしてみせる。髪はいつもより少し短めに。少し大人っぽい見た目にして、軍の敏腕補佐官になるようにデザインしてみたのだ。
ステップを踏むように足を止め、ニコリと微笑み「似合う?」と尋ねると。カザミはばつが悪そうにまた目をそらした。
恥ずかしがってる。お互いいつもと見た目が違うからなんだか新鮮で、凄く愛しいって思える。
「そんなことより!ほら、行こうぜ!GBNの世界!」
照れを隠すためだろう。半ば強引に手を掴まれてエントランス中央にある受付へ向かう。
ここではどんな冒険が、楽しみがあるんだろう。
ずっと一緒に、一緒に遊べたらいいのにな。
「作ったガンプラを動かすなんて、今まで何度もしてきたはずなのに凄く緊張しちゃうね。カザミもでしょ?」
「へへ……まぁな……でもやっぱり早くやってみたい!っていう方が大きいかな。早く行こうぜ、シオン」
うん!と答えてゴーグルをセットする。両サイドに設置された操縦用のレバーをぎゅっと握り「それじゃああとでね」と、二人同時に飛び込んだ。
「お待たせ~……えっと、カザミ?」
「おっせーよシオン!……じゃなくて、えっと……」
「ふふふ、こっちではアズールと呼んでね?それにしても……随分と印象が違うキャラメイクにしたんだね」
「……うっせーよ」
キャラクタークリエイトを済ませエントランスで再開した彼は現実とはかなり違う姿になっていた。
はちみつのような甘い金色の髪と瞳は変わらなかったけれど、背はぐぐっと大きくなっていたし。体格もいつもみたいなすらりとしていないし。腕なんてわたしの太ももより大きくて、逞しく感じた。
声だって少しだけ、低い……かな?うん。
とにかくこれが彼の、カザミの理想の正義を実行するヒーローの姿なんだなぁと思うと少し頬が緩んだ。
どうやらわたしがそういうことを考えていると見抜いたようで、恥ずかしそうにカザミはそっぽを向いてしまった。
「そういう、えっと……アズールか。アズールもなんかこう……大人な感じじゃねえか」
でしょ?そう言ってわたしは、くるりとその場を一回りしてみせる。髪はいつもより少し短めに。少し大人っぽい見た目にして、軍の敏腕補佐官になるようにデザインしてみたのだ。
ステップを踏むように足を止め、ニコリと微笑み「似合う?」と尋ねると。カザミはばつが悪そうにまた目をそらした。
恥ずかしがってる。お互いいつもと見た目が違うからなんだか新鮮で、凄く愛しいって思える。
「そんなことより!ほら、行こうぜ!GBNの世界!」
照れを隠すためだろう。半ば強引に手を掴まれてエントランス中央にある受付へ向かう。
ここではどんな冒険が、楽しみがあるんだろう。
ずっと一緒に、一緒に遊べたらいいのにな。