GB series
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「なぁシオン、決めたか?どんなガンプラでログインするか!」
「ううん、まだ決めてないの。量産機系で組もうと思っているんだけど……どうしよう……悩んじゃうよね」
「わかるぜ……だって、俺達が作ったガンプラを自分で動かせて、戦わせて。GPDみたく破壊されたりしねえもんな!」
よく冷えた麦茶を飲みほしながら一緒に盛り上がる、その話題は近々リリースされるオンラインゲームの事だ。ガンプラバトル・ネクサスオンライン。電脳仮想空間「ディメンション」内でガンプラバトルを楽しめるという世界規模のゲーム。
それまで主流だったGPDと異なり、バトルをデータ上で行う為にどれだけ激しいバトルを繰り広げたとしてもガンプラが破壊されることはないのだという。これは学生であるわたし達にとってはとてもありがたい要素だった。
正式にサービスが開始されるのはまだ先。自分の組んだガンプラを動かして戦わせるだけでもワクワクするけれど、そんなガンプラと一緒に。まさしく一体になって世界をめぐる事ができるのだと。新しい娯楽の提供に胸が躍らないはずがない。
週末の休みを利用してカザミとわたしは比較的近くの大型模型店を訪れているけど、わたし達と同じ考えのビルダーが沢山いるようで。あっちこっちの棚から何を組もうか、どうしようかという話し声が聞こえてきた。
「やっぱりカザミはSEED……っていうかアスランの機体にする?」
ちょうど目の前にあった一つのキットを手に取る。カザミにとって最も馴染みのある赤い機体。イージスガンダムの箱を目の前にかざす。「いいや」ともったいぶるように彼は頭を振り、少し先のコーナーへ足を運んだ。
何にするんだろうとその場で待っていると、まるで幼い子どものように顔を輝かせて持ってきたのはインフィニットジャスティスガンダム。
「俺はこれをベースにして、正義の騎士を作るんだ」
だからさ、一緒に作って、一緒にログインしようぜ、シオン。
そう続けてカザミは笑う。そんなの、答えなんてもう決まってるよ。
「ううん、まだ決めてないの。量産機系で組もうと思っているんだけど……どうしよう……悩んじゃうよね」
「わかるぜ……だって、俺達が作ったガンプラを自分で動かせて、戦わせて。GPDみたく破壊されたりしねえもんな!」
よく冷えた麦茶を飲みほしながら一緒に盛り上がる、その話題は近々リリースされるオンラインゲームの事だ。ガンプラバトル・ネクサスオンライン。電脳仮想空間「ディメンション」内でガンプラバトルを楽しめるという世界規模のゲーム。
それまで主流だったGPDと異なり、バトルをデータ上で行う為にどれだけ激しいバトルを繰り広げたとしてもガンプラが破壊されることはないのだという。これは学生であるわたし達にとってはとてもありがたい要素だった。
正式にサービスが開始されるのはまだ先。自分の組んだガンプラを動かして戦わせるだけでもワクワクするけれど、そんなガンプラと一緒に。まさしく一体になって世界をめぐる事ができるのだと。新しい娯楽の提供に胸が躍らないはずがない。
週末の休みを利用してカザミとわたしは比較的近くの大型模型店を訪れているけど、わたし達と同じ考えのビルダーが沢山いるようで。あっちこっちの棚から何を組もうか、どうしようかという話し声が聞こえてきた。
「やっぱりカザミはSEED……っていうかアスランの機体にする?」
ちょうど目の前にあった一つのキットを手に取る。カザミにとって最も馴染みのある赤い機体。イージスガンダムの箱を目の前にかざす。「いいや」ともったいぶるように彼は頭を振り、少し先のコーナーへ足を運んだ。
何にするんだろうとその場で待っていると、まるで幼い子どものように顔を輝かせて持ってきたのはインフィニットジャスティスガンダム。
「俺はこれをベースにして、正義の騎士を作るんだ」
だからさ、一緒に作って、一緒にログインしようぜ、シオン。
そう続けてカザミは笑う。そんなの、答えなんてもう決まってるよ。