ライドカメンズ
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荒鬼くんは神威さんの言葉を借りて言うならば「筋肉バカ」である。確かに筋トレしているところをよく見るし、実際彼の筋肉はなかなかなものなのだと思う。詳しくないからよくわからないけど。
……筋肉ってどんな感じなのかな。やっぱり硬いのかな?カチカチなのかな?
ちょっと触りたくなってしまうのも仕方がないことだと思うのである。
「というわけで荒鬼くん、筋肉触らせて?」
「どこが〝というわけで〟だよ!?」
ある日の昼下がり。仮面カフェのVIPルームで唐突にそうお願いしてみた。荒鬼くんは訝しげにこっちを見ている。
「いや……なんというかこう……引き締まった素敵な身体だなーって思ったわけですよ」
「お、おう……」
照れているところも可愛い。でも今はそういう話ではない。
荒鬼くんの前に立って、その身体をまじまじと見つめてみると、やっぱり良い体つきなのがわかる。
がっちりしていて男らしい感じの筋肉である。これは触らない方が失礼ではなかろうか?そう思い立って手を伸ばしてみるが、荒鬼くんが顔を赤くして後退りするので届かない。
「待って!なんで逃げるの!?」
「いや、なんか怖ェんだよお前……」
「怖くないって!ちょっと触りたいだけだって!」
「それが怖ェんだよ!」
荒鬼くんにジリジリと近づきながら手を伸ばす。彼も負けじとジリジリと後ずさる。なんかすごい絵面だ。側から見たらとても変な状況に見えることだろう。
「本当にただの好奇心なんだってばー!お願い!」
精一杯の上目遣いで頼んでみる。どうだこのあざとさ、もはや触るためならなりふり構ってはいられない。
荒鬼くんはそんな私を見てゴクリと唾を飲み込んだ。よし、揺らいだな?ここですかさずとどめの一撃。
「だめ……?」
小首を傾げておねだりしてみる。なんだかずいぶんあざとい感じがするけどもうそんなことはどうでもいい。荒鬼くんと筋肉に触りたいんだ私は。そのためなら多少の恥ずかしさなんてものはないも同然なのだ。
彼の反応を確認すると顔を真っ赤にしながらあーとかうーとか唸っている。どういう感情なんだそれ。
そのまましばらく無言の時間が続く。そろそろ諦め時だろうか?仕方ない、筋肉は次回のお楽しみとしよう。そう思ったその瞬間、突然荒鬼くんは両手を広げて私に近づいてきた。
「い、いいぜ!触らせてやる!」
荒鬼くんは顔を赤くしながらそう言った。思わぬ一言に一瞬固まってしまったがすぐに正気に戻る。これはチャンスである!
「ほんと!?ありがとう!」
荒鬼くんの気持ちが変わらないうちに早速腕を触らせてもらう。ほうほう……やはりいい筋肉をしている。硬いけど、どこか弾力があるような不思議な感触だった。
「おぉ〜……」
なんだか楽しくなってきた。ぺたぺたすりすりと荒鬼くんの腕を触りまくる。荒鬼くんはさすがに恥ずかしかったのかそっぽを向いているけど気にしない。荒鬼くんの筋肉の前ではそんなことは些細なことなのだ。
しばらく触って満足したので、次は腹筋を触らせもらうことにする。荒鬼くんはまた少し躊躇っていたが、やがて覚悟が決まったのかゆっくりと服をめくり上げて見せてくれた。おぉ……すごい……、割れた腹筋がすごい……。吸い込まれるように腹筋にぺたぺたと触る。荒鬼くんはくすぐったそうにしているけど、私は気にせずに触り続けた。
「すごい……すごいよ!荒鬼くん!」
完全に語彙力を失った私はただの筋肉オタクになっていた。
「荒鬼くんかっこいい……好き……付き合って……」
「付き合ってるだろ」
荒鬼くんは呆れたように言うが、私はそれどころではなかった。荒鬼くんの腹筋にもう夢中である。
その後しばらく無心で腹筋を撫で続けた。荒鬼くんはその間ずっと黙って見守っていてくれた。なんて優しいんだ……。
「荒鬼くん、ありがとう」
「クロの気が済んだなら良かったぜ」
荒鬼くんは相変わらず優しい。そのまま手を広げてくれたのでその胸に飛び込み、思いっきり抱きついた。
彼の身体はやっぱりたくましく、胸板の厚さを感じてドキドキする。私の背中に腕を回して優しく抱きしめてくれるところも大好きだ。
この一時がずっと続けばいいのに、なんてことを思いながら荒鬼くんの胸に顔を埋めた。
「すーーーはーーー」
そしてついでに思いっきり吸った。
「クロ、すっげえ鼻息」
「あ、ごめん」
荒鬼くんの身体に魅了されすぎたのか、鼻息が荒くなってしまった。そろそろコスモス財閥の後継者としてかなり人に見せられない感じになっている気がするので自重しなければ。
「で?どうだったんだよ俺様の筋肉は」
「最高だった!荒鬼くんの努力の賜物だね!」
私は思わず力いっぱい荒鬼くんに拍手を送る。彼はフンッと鼻を鳴らして得意げに腕を組んだ。そういうところが可愛いんだよなぁ、と心の中だけで呟く。口に出すと怒られそうだし。
「当然だろ!俺様は最強最恐最狂だからな!」
荒鬼くんは自信満々だ。頼もしいことこの上ない。そんな彼が私にはとても愛おしく思えた。私は荒鬼くんが大好きでたまらないのだ。大好きすぎてどうにかなってしまいそうだ。荒鬼くんのことを想うだけで胸が高鳴るし、彼のことを考えるだけでも幸せになる。
「また触らせてね!」
わきわきと手を動かすと「触るのはいーけどよ、その手つきはやめろ」と言われてしまった。残念。
……筋肉ってどんな感じなのかな。やっぱり硬いのかな?カチカチなのかな?
ちょっと触りたくなってしまうのも仕方がないことだと思うのである。
「というわけで荒鬼くん、筋肉触らせて?」
「どこが〝というわけで〟だよ!?」
ある日の昼下がり。仮面カフェのVIPルームで唐突にそうお願いしてみた。荒鬼くんは訝しげにこっちを見ている。
「いや……なんというかこう……引き締まった素敵な身体だなーって思ったわけですよ」
「お、おう……」
照れているところも可愛い。でも今はそういう話ではない。
荒鬼くんの前に立って、その身体をまじまじと見つめてみると、やっぱり良い体つきなのがわかる。
がっちりしていて男らしい感じの筋肉である。これは触らない方が失礼ではなかろうか?そう思い立って手を伸ばしてみるが、荒鬼くんが顔を赤くして後退りするので届かない。
「待って!なんで逃げるの!?」
「いや、なんか怖ェんだよお前……」
「怖くないって!ちょっと触りたいだけだって!」
「それが怖ェんだよ!」
荒鬼くんにジリジリと近づきながら手を伸ばす。彼も負けじとジリジリと後ずさる。なんかすごい絵面だ。側から見たらとても変な状況に見えることだろう。
「本当にただの好奇心なんだってばー!お願い!」
精一杯の上目遣いで頼んでみる。どうだこのあざとさ、もはや触るためならなりふり構ってはいられない。
荒鬼くんはそんな私を見てゴクリと唾を飲み込んだ。よし、揺らいだな?ここですかさずとどめの一撃。
「だめ……?」
小首を傾げておねだりしてみる。なんだかずいぶんあざとい感じがするけどもうそんなことはどうでもいい。荒鬼くんと筋肉に触りたいんだ私は。そのためなら多少の恥ずかしさなんてものはないも同然なのだ。
彼の反応を確認すると顔を真っ赤にしながらあーとかうーとか唸っている。どういう感情なんだそれ。
そのまましばらく無言の時間が続く。そろそろ諦め時だろうか?仕方ない、筋肉は次回のお楽しみとしよう。そう思ったその瞬間、突然荒鬼くんは両手を広げて私に近づいてきた。
「い、いいぜ!触らせてやる!」
荒鬼くんは顔を赤くしながらそう言った。思わぬ一言に一瞬固まってしまったがすぐに正気に戻る。これはチャンスである!
「ほんと!?ありがとう!」
荒鬼くんの気持ちが変わらないうちに早速腕を触らせてもらう。ほうほう……やはりいい筋肉をしている。硬いけど、どこか弾力があるような不思議な感触だった。
「おぉ〜……」
なんだか楽しくなってきた。ぺたぺたすりすりと荒鬼くんの腕を触りまくる。荒鬼くんはさすがに恥ずかしかったのかそっぽを向いているけど気にしない。荒鬼くんの筋肉の前ではそんなことは些細なことなのだ。
しばらく触って満足したので、次は腹筋を触らせもらうことにする。荒鬼くんはまた少し躊躇っていたが、やがて覚悟が決まったのかゆっくりと服をめくり上げて見せてくれた。おぉ……すごい……、割れた腹筋がすごい……。吸い込まれるように腹筋にぺたぺたと触る。荒鬼くんはくすぐったそうにしているけど、私は気にせずに触り続けた。
「すごい……すごいよ!荒鬼くん!」
完全に語彙力を失った私はただの筋肉オタクになっていた。
「荒鬼くんかっこいい……好き……付き合って……」
「付き合ってるだろ」
荒鬼くんは呆れたように言うが、私はそれどころではなかった。荒鬼くんの腹筋にもう夢中である。
その後しばらく無心で腹筋を撫で続けた。荒鬼くんはその間ずっと黙って見守っていてくれた。なんて優しいんだ……。
「荒鬼くん、ありがとう」
「クロの気が済んだなら良かったぜ」
荒鬼くんは相変わらず優しい。そのまま手を広げてくれたのでその胸に飛び込み、思いっきり抱きついた。
彼の身体はやっぱりたくましく、胸板の厚さを感じてドキドキする。私の背中に腕を回して優しく抱きしめてくれるところも大好きだ。
この一時がずっと続けばいいのに、なんてことを思いながら荒鬼くんの胸に顔を埋めた。
「すーーーはーーー」
そしてついでに思いっきり吸った。
「クロ、すっげえ鼻息」
「あ、ごめん」
荒鬼くんの身体に魅了されすぎたのか、鼻息が荒くなってしまった。そろそろコスモス財閥の後継者としてかなり人に見せられない感じになっている気がするので自重しなければ。
「で?どうだったんだよ俺様の筋肉は」
「最高だった!荒鬼くんの努力の賜物だね!」
私は思わず力いっぱい荒鬼くんに拍手を送る。彼はフンッと鼻を鳴らして得意げに腕を組んだ。そういうところが可愛いんだよなぁ、と心の中だけで呟く。口に出すと怒られそうだし。
「当然だろ!俺様は最強最恐最狂だからな!」
荒鬼くんは自信満々だ。頼もしいことこの上ない。そんな彼が私にはとても愛おしく思えた。私は荒鬼くんが大好きでたまらないのだ。大好きすぎてどうにかなってしまいそうだ。荒鬼くんのことを想うだけで胸が高鳴るし、彼のことを考えるだけでも幸せになる。
「また触らせてね!」
わきわきと手を動かすと「触るのはいーけどよ、その手つきはやめろ」と言われてしまった。残念。