龍水くん!〇〇して!
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龍水くんの右手には石化のヒビの名残がある。
よく指パッチンしているその手はなんというかこう、言葉を選ばずに言うと実にえっちである。
(……私って手フェチだったのかな)
自分の新たな一面を発見してしまったことに複雑な気持ちになりつつ、再び作業中の彼の右手をこっそり見つめた。
血管が浮き出た男らしい大きな手。ゴツゴツしていて爪の形まで整っている綺麗な指先。
それを見ただけでドキドキしてしまう自分がいることに気づき、慌てて目を逸らした。
連日の、ゲンさん風に言うなればドイヒー作業のせいでだいぶ頭がどうにかなってしまっているようだ。
ぼーっとした頭で、この手に触れられたらどれだけ幸せなんだろうと考えてしまい慌てて頭を振る。何を考えてるんだろう、私は!
不埒な考えを吹き飛ばそうと頭をぶんぶん振っていると、不意に彼がこちらを振り返り、視線が交わる。
「どうかしたのか?」
不思議そうに首を傾げながら尋ねられれば、返す言葉もなく口ごもってしまう。
「なんでもない!全くもって何もないよ!」
答える声が少し裏返ってしまった。彼に不審に思われていないだろうか。
内心ハラハラしながら様子を窺っていると、突然目の前に龍水くんの手が差し出された。
意図がよくわからず戸惑っていると、催促するように指先を動かされたので、仕方なく自分の手を重ねることにする。
「えーと……?」
「俺の右手を好きに使ってくれて構わんぞ」
「へ!?」
「俺の手を先程からずっと見ていただろう?当たるぜ船乗りの勘は」
バレてた!!めっちゃ恥ずかしい!!
あわあわ百面相する私を楽しそうに見つめながら彼は続ける。
「して欲しいことがあったら言えと約束したはずだぞ」
確かにそうだけど!そうなんだけどさ!
恥ずかしさから俯いてしまった私とは対照的に、彼は何故かとても上機嫌である。
きっと私が恥ずかしがっている様子を楽しんでいるに違いない。ほんとそういうところだぞ。
「……いじわる!」
「フゥン……それで?しないのか?」
意地悪なのは否定しないんだね?分かってるんだからね?
だがしかし、ここで引き下がったら女が廃るというものだ。
「龍水くん!手貸して!」
ヤケクソ気味な言葉は自分でもよくわからないものだったが、それでも龍水くんは特に疑問を持つことなく改めて右手を差し出してくれた。
「はっはー!これでいいか?」
差し出された手を両手で包み込むように握れば温かい体温を感じる。
にぎにぎと握っているとくすぐったいのか小さく笑い声が聞こえてくる。
それがなんだか嬉しくて私も自然と笑みが溢れた。
「これがしたかったのか?」
「えーと、まぁそういうことにしといてよ」
流石に本人に直接手がえっちで最高!!と面と向かって言えるほど私だって神経図太くはない。デリカシー大事。
適当にはぐらかしつつ、彼の指のヒビの跡を指先でなぞった。
「っ……おい、こら。くすぐったいぞ」
ぴくりと肩を揺らし、抗議するような視線を送ってきた彼に、 内心ほくそ笑んでしまう。
ほうほう、龍水くんの意外な弱点発見ですな。今度隙を見てちょくちょく触っちゃお。
「龍水くんの手かっこいいよね、好き」
跡を愛おしむようにすりすりと撫でつけながらそう言えば、彼は一瞬目を大きく見開いた後、すぐに不敵な笑みを浮かべた。
そして仕返しと言わんばかりに空いている左手で私の頬をするすると撫でる。
親指の腹を使って優しく撫でられるのが気持ちよくて思わず目を細めてしまった。
「くすぐったいよ……」
「お返しだ」
いたずらっ子のように歯を見せて笑う彼をみて胸が高鳴るのを感じた。
ずるいなぁ、その顔は反則だよ。そんなことを思っているうちに今度は唇をなぞられる。
「今唇ガサガサだから触っても楽しくないよ」
「そんなことはないさ」
言いながら彼は何度も往復するように唇を指でなぞり続ける。まるでキスされているような感覚に陥り顔が熱くなった。
「千空にリップクリームを作ってもらうといい」
「千空くん忙しいんだからそんなワガママ言えないよ」
苦笑いしながら言えば、彼はふむと考える素振りを見せた後、ゆっくりと顔を近づけてくる。
思わず仰け反りそうになったところを強引に引き寄せられ、唇に柔らかいものが触れた。
驚いて目を見開くと同時に、ぬるりとした感触が唇の上を這う感覚に背筋が粟立つ。
「んむ!?」
「っは……これで少しはマシになるだろう」
満足げに笑いながら離れていく彼を見ながら呆然としていると、再び触れるだけの口付けが降ってきた。
角度を変えて何度も啄むようなバードキスを繰り返され、思考回路が蕩けそうになる。
ようやく解放された頃にはすっかり息が上がっていた。
「はぁ……はぁ……ばかぁ……!」
「でも嫌ではない。違うか!?」
悪びれもせず言ってのける姿に文句の一つでも言いたくなるが、実際は満更でもない自分に気づいているので何も言えないのである。
事実として唇は多少マシになったわけだし。
「……龍水くん、手もう一回貸して」
照れ隠しのためにぶっきらぼうに言うと、彼は快く承諾してくれた。差し出された手を取ると、先程の感覚を思い出してしまい顔が熱くなった。
それを誤魔化すためにぎゅっと力を込めれば彼も握り返してくれる。そのままお互いの指を絡めあい、所謂恋人繋ぎと呼ばれる形に落ち着くと、どちらからともなく顔を見合わせ微笑み合った。
「もうちょっとこうしててもいい?」
甘えるような声で囁けば、彼は無言で頭を撫でてくれた。
優しい掌の感触に安心感を覚えつつ、目を閉じる。
心地よい沈黙の中、私は彼の存在を確かめるかのように強く手を握った。
よく指パッチンしているその手はなんというかこう、言葉を選ばずに言うと実にえっちである。
(……私って手フェチだったのかな)
自分の新たな一面を発見してしまったことに複雑な気持ちになりつつ、再び作業中の彼の右手をこっそり見つめた。
血管が浮き出た男らしい大きな手。ゴツゴツしていて爪の形まで整っている綺麗な指先。
それを見ただけでドキドキしてしまう自分がいることに気づき、慌てて目を逸らした。
連日の、ゲンさん風に言うなればドイヒー作業のせいでだいぶ頭がどうにかなってしまっているようだ。
ぼーっとした頭で、この手に触れられたらどれだけ幸せなんだろうと考えてしまい慌てて頭を振る。何を考えてるんだろう、私は!
不埒な考えを吹き飛ばそうと頭をぶんぶん振っていると、不意に彼がこちらを振り返り、視線が交わる。
「どうかしたのか?」
不思議そうに首を傾げながら尋ねられれば、返す言葉もなく口ごもってしまう。
「なんでもない!全くもって何もないよ!」
答える声が少し裏返ってしまった。彼に不審に思われていないだろうか。
内心ハラハラしながら様子を窺っていると、突然目の前に龍水くんの手が差し出された。
意図がよくわからず戸惑っていると、催促するように指先を動かされたので、仕方なく自分の手を重ねることにする。
「えーと……?」
「俺の右手を好きに使ってくれて構わんぞ」
「へ!?」
「俺の手を先程からずっと見ていただろう?当たるぜ船乗りの勘は」
バレてた!!めっちゃ恥ずかしい!!
あわあわ百面相する私を楽しそうに見つめながら彼は続ける。
「して欲しいことがあったら言えと約束したはずだぞ」
確かにそうだけど!そうなんだけどさ!
恥ずかしさから俯いてしまった私とは対照的に、彼は何故かとても上機嫌である。
きっと私が恥ずかしがっている様子を楽しんでいるに違いない。ほんとそういうところだぞ。
「……いじわる!」
「フゥン……それで?しないのか?」
意地悪なのは否定しないんだね?分かってるんだからね?
だがしかし、ここで引き下がったら女が廃るというものだ。
「龍水くん!手貸して!」
ヤケクソ気味な言葉は自分でもよくわからないものだったが、それでも龍水くんは特に疑問を持つことなく改めて右手を差し出してくれた。
「はっはー!これでいいか?」
差し出された手を両手で包み込むように握れば温かい体温を感じる。
にぎにぎと握っているとくすぐったいのか小さく笑い声が聞こえてくる。
それがなんだか嬉しくて私も自然と笑みが溢れた。
「これがしたかったのか?」
「えーと、まぁそういうことにしといてよ」
流石に本人に直接手がえっちで最高!!と面と向かって言えるほど私だって神経図太くはない。デリカシー大事。
適当にはぐらかしつつ、彼の指のヒビの跡を指先でなぞった。
「っ……おい、こら。くすぐったいぞ」
ぴくりと肩を揺らし、抗議するような視線を送ってきた彼に、 内心ほくそ笑んでしまう。
ほうほう、龍水くんの意外な弱点発見ですな。今度隙を見てちょくちょく触っちゃお。
「龍水くんの手かっこいいよね、好き」
跡を愛おしむようにすりすりと撫でつけながらそう言えば、彼は一瞬目を大きく見開いた後、すぐに不敵な笑みを浮かべた。
そして仕返しと言わんばかりに空いている左手で私の頬をするすると撫でる。
親指の腹を使って優しく撫でられるのが気持ちよくて思わず目を細めてしまった。
「くすぐったいよ……」
「お返しだ」
いたずらっ子のように歯を見せて笑う彼をみて胸が高鳴るのを感じた。
ずるいなぁ、その顔は反則だよ。そんなことを思っているうちに今度は唇をなぞられる。
「今唇ガサガサだから触っても楽しくないよ」
「そんなことはないさ」
言いながら彼は何度も往復するように唇を指でなぞり続ける。まるでキスされているような感覚に陥り顔が熱くなった。
「千空にリップクリームを作ってもらうといい」
「千空くん忙しいんだからそんなワガママ言えないよ」
苦笑いしながら言えば、彼はふむと考える素振りを見せた後、ゆっくりと顔を近づけてくる。
思わず仰け反りそうになったところを強引に引き寄せられ、唇に柔らかいものが触れた。
驚いて目を見開くと同時に、ぬるりとした感触が唇の上を這う感覚に背筋が粟立つ。
「んむ!?」
「っは……これで少しはマシになるだろう」
満足げに笑いながら離れていく彼を見ながら呆然としていると、再び触れるだけの口付けが降ってきた。
角度を変えて何度も啄むようなバードキスを繰り返され、思考回路が蕩けそうになる。
ようやく解放された頃にはすっかり息が上がっていた。
「はぁ……はぁ……ばかぁ……!」
「でも嫌ではない。違うか!?」
悪びれもせず言ってのける姿に文句の一つでも言いたくなるが、実際は満更でもない自分に気づいているので何も言えないのである。
事実として唇は多少マシになったわけだし。
「……龍水くん、手もう一回貸して」
照れ隠しのためにぶっきらぼうに言うと、彼は快く承諾してくれた。差し出された手を取ると、先程の感覚を思い出してしまい顔が熱くなった。
それを誤魔化すためにぎゅっと力を込めれば彼も握り返してくれる。そのままお互いの指を絡めあい、所謂恋人繋ぎと呼ばれる形に落ち着くと、どちらからともなく顔を見合わせ微笑み合った。
「もうちょっとこうしててもいい?」
甘えるような声で囁けば、彼は無言で頭を撫でてくれた。
優しい掌の感触に安心感を覚えつつ、目を閉じる。
心地よい沈黙の中、私は彼の存在を確かめるかのように強く手を握った。
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