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猫の飼い主ー短編ー
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あれから数日
あの時の公園の前を通りかかる
なんとなく自然とあのベンチに目がいく
そこには久美ちゃんが居った
『あ、真島さん!』
「なんや、どないしたん」
『その…また会えるかなと思って』
俯いてそんな事をいう久美ちゃんの横に腰掛ける
「まさか、毎日ここで待ってたわけやないよな」
『あ、えっと…』
「マジか」
『あ、やだ!なんかストーカーみたい!』
「ヒヒッ、こない可愛ええ子にならストーカーされてみたいもんやな」
『え…私結構しつこいですよ?』
「俺も負けんくらいしつこいわ」
『プッ!アハハハハ』
ホンマに笑うと可愛ええな
「んなら、チョロっと飲みいくか?」
『え?良いんですか?』
「何日も待たせてしもーたしな、お詫びや」
『フフッ、やった!』
アカン…
このままやと、惚れてしまいそうや
そんな心配はどこへやら
それからそんなに時間は必要なく
俺は、久美ちゃんの家でポンと戯れる普通の時間を過ごすようになっていった
こんなんも、ええもんやな
横で笑っとる久美ちゃんを抱き寄せて
見上げるその目に映る穏やかな顔の自分を見た
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