峯が沼田と二人で会う約束を取り付けた
ここが勝負や
近江の若頭を殺るっちゅうことは、その後戦争になるかもしれん
せやから上手くやらんと…

待っとれよ久美

兄弟と、花屋に調べてもらった久美の父親のアジトに行く
着いたそこにあったのは、ゴッツい家
表向きは会社経営にしとるらしい

「ピンポン何処やねん」
「とりあえず、門は入っても平気そうやな」
「んなら、邪魔するでぇ」

大きな扉の前に来ると
ドアが開く
身構えるとそこには久美の父親と言う男が立ってた

「話はわかってます。何もしませんから安心してください、どうぞ」
「ほぉ…話のわかるやつやな」

そして、久美が攫われたあの日の事と
久美の正体を聞かされる

「あなたは…真島さんは、そんなあの娘でも良いと仰るんですか？」
「んなもん関係あらへん、久美が何者かなんて今までも気にしたこともないわ、大体突然俺らの前に現れたんやからな」
「今は…沼田の女として過ごしてますが…」
「んなもんイヤイヤやろ？、はよ助けてやりたいんや」
「確かに…久美が沼田に連れて行かれたのは、あなた方を救うためでした。私も、こんな仕事をしていても娘は可愛いもんですよ、出来れば幸せになってもらいたい…」
「ハッ！可愛い娘を殺し屋に育てる親がどこにおんねん」
「確かにそうですね…真島さんに、東城会にあの娘のことを頼んでも…いいでしょうか」
「ああ、はなっからそのつもりや」
「んなら、沼田が東城会に手ぇ出そうとした証拠なんやあるやろ？それを渡して貰うで」
「私達は組織で殺しを請け負います、もちろん証拠は確実に取ってありますよ」
「よっしゃ、兄弟、久美のこと助けられるな」
「ああ」
高崎から受け取った証拠のテープを持って東城会へ戻る
先ずはこれを渡瀬に渡さなな