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17、会いたくて会いたくなかった
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大吾が、兄さんと会ったらしい
久美の失踪には裏があると…
近江の若頭の女?
そんなバカなことがあるか
あの久美が…
大吾と峯にに久美の事は頼んだ
どうやら裏組織が絡んでるらしいところまでは
わかってきたらしい
久美と裏組織なんて全く繋がらない
兄さんにも報告しとくか
「もしもし?兄さん」
「桐生ちゃんか」
「久美のことで少しわかった」
「ほぉ…」
「裏組織が絡んでるらしい」
「なんやて?久美が裏組織と関わりがあるっていうんか?」
そういう反応だよな、やっぱり
「直接関係あるのかまではまだだ。今回の失踪と近江の若頭の件は裏組織が関係してるだろうってとこまでだ」
「それに巻き込まれたんか…」
「それにしても、今まで一切そういった事を感じなかったよな」
「突然現れたって事が何か関係あるのかのぅ」
「引き続き調べてみる」
「ああ、スマンな」
「いいんだ…俺だってあんなの納得いかねぇ」
「久美、今日のお披露目は大事な席だからな。笑顔で頼むぞ」
「はい…」
「東城会の奴らも来るからな」
「…っ!」
どうか…あの人だけは来ませんように
「では、皆様拍手でお迎えください」
拍手の中、なぜ私は笑顔なのか…
こんな男の横で
俯いていたら「前を向け」
と言われ、微笑みながら見渡す
神様は…いないのだろうか
そこに居たのは
大好きな人だった
今すぐにでも、走って行って抱きつきたい
その気持ちに気づいたのか
この横の男は、私の腰を抱いてきた
あの契約をした夜に
私はこの男に奪われた、すべてを
何度も交わされる夜を通り過ぎるたびに
もっともっと忘れられなくなってた
真島さんが、会場から出ていこうとしていた
そのほんの一瞬
目が合った…気がした
「フンっ、真島の顔見たか?、傑作だな」
『…』
もう…二度と
あの優しい眼差しを向けられることは
ないのだろう
でも…あの人とみんなの命が
これからも輝くのなら
私はいくらでも我慢できると思った