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二十八章 これは試練?
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頬を叩かれる感覚で目が覚めると
目の前には金髪の大男
「目ぇ覚めたか?殴ってスマンかった」
『だ、誰ですか!』
「まあ、それはええ」
『攫っといて何言ってるんです?』
「気ぃ強い姉ちゃんやな〜」
『真島さん、ですか?目的は』
「まあ、せやな」
『女攫ってしかやれないんですか?』
「フンッ手っ取り早いやろ」
『殴り込みに行った方が手っ取り早いと思います』
「さすが真島吾朗の女やな」
「気に入ったわ」
なんなのこの金髪!
「あんな、ワシ別に喧嘩売りに来たわけちゃう」
『じゃあなんでこんなこと!』
「姉ちゃん、近江の若頭に狙われとった」
『は?』
「決行は明日、姉ちゃん攫ってとっとと殺して、その死体を真島はんとこに送るっちゅう計画や」
『え…』
どういう事?
「あの若頭に捕まっとったら、躊躇いなく殺られんで、女だろうが子供だろうが」
『で、…あなたが助けてくれた―ということですか?』
「そういう事やな」
『真島さんは?』
「まだ知らん、まだ知られる訳にはいかん」
『でも、心配しちゃう、それに今私が居なくなったら絶対に近江の仕業だと思って大きな喧嘩になっちゃう!』
「大丈夫や、その前には知らせる」
てか、この人誰なの?
『あなたは…誰なんですか?』
その人は、ドスンとその場にあぐらをかいて
タバコに火をつける
「元近江連合のもんや」
『元…』
「郷田龍司」
『…郷田、龍司』
「大昔、真島はんには世話になったわ」
「ああ、少し前には堂島の龍にも世話んなったな」
『え、真島さんとも桐生さんとも知り合いなんですか?』
「せやな」
安心したのか
なんか、急に力が抜けちゃった
「おい、大丈夫かいな」
『はぁ――怖かった…』
「スマンな、怖がらせて」
『見た目がすごく怖いです』
「ガハハハハハ!ハッキリ言うやつやな」
ボフッと私の頭に手を置いて
少し髪をクシャッと撫でると
「ちょい不便やけど少し我慢したってな」
と、優しい眼をした
私…殺されるとこだったんだ―
改めて思ったら怖くなってきた
真島さんにも会えないまま、簡単に殺されるところだった
でも、なんで直ぐに知らせないんだろ
私、いつまでここにいればいいの?
「ほれ」
郷田さんが、私に缶コーヒーを持ってきてくれた
『あ、ありがとうございます』
「腹、減らんか?」
『いえ、大丈夫です』
「フンッ毒なんか入れんから」
『そんな事思ってません』
目の前には金髪の大男
「目ぇ覚めたか?殴ってスマンかった」
『だ、誰ですか!』
「まあ、それはええ」
『攫っといて何言ってるんです?』
「気ぃ強い姉ちゃんやな〜」
『真島さん、ですか?目的は』
「まあ、せやな」
『女攫ってしかやれないんですか?』
「フンッ手っ取り早いやろ」
『殴り込みに行った方が手っ取り早いと思います』
「さすが真島吾朗の女やな」
「気に入ったわ」
なんなのこの金髪!
「あんな、ワシ別に喧嘩売りに来たわけちゃう」
『じゃあなんでこんなこと!』
「姉ちゃん、近江の若頭に狙われとった」
『は?』
「決行は明日、姉ちゃん攫ってとっとと殺して、その死体を真島はんとこに送るっちゅう計画や」
『え…』
どういう事?
「あの若頭に捕まっとったら、躊躇いなく殺られんで、女だろうが子供だろうが」
『で、…あなたが助けてくれた―ということですか?』
「そういう事やな」
『真島さんは?』
「まだ知らん、まだ知られる訳にはいかん」
『でも、心配しちゃう、それに今私が居なくなったら絶対に近江の仕業だと思って大きな喧嘩になっちゃう!』
「大丈夫や、その前には知らせる」
てか、この人誰なの?
『あなたは…誰なんですか?』
その人は、ドスンとその場にあぐらをかいて
タバコに火をつける
「元近江連合のもんや」
『元…』
「郷田龍司」
『…郷田、龍司』
「大昔、真島はんには世話になったわ」
「ああ、少し前には堂島の龍にも世話んなったな」
『え、真島さんとも桐生さんとも知り合いなんですか?』
「せやな」
安心したのか
なんか、急に力が抜けちゃった
「おい、大丈夫かいな」
『はぁ――怖かった…』
「スマンな、怖がらせて」
『見た目がすごく怖いです』
「ガハハハハハ!ハッキリ言うやつやな」
ボフッと私の頭に手を置いて
少し髪をクシャッと撫でると
「ちょい不便やけど少し我慢したってな」
と、優しい眼をした
私…殺されるとこだったんだ―
改めて思ったら怖くなってきた
真島さんにも会えないまま、簡単に殺されるところだった
でも、なんで直ぐに知らせないんだろ
私、いつまでここにいればいいの?
「ほれ」
郷田さんが、私に缶コーヒーを持ってきてくれた
『あ、ありがとうございます』
「腹、減らんか?」
『いえ、大丈夫です』
「フンッ毒なんか入れんから」
『そんな事思ってません』