苗字は固定になります
二十七章 東城会本部
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『どーするんですか!』
「エエやんって、なんも変な事されるわけやあるまいし」
真島さんは、タバコに火をつけてソファの背もたれにドサッともたれる
『そんな…真島さんは慣れてるだろうけど…私は初体験で…』
「やから、いつも通りの久美でエエよ」
「弥生姐さんも、普段の久美が見たいんやろし」
普段の私って…
どんなでしたっけ…
そうこうしてたら、会長室の扉が開く
ドキッ!
大吾さんの前に立つその人こそ
弥生姐さん…
渋い着物(きっととてもお高いやつ)をバシッと着て、背筋がピンッと伸びてて
少しクールな目元がとっても極妻風…
その目にグッと見つめられて、動けなくなる私
「アンタが久美かい」
『は、はい!久美です、は、初めまして…』
「ああ、堅苦しいのはいいから座って」
『は、はい…』
「ヒヒッ、姐さん久美の事虐めんといてや?」
「何言ってんだい、アタシは女を虐める趣味はないよ」
「お袋…」
「ところで久美、アンタ真島の嫁になる気はあるのかい?」
は?
はい?
「姐さん!なんやいきなり!」
「お袋!何言ってんだ!」
「うるさいねぇ、アタシは久美に聞いてるんだよ」
『…』
「どうなんだい?」
『えっと…嫁…と言われましても、その真島さんがしたくないかもしれませんし…』
「んなわけないだろ、ベタ惚れだって噂だよ」
真島さんをチラッと見たら
固まってる…
『あの、嫁とかそういうことはちょっと分からないですけど…一生ついていく気でいます』
シーンとなる
いや!黙らないで!
変なこと言った?
「その眼だね」
『はい?』
「その眼を見たらわかったよ、真島、アンタホントにいい子見つけたねぇ」
「あ…あ、ああ、ホンマそう思いますわ」
「うちの大吾に欲しいくらいだよ」
「お袋!何言ってんだ!」
「そらあきまへん姐さん、久美ん事は死んでも離しまへんで」
「フンッ、わかってるよ」
「で?真島、ちゃんとしようとは思ってるのかい?」
「は?」
「アンタ、東城会の幹部なんだからね〜、ちゃんとしてもらわないと困るよ」
『…』
「そりゃ…考えてます」
『え…』
「そうかい、それならいいんだよ、アンタもいい歳なんだからね」
「ま、真島さんが…所帯持つんですか…」
「大吾!アンタも早くいい人連れてきなよ!全く…」
な、なんか…
話が凄い方へいってしまった
まさか、真島さんがそんな事考えてたなんて思ってもみなくて
あ、でも弥生姐さんに言われて咄嗟に言っただけかもしれないか…
大吾さんへの牽制をして弥生姐さんは
またねと言って部屋を出て行った…
「久美?大丈夫か?」
真島さんが、私の顔の前で手をブンブン振ってる
ハッとして
『だ、大丈夫ですよ〜あはは」
「なんかテンションおかしないか?」
『普通です〜フフッ』
変な顔で私のことを覗き込む真島さんは、何故かいつも通り
「久美さん、本当にすいません!お袋が失礼なことを」
『いいえ〜全然!』
「んなら、帰るか!」
『は、はい!大吾さん、失礼します!』
「あ、今日はありがとうございました」
本部を出て、門の外に待つ車に乗り込む
運転してくれてる西田さんが
「姐さん、お疲れ様でした!」
『は!はい!』
「コラ、デカい声出すなや」
「あ、すいません!」
車のシートに身体が沈むと
急に現実に戻ったように力が抜ける
『はぁ…』
「ヒヒッ、お疲れさん」
真島さんは、私の頭を撫でる
心地よくてその肩に頭を乗せる
肩に手を回してまた頭を撫でてくれる
『緊張しました』
「カチコチになってたで?」
『弥生さん、凄いオーラでしたぁ』
「まあな、あの全盛期の堂島組影で支えてた人やらな〜、組長はどーしよーもない奴やったけどな」
『そうなんですか?』
「せやで?なんであんな美人な姐さんがってみんな言うとったわ」
『フフッそうなんだ』
頭を撫でてた手が肩に降りてグッと力を入れてくる
『?』
「久美?弥生姐さんに言ったことな…本気やからな」
『え?』
「なんや、なし崩し的になってしもうたけど…ちゃんと考えとる」
『あ、え、はい…』
「久美の覚悟聞いたしな…」
あ…恥ずかしい
弥生さんに聞かれて思わず言ってしまった
「なんや〜ちゃんと言おうと思うとったのに」
『フフッ、でも嬉しかったです』
「女なんか作ったら弱なってしまうと思ってたんや、でももっと強くなれるもんなんやな」
『え?』
「男は強くなきゃアカン、今度は大事な人を守るためにもっと強くなるんや」
『それ以上…強くなるんですか?』
「もう、怖いもんナシやヒヒッ」
真島さん、私もあなたといると
どんどん強くなれてます
二人で歩いてく道の先に何があろうと
あなたとなら乗り越えて行けると思う
「エエやんって、なんも変な事されるわけやあるまいし」
真島さんは、タバコに火をつけてソファの背もたれにドサッともたれる
『そんな…真島さんは慣れてるだろうけど…私は初体験で…』
「やから、いつも通りの久美でエエよ」
「弥生姐さんも、普段の久美が見たいんやろし」
普段の私って…
どんなでしたっけ…
そうこうしてたら、会長室の扉が開く
ドキッ!
大吾さんの前に立つその人こそ
弥生姐さん…
渋い着物(きっととてもお高いやつ)をバシッと着て、背筋がピンッと伸びてて
少しクールな目元がとっても極妻風…
その目にグッと見つめられて、動けなくなる私
「アンタが久美かい」
『は、はい!久美です、は、初めまして…』
「ああ、堅苦しいのはいいから座って」
『は、はい…』
「ヒヒッ、姐さん久美の事虐めんといてや?」
「何言ってんだい、アタシは女を虐める趣味はないよ」
「お袋…」
「ところで久美、アンタ真島の嫁になる気はあるのかい?」
は?
はい?
「姐さん!なんやいきなり!」
「お袋!何言ってんだ!」
「うるさいねぇ、アタシは久美に聞いてるんだよ」
『…』
「どうなんだい?」
『えっと…嫁…と言われましても、その真島さんがしたくないかもしれませんし…』
「んなわけないだろ、ベタ惚れだって噂だよ」
真島さんをチラッと見たら
固まってる…
『あの、嫁とかそういうことはちょっと分からないですけど…一生ついていく気でいます』
シーンとなる
いや!黙らないで!
変なこと言った?
「その眼だね」
『はい?』
「その眼を見たらわかったよ、真島、アンタホントにいい子見つけたねぇ」
「あ…あ、ああ、ホンマそう思いますわ」
「うちの大吾に欲しいくらいだよ」
「お袋!何言ってんだ!」
「そらあきまへん姐さん、久美ん事は死んでも離しまへんで」
「フンッ、わかってるよ」
「で?真島、ちゃんとしようとは思ってるのかい?」
「は?」
「アンタ、東城会の幹部なんだからね〜、ちゃんとしてもらわないと困るよ」
『…』
「そりゃ…考えてます」
『え…』
「そうかい、それならいいんだよ、アンタもいい歳なんだからね」
「ま、真島さんが…所帯持つんですか…」
「大吾!アンタも早くいい人連れてきなよ!全く…」
な、なんか…
話が凄い方へいってしまった
まさか、真島さんがそんな事考えてたなんて思ってもみなくて
あ、でも弥生姐さんに言われて咄嗟に言っただけかもしれないか…
大吾さんへの牽制をして弥生姐さんは
またねと言って部屋を出て行った…
「久美?大丈夫か?」
真島さんが、私の顔の前で手をブンブン振ってる
ハッとして
『だ、大丈夫ですよ〜あはは」
「なんかテンションおかしないか?」
『普通です〜フフッ』
変な顔で私のことを覗き込む真島さんは、何故かいつも通り
「久美さん、本当にすいません!お袋が失礼なことを」
『いいえ〜全然!』
「んなら、帰るか!」
『は、はい!大吾さん、失礼します!』
「あ、今日はありがとうございました」
本部を出て、門の外に待つ車に乗り込む
運転してくれてる西田さんが
「姐さん、お疲れ様でした!」
『は!はい!』
「コラ、デカい声出すなや」
「あ、すいません!」
車のシートに身体が沈むと
急に現実に戻ったように力が抜ける
『はぁ…』
「ヒヒッ、お疲れさん」
真島さんは、私の頭を撫でる
心地よくてその肩に頭を乗せる
肩に手を回してまた頭を撫でてくれる
『緊張しました』
「カチコチになってたで?」
『弥生さん、凄いオーラでしたぁ』
「まあな、あの全盛期の堂島組影で支えてた人やらな〜、組長はどーしよーもない奴やったけどな」
『そうなんですか?』
「せやで?なんであんな美人な姐さんがってみんな言うとったわ」
『フフッそうなんだ』
頭を撫でてた手が肩に降りてグッと力を入れてくる
『?』
「久美?弥生姐さんに言ったことな…本気やからな」
『え?』
「なんや、なし崩し的になってしもうたけど…ちゃんと考えとる」
『あ、え、はい…』
「久美の覚悟聞いたしな…」
あ…恥ずかしい
弥生さんに聞かれて思わず言ってしまった
「なんや〜ちゃんと言おうと思うとったのに」
『フフッ、でも嬉しかったです』
「女なんか作ったら弱なってしまうと思ってたんや、でももっと強くなれるもんなんやな」
『え?』
「男は強くなきゃアカン、今度は大事な人を守るためにもっと強くなるんや」
『それ以上…強くなるんですか?』
「もう、怖いもんナシやヒヒッ」
真島さん、私もあなたといると
どんどん強くなれてます
二人で歩いてく道の先に何があろうと
あなたとなら乗り越えて行けると思う