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二十七章 東城会本部
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初めての本部へ到着
車から降りると、デッカイ門に迎えられる
真島さんは、慣れた足取りで門を潜っていく
私も置いてかれないように小走りで着いていく
門の中には縦一列にズラ〜っと並んだ
極道の皆様…
凄い威圧感
ババっと皆さんが頭を下げる
ひぇ〜!
こ、怖い…
「久美、大丈夫や」
そう言って真島さんは、私と手を繋いでくれた
中に入ると
手を繋いだ私たちをジロジロと行き交う人達が遠慮なく見てくる
『あ、あの』
「ん?」
『手なんて繋いでていいんですか?』
「エエやろ」
『へ?』
「あんな〜俺、結構ここでは偉いんやで?」
『プッッ!』
「笑うなや」
『すいません…フフッ』
そのまま手を引かれ連れていかれたのは
会長室
ドキドキ―
「六代目!来たで!」
真島さんは、ノックもせず扉を開けた
「ああ、真島さんと久美さん」
六代目の大吾さんが
立派な代紋の前の机から立ち上がって
こちらへ歩いてくる
『あ、あの…本日は、お招き頂きまして…』
「ああ、そんなに堅くならずに」
ならずにいられるか!
「ヒヒッ久美緊張しとるんや、んで?なんでコイツまで呼ばれたんや」
「すいません…お袋のワガママですよ」
「あ?弥生姐さんの?」
「噂を聞きつけちゃったらしくて…」
バツの悪そうな顔をした大吾さんが
チラッと私を見る
「真島さんが、惚れてる人がその辺のチンピラより気合いが入ってるって…」
「なんやそれ」
「ま、まあ、立ったままもなんですからどうぞ」
そう言ってソファへ促された
「以前、久美さんが攫われたことありましたよね」
「んあ?…おう、アレな」
「あの時の話を…あの組の末端だった元組員が飯屋で話してるのをお袋の運転手がたまたま聞いたらしくて…」
「ほぉーん、でなんて?」
「真島さんの前に立ち塞がって、取り囲んでるヤクザ睨み返したって」
「んまあ、嘘やないな」
「えっ!?本当だったんですか?」
「な?」
『え…えっと…そんな事しましたっけ?』
「とぼけんなや?」
『あ、あの時はですね、ちょこっとアドレナリンが…その…』
大吾さんが少し座り直す
「そこまで出来る女なんて、そうそう居ないっすよ…しかもカタギの娘さんで…」
『いやぁ…必死だったので』
「度胸もそうですけど、そこまで惚れられてる真島さんが…羨ましいです」
「ヒヒッ、せやろ〜」
「で、それがなんで弥生姐さんがって事になっとるん?」
「それが、組長の奥さん連中で良くお茶会みたいなのやってるんですよ…それに呼びたいって…」
は?無理無理無理!
『無理です!』
「ですよね…」
『だって、私奥さんじゃないし!』
「いや、そこかいな」
『そこだけじゃなくて!』
こ、怖いじゃん!
組長の奥さんになるような人達に囲まれるなんて…
「とりあえず、お袋だけには会って貰えますか?」
『…どうしても…ダメですか』
「すいません…」
「エエやん、別にいつもの久美でいたらエエ」
『そんなぁ…』
「呼んできますっ!」
『あっ!』
大吾さんは、もう何も言わせないとばかりに
疾風のように会長室を飛び出して言ってしまった
車から降りると、デッカイ門に迎えられる
真島さんは、慣れた足取りで門を潜っていく
私も置いてかれないように小走りで着いていく
門の中には縦一列にズラ〜っと並んだ
極道の皆様…
凄い威圧感
ババっと皆さんが頭を下げる
ひぇ〜!
こ、怖い…
「久美、大丈夫や」
そう言って真島さんは、私と手を繋いでくれた
中に入ると
手を繋いだ私たちをジロジロと行き交う人達が遠慮なく見てくる
『あ、あの』
「ん?」
『手なんて繋いでていいんですか?』
「エエやろ」
『へ?』
「あんな〜俺、結構ここでは偉いんやで?」
『プッッ!』
「笑うなや」
『すいません…フフッ』
そのまま手を引かれ連れていかれたのは
会長室
ドキドキ―
「六代目!来たで!」
真島さんは、ノックもせず扉を開けた
「ああ、真島さんと久美さん」
六代目の大吾さんが
立派な代紋の前の机から立ち上がって
こちらへ歩いてくる
『あ、あの…本日は、お招き頂きまして…』
「ああ、そんなに堅くならずに」
ならずにいられるか!
「ヒヒッ久美緊張しとるんや、んで?なんでコイツまで呼ばれたんや」
「すいません…お袋のワガママですよ」
「あ?弥生姐さんの?」
「噂を聞きつけちゃったらしくて…」
バツの悪そうな顔をした大吾さんが
チラッと私を見る
「真島さんが、惚れてる人がその辺のチンピラより気合いが入ってるって…」
「なんやそれ」
「ま、まあ、立ったままもなんですからどうぞ」
そう言ってソファへ促された
「以前、久美さんが攫われたことありましたよね」
「んあ?…おう、アレな」
「あの時の話を…あの組の末端だった元組員が飯屋で話してるのをお袋の運転手がたまたま聞いたらしくて…」
「ほぉーん、でなんて?」
「真島さんの前に立ち塞がって、取り囲んでるヤクザ睨み返したって」
「んまあ、嘘やないな」
「えっ!?本当だったんですか?」
「な?」
『え…えっと…そんな事しましたっけ?』
「とぼけんなや?」
『あ、あの時はですね、ちょこっとアドレナリンが…その…』
大吾さんが少し座り直す
「そこまで出来る女なんて、そうそう居ないっすよ…しかもカタギの娘さんで…」
『いやぁ…必死だったので』
「度胸もそうですけど、そこまで惚れられてる真島さんが…羨ましいです」
「ヒヒッ、せやろ〜」
「で、それがなんで弥生姐さんがって事になっとるん?」
「それが、組長の奥さん連中で良くお茶会みたいなのやってるんですよ…それに呼びたいって…」
は?無理無理無理!
『無理です!』
「ですよね…」
『だって、私奥さんじゃないし!』
「いや、そこかいな」
『そこだけじゃなくて!』
こ、怖いじゃん!
組長の奥さんになるような人達に囲まれるなんて…
「とりあえず、お袋だけには会って貰えますか?」
『…どうしても…ダメですか』
「すいません…」
「エエやん、別にいつもの久美でいたらエエ」
『そんなぁ…』
「呼んできますっ!」
『あっ!』
大吾さんは、もう何も言わせないとばかりに
疾風のように会長室を飛び出して言ってしまった