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四章 理由なんてわからない
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カランカラン.•♬
「あら、桐生さんいらっしゃい」
「おう、ママ」
「あら!この前の」
『あ、こんばんは…』
「カウンターでいいか?」
『あ、はい…』
なんなんだ?この状況は
お店の中を見渡したけど、今日は真島さんはいないみたいで良かった…
私はまた、ビールを頼む
桐生さんは、ウイスキーを飲んでいた
「この前」
『え?、あ、はい』
「兄さん、お前のこと追いかけて行っただろ?」
『あ…タクシー乗る所まで送って頂きました』
「兄さん…お前に惚れたのかな」
『い、いや…そんなことは』
「なんでだ?」
『いや…その、ヤクザと関わるなって』
「そりゃ、違いねぇな」
『お友達…でも、ダメなんでしょうか』
「ヤクザの友達欲しいのか?」
『いえ、ヤクザの友達…というか、真島さんとお友達に、という事で』
「…」
な、なんで黙るの?
「やめとけ」
『…っっ』
やっぱり…
「兄さんは、一筋縄じゃ行かねぇ」
『は?』
「惚れてんだろ」
『そ、そんな!』
「顔見りゃ分かる」
そんなに?わかりやすい?
それじゃ、この前のは揶揄われただけなのかな
「なんであんなヤクザ丸出しの変わった男が良いんだ?」
『フッ…アハハ!』
「な、なんだ急に!」
『あ、すいません…言われてみれば確かにと思いまして…』
「そうだろ?」
『でも、どこが良いとか…そんなこと分かりません、ただ好きになっただけです』
私は桐生さんに話しながら、自分でもこの気持ちを確認できた気がした
理由なんてないんだ
『だから、ヤクザだろうが何だろうが多分関係ないんだと思います』
「お前も…変わった奴なんだな」
『そうかもしれないです』
「でも、兄さんはカタギを自分の女にはしないと思うぞ」
『そうですね…いいです』
「あ?」
そう、いいのだ
愛されたいとか、そんなものは自分の中には無いと思ってる
誰かに愛されるなんて…
『いいんです』
「フンッ」
そうして、ビールを飲み干す
「あら、桐生さんいらっしゃい」
「おう、ママ」
「あら!この前の」
『あ、こんばんは…』
「カウンターでいいか?」
『あ、はい…』
なんなんだ?この状況は
お店の中を見渡したけど、今日は真島さんはいないみたいで良かった…
私はまた、ビールを頼む
桐生さんは、ウイスキーを飲んでいた
「この前」
『え?、あ、はい』
「兄さん、お前のこと追いかけて行っただろ?」
『あ…タクシー乗る所まで送って頂きました』
「兄さん…お前に惚れたのかな」
『い、いや…そんなことは』
「なんでだ?」
『いや…その、ヤクザと関わるなって』
「そりゃ、違いねぇな」
『お友達…でも、ダメなんでしょうか』
「ヤクザの友達欲しいのか?」
『いえ、ヤクザの友達…というか、真島さんとお友達に、という事で』
「…」
な、なんで黙るの?
「やめとけ」
『…っっ』
やっぱり…
「兄さんは、一筋縄じゃ行かねぇ」
『は?』
「惚れてんだろ」
『そ、そんな!』
「顔見りゃ分かる」
そんなに?わかりやすい?
それじゃ、この前のは揶揄われただけなのかな
「なんであんなヤクザ丸出しの変わった男が良いんだ?」
『フッ…アハハ!』
「な、なんだ急に!」
『あ、すいません…言われてみれば確かにと思いまして…』
「そうだろ?」
『でも、どこが良いとか…そんなこと分かりません、ただ好きになっただけです』
私は桐生さんに話しながら、自分でもこの気持ちを確認できた気がした
理由なんてないんだ
『だから、ヤクザだろうが何だろうが多分関係ないんだと思います』
「お前も…変わった奴なんだな」
『そうかもしれないです』
「でも、兄さんはカタギを自分の女にはしないと思うぞ」
『そうですね…いいです』
「あ?」
そう、いいのだ
愛されたいとか、そんなものは自分の中には無いと思ってる
誰かに愛されるなんて…
『いいんです』
「フンッ」
そうして、ビールを飲み干す