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二十六章 ケンカ
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私はスマホを確認してみたけど、特にメッセージも来てない
「久美ちゃん、次何か飲む?」
『あ、じゃあ水割りで』
「兄さん来る前に酔うなよ?」
『何でですか?』
「なんでも理由にして喧嘩売られんだよ」
『フフフッ』
「でも、仲良いわよね?二人」
『ですよね〜』
「兄さんには、色々世話になったからな」
『そうなんだ』
「兄さんが居なかったら…俺はこうして酒なんて飲めてなかったと思う」
『…』
『真島さんも同じように思ってそうですけどね』
私は水割りのグラスの中の氷をカランコロンと鳴らしながら真島さんの姿を思い浮かべてた
ふと、桐生さんの方を見たら
「久美…」
ん?
膝の上に置いてた私の手を桐生さんがギュッと握ってくる
?腕相撲の続き?
『やっぱり腕相撲やりますか?』
「ッッ!お前…」
カランカラン♪
ドアが開く
「何やってんねん…」
低ーい声が響く
ちょうど、手を握りあってるように見えてしまったからだと思う
『あ、真島さん!お疲れ様です』
まさか、怒ってるとは思わずに普通に話しかけた私に真島さんがズズっと近づいて
「二人で何やってたん?」
と聞いてくる
『腕相撲しようとしてました』
「ハッ!んなわかりやすい嘘に騙されると思うとるんか?」
『いえ、嘘じゃないですし』
「兄さん…」
「ホンマなんか?桐生ちゃんよぉ」
「…」
は?なんでなんにも言わないの?
「桐生ちゃん…表、出ろや」
『いや、あの!なんですぐそうなるんですか!』
「久美は、黙っとれ!」
今までに…言われたことないくらい怒鳴られて凄く怖かった
思わずビクッとなった私に、少しばつが悪そうな真島さんはプイっとそっぽを向いて出ていってしまった
「久美、悪いな」
と言って桐生さんも後に続いて出ていった
なんなのよ!なんであんなに怒ってるの?
桐生さんと二人で飲んでたことなんて今までもあった
なんなら真島さんが桐生さんに私のお守りを頼んだことだってあったじゃない!
「ちょっと虫の居所が悪かったんじゃない?」
『そ、そうですかね』
「言っても極道よ、あの人」
確かに―
そうだ。私にはいつも優しくて甘いから
時々忘れちゃうけど…
でも、それにしてもさっきのはなんか納得いかない
『私、帰ります!真島さん達戻ってきたら言っといて下さい』
「え?久美ちゃん!ちょっと!」
止めるママを無視して私は、セレナを後にした
「久美ちゃん、次何か飲む?」
『あ、じゃあ水割りで』
「兄さん来る前に酔うなよ?」
『何でですか?』
「なんでも理由にして喧嘩売られんだよ」
『フフフッ』
「でも、仲良いわよね?二人」
『ですよね〜』
「兄さんには、色々世話になったからな」
『そうなんだ』
「兄さんが居なかったら…俺はこうして酒なんて飲めてなかったと思う」
『…』
『真島さんも同じように思ってそうですけどね』
私は水割りのグラスの中の氷をカランコロンと鳴らしながら真島さんの姿を思い浮かべてた
ふと、桐生さんの方を見たら
「久美…」
ん?
膝の上に置いてた私の手を桐生さんがギュッと握ってくる
?腕相撲の続き?
『やっぱり腕相撲やりますか?』
「ッッ!お前…」
カランカラン♪
ドアが開く
「何やってんねん…」
低ーい声が響く
ちょうど、手を握りあってるように見えてしまったからだと思う
『あ、真島さん!お疲れ様です』
まさか、怒ってるとは思わずに普通に話しかけた私に真島さんがズズっと近づいて
「二人で何やってたん?」
と聞いてくる
『腕相撲しようとしてました』
「ハッ!んなわかりやすい嘘に騙されると思うとるんか?」
『いえ、嘘じゃないですし』
「兄さん…」
「ホンマなんか?桐生ちゃんよぉ」
「…」
は?なんでなんにも言わないの?
「桐生ちゃん…表、出ろや」
『いや、あの!なんですぐそうなるんですか!』
「久美は、黙っとれ!」
今までに…言われたことないくらい怒鳴られて凄く怖かった
思わずビクッとなった私に、少しばつが悪そうな真島さんはプイっとそっぽを向いて出ていってしまった
「久美、悪いな」
と言って桐生さんも後に続いて出ていった
なんなのよ!なんであんなに怒ってるの?
桐生さんと二人で飲んでたことなんて今までもあった
なんなら真島さんが桐生さんに私のお守りを頼んだことだってあったじゃない!
「ちょっと虫の居所が悪かったんじゃない?」
『そ、そうですかね』
「言っても極道よ、あの人」
確かに―
そうだ。私にはいつも優しくて甘いから
時々忘れちゃうけど…
でも、それにしてもさっきのはなんか納得いかない
『私、帰ります!真島さん達戻ってきたら言っといて下さい』
「え?久美ちゃん!ちょっと!」
止めるママを無視して私は、セレナを後にした