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二十六章 ケンカ
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こんなに思い合って大切だと思ってても
ムカつく時もあるもので…
前から思ってたんだけど、真島さんは
やたらと私と桐生さんを会わせると言うか
バッティングさせる
その思惑がなんなのか分からないから、余計にイラッとする
そのくせ、仲良く話してることにヤキモチを妬いたりして、その日の夜の真島さんは正に狂犬となって襲いかかってくる
普段はとっても優しく抱いてくれるけど
桐生さんと関わった日は違う人みたいに―
この日もそれだった
仕事終わりにセレナで待っててくれと真島さんからのメッセージが来ていたので上がってからセレナへ行くと、カウンターで一人飲んでいる桐生さんがいた
「おう、久美、兄さんと待ち合わせか」
『こんばんは、そうなんですよ』
私はなんの躊躇いもなく桐生さんの横に座る
「久美ちゃん、何飲む?」
ママが聞いてくる
真島さんまだだし、軽目にしとこっかな
『ビールで』
「珍しいな」
『まあ、とりあえずって感じで』
「オッサンっぽいぞ?」
『ええ!?うそ』
「フンッ、嘘だよ」
『もう〜なんですか!』
「揶揄って見ただけだろ」
私が桐生さんの腕を肘で小突く
うわっ―凄い筋肉
いつもはジャケットを着てるからかあまり意識したことがなかったけど、今はジャケットは脱いで椅子に掛けてあった
『桐生さんの腕の筋肉見てみたい』
「なんだ、急に」
『凄く硬かったんでフフッ』
「見るか?」
『わぁ』
桐生さんは、
赤いシャツの腕を捲り上げる
『おお…』
『腕相撲しましょ』
「おい、久美の腕へし折れるぞ?」
『そんな本気でやるんですか?』
「やるわけないだろ」
私は右腕を出して肘をつく
掌を開いて、どうぞと意思表示
「本気か?」
『とりあえず、組でみて下さいよ、女にしてはイケると思います』
「仕方ねぇな」
桐生さんも腕まくりをした右手を私の掌と合わせる
握りあってお互いにいつもより距離が近くなった
「…ッッ!」
『?』
「な、なんだ」
『おっきい手』
と言って、私がニギニギすると
パッと手を離してしまった
『あ、まだやってないじゃないですか!』
「ッ…組んだだけで相手の力量は分かる、まあ、久美とは、やらなくても分かるけどな」
『ふんっ、いいんです。組んだ時の腕の筋肉を盗み見しましたから』
「筋肉フェチか?」
『特にそういう訳では無いですけど』
真島さんは、細マッチョ
桐生さんは、ガッチリマッチョなのかな
「兄さん、遅いな」
『そうですね〜』
ムカつく時もあるもので…
前から思ってたんだけど、真島さんは
やたらと私と桐生さんを会わせると言うか
バッティングさせる
その思惑がなんなのか分からないから、余計にイラッとする
そのくせ、仲良く話してることにヤキモチを妬いたりして、その日の夜の真島さんは正に狂犬となって襲いかかってくる
普段はとっても優しく抱いてくれるけど
桐生さんと関わった日は違う人みたいに―
この日もそれだった
仕事終わりにセレナで待っててくれと真島さんからのメッセージが来ていたので上がってからセレナへ行くと、カウンターで一人飲んでいる桐生さんがいた
「おう、久美、兄さんと待ち合わせか」
『こんばんは、そうなんですよ』
私はなんの躊躇いもなく桐生さんの横に座る
「久美ちゃん、何飲む?」
ママが聞いてくる
真島さんまだだし、軽目にしとこっかな
『ビールで』
「珍しいな」
『まあ、とりあえずって感じで』
「オッサンっぽいぞ?」
『ええ!?うそ』
「フンッ、嘘だよ」
『もう〜なんですか!』
「揶揄って見ただけだろ」
私が桐生さんの腕を肘で小突く
うわっ―凄い筋肉
いつもはジャケットを着てるからかあまり意識したことがなかったけど、今はジャケットは脱いで椅子に掛けてあった
『桐生さんの腕の筋肉見てみたい』
「なんだ、急に」
『凄く硬かったんでフフッ』
「見るか?」
『わぁ』
桐生さんは、
赤いシャツの腕を捲り上げる
『おお…』
『腕相撲しましょ』
「おい、久美の腕へし折れるぞ?」
『そんな本気でやるんですか?』
「やるわけないだろ」
私は右腕を出して肘をつく
掌を開いて、どうぞと意思表示
「本気か?」
『とりあえず、組でみて下さいよ、女にしてはイケると思います』
「仕方ねぇな」
桐生さんも腕まくりをした右手を私の掌と合わせる
握りあってお互いにいつもより距離が近くなった
「…ッッ!」
『?』
「な、なんだ」
『おっきい手』
と言って、私がニギニギすると
パッと手を離してしまった
『あ、まだやってないじゃないですか!』
「ッ…組んだだけで相手の力量は分かる、まあ、久美とは、やらなくても分かるけどな」
『ふんっ、いいんです。組んだ時の腕の筋肉を盗み見しましたから』
「筋肉フェチか?」
『特にそういう訳では無いですけど』
真島さんは、細マッチョ
桐生さんは、ガッチリマッチョなのかな
「兄さん、遅いな」
『そうですね〜』