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二十二章 猫を拾う
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この日は、真島さんがビシッとブラックのフォーマルなスリーピーススーツを着ていた
もうカッコよくてホントに…
他の人に見せたくない!
てか、せっかく休みなのに…一緒に居れないのかぁ
そんなことを言っても仕方ないんだけど…
そう、今日は幹部会というわけではなく
東城会内の組長さんの結婚式なんですと。
お嫁さんになる方が水商売の人でその友人とか、親戚とか…
女性も多そうで…
てか、友達もキャバ嬢とか多いのかな…
結婚式は、出会いの場所って言うし…
なんならいつもの蛇革ジャケットで行って欲しい!
あ、やっぱりダメ!あの腹筋ダメ!
って事で私は朝からずっとため息ばかりついてる
「なんや、ため息ばっかりついて」
『だって…カッコよすぎる…』
「はあ〜?こんなオッサンに何言ってんのや?」
『だって!結婚式でしょ?一般の女性とかも来ますよね?てか、オッサンになんて全然見えない!』
「さあ?知らんけど」
『ゴニョゴニョ…』
「なーんや!」
『カッコイイ真島さんを誰にも見せたくない!』
「ククッ、そんなことかいな」
『そんなことって…』
「そんなカッコイイ男は私のモノ!と思うとればエエやん」
『…』
真島さんは、私の頭をポンポンとすると
「なーんも心配することあらへん、な?」
『うぅ…はい…』
そう言って、迎えの車に颯爽と乗り込んで行ってしまった
車が角を曲がるそこまで見届けて、寂しさと不安で今日は何も手につかなそうだなと思いながらマンションに戻ろうとした時、ふと視線の横に何か動くものが見える
『な、なに!?』
「ニャー」
え!?
ええ!?
そこには、小さな真っ黒な猫
トコトコと私の方に駆け寄ってくる
しゃがみこんでその小さな黒い塊をすくい上げる
「ニャー!」
私の顔を見つめながら鳴く子猫を思わずギューっと抱きしめた
ゴロゴロと喉を鳴らす音が私に伝わってくる
「ンニャ」
このマンションって、動物ダメだっけ…
と考えてると、エントランスの自動ドアが開く
そこにはポメラニアンを抱っこしているご婦人
あ、大丈夫!
私は、なんの躊躇もなくその子を部屋に連れていった
もうカッコよくてホントに…
他の人に見せたくない!
てか、せっかく休みなのに…一緒に居れないのかぁ
そんなことを言っても仕方ないんだけど…
そう、今日は幹部会というわけではなく
東城会内の組長さんの結婚式なんですと。
お嫁さんになる方が水商売の人でその友人とか、親戚とか…
女性も多そうで…
てか、友達もキャバ嬢とか多いのかな…
結婚式は、出会いの場所って言うし…
なんならいつもの蛇革ジャケットで行って欲しい!
あ、やっぱりダメ!あの腹筋ダメ!
って事で私は朝からずっとため息ばかりついてる
「なんや、ため息ばっかりついて」
『だって…カッコよすぎる…』
「はあ〜?こんなオッサンに何言ってんのや?」
『だって!結婚式でしょ?一般の女性とかも来ますよね?てか、オッサンになんて全然見えない!』
「さあ?知らんけど」
『ゴニョゴニョ…』
「なーんや!」
『カッコイイ真島さんを誰にも見せたくない!』
「ククッ、そんなことかいな」
『そんなことって…』
「そんなカッコイイ男は私のモノ!と思うとればエエやん」
『…』
真島さんは、私の頭をポンポンとすると
「なーんも心配することあらへん、な?」
『うぅ…はい…』
そう言って、迎えの車に颯爽と乗り込んで行ってしまった
車が角を曲がるそこまで見届けて、寂しさと不安で今日は何も手につかなそうだなと思いながらマンションに戻ろうとした時、ふと視線の横に何か動くものが見える
『な、なに!?』
「ニャー」
え!?
ええ!?
そこには、小さな真っ黒な猫
トコトコと私の方に駆け寄ってくる
しゃがみこんでその小さな黒い塊をすくい上げる
「ニャー!」
私の顔を見つめながら鳴く子猫を思わずギューっと抱きしめた
ゴロゴロと喉を鳴らす音が私に伝わってくる
「ンニャ」
このマンションって、動物ダメだっけ…
と考えてると、エントランスの自動ドアが開く
そこにはポメラニアンを抱っこしているご婦人
あ、大丈夫!
私は、なんの躊躇もなくその子を部屋に連れていった