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二十一章 嫉妬
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「ふぅ〜」
真島さんが、ふかーく息を吐く
『緊張したんですか?』
「あ?んなわけあるかい!」
『フフッ、最初顔も見れないほどでしたけど?』
「おい、揶揄っとんのか?」
『別に〜』
「久美、まさか!」
『な、なんです?』
「ヤキモチ…」
…っ!
「ヤキモチやろ〜」
『ち、違いますっ!』
「安心せい、今日話してよーくわかったわ」
『?』
「惚れとったわけやない」
『え?』
「使命感やな」
真島さんが、手を差し出してくる
私はその手を取って強く握る
「俺は、アイツを殺せと言われとった」
「でも、境遇を聞いたら…目が見えないこともな、こんなか弱いもん殺して組に戻っても兄弟に堂々と会えるわけない、俺ら悪い奴らのせいであんな目に遭った女をちゃんとマトモな道に返してやらんとって、若かったのぅ」
「それに…言われたんや、生かした責任取れって…」
私の方を見て
「せやから、久美に対する気持ちと全く違うもんや」
『…』
「ホンマに心底惚れると絶対手離したくないっちゅうことわかったわ」
「久美の幸せは、全部”俺が”作っていってやりたいんや」
『真島さん…』
「言ったやろ?久美は俺やなきゃ幸せに出来んって」
『本当にそうです、私…真島さんとじゃなきゃ幸せじゃない』
「ヒヒッやろ〜?」
真島さんが立ち止まって私の眼を覗き込む
「俺はヤクザや、人様に顔向けできん事も仰山しとる。惚れた女ホンマに幸せに出来んのかも正直わからん、でもしてやりたいんや、俺の手で…俺の側で幸せにしとる久美を見てたいんや」
『私…もう既にすっごく幸せです』
「そっか…なら、俺にでも出来るっちゅうことやな!」
『はい!』
チュッ…と軽く唇が触れる
「俺に任せとけ、絶対離さへん」
『はい、絶対着いていきます』
「愛しとるで、久美」
『私も…愛してます』
肩を抱かれて歩くこの道
チカチカのネオンと喧騒と
怪しい香り漂うこの街が、これ程に似合う男が居るのだろうか
その男の頼もしい横顔を見つめ、その腕に抱かれて
もう何も怖いものは無いと
私は確信していた
真島さんが、ふかーく息を吐く
『緊張したんですか?』
「あ?んなわけあるかい!」
『フフッ、最初顔も見れないほどでしたけど?』
「おい、揶揄っとんのか?」
『別に〜』
「久美、まさか!」
『な、なんです?』
「ヤキモチ…」
…っ!
「ヤキモチやろ〜」
『ち、違いますっ!』
「安心せい、今日話してよーくわかったわ」
『?』
「惚れとったわけやない」
『え?』
「使命感やな」
真島さんが、手を差し出してくる
私はその手を取って強く握る
「俺は、アイツを殺せと言われとった」
「でも、境遇を聞いたら…目が見えないこともな、こんなか弱いもん殺して組に戻っても兄弟に堂々と会えるわけない、俺ら悪い奴らのせいであんな目に遭った女をちゃんとマトモな道に返してやらんとって、若かったのぅ」
「それに…言われたんや、生かした責任取れって…」
私の方を見て
「せやから、久美に対する気持ちと全く違うもんや」
『…』
「ホンマに心底惚れると絶対手離したくないっちゅうことわかったわ」
「久美の幸せは、全部”俺が”作っていってやりたいんや」
『真島さん…』
「言ったやろ?久美は俺やなきゃ幸せに出来んって」
『本当にそうです、私…真島さんとじゃなきゃ幸せじゃない』
「ヒヒッやろ〜?」
真島さんが立ち止まって私の眼を覗き込む
「俺はヤクザや、人様に顔向けできん事も仰山しとる。惚れた女ホンマに幸せに出来んのかも正直わからん、でもしてやりたいんや、俺の手で…俺の側で幸せにしとる久美を見てたいんや」
『私…もう既にすっごく幸せです』
「そっか…なら、俺にでも出来るっちゅうことやな!」
『はい!』
チュッ…と軽く唇が触れる
「俺に任せとけ、絶対離さへん」
『はい、絶対着いていきます』
「愛しとるで、久美」
『私も…愛してます』
肩を抱かれて歩くこの道
チカチカのネオンと喧騒と
怪しい香り漂うこの街が、これ程に似合う男が居るのだろうか
その男の頼もしい横顔を見つめ、その腕に抱かれて
もう何も怖いものは無いと
私は確信していた