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二十一章 嫉妬
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恋をすれば必ずついてくるもの
「嫉妬」
私も今まで過去の話だったりに少しのヤキモチを妬いたりもしたけど…
自分が手を出せない所への嫉妬はどうすればいいのか
とある日…
サエと亜天使へ
「久々ねぇ〜」
「まあ、色々あったわよ、ね?久美」
『あったねフフッ』
「なーに?もう笑えてるってことは大丈夫みたいね」
「元彼の襲撃やら、ヤクザに攫われたりやら…全くホントに大丈夫なのかね」
「え!?そんな事あったの?」
『ま、まあ…』
「でも、全部真島さんが守って助けてくれたもんね!」
『うん』
「やっぱり〜さすが真島組長!」
私とサエは水割りを飲みながらママとそんな話をしていた
すると後ろから何やら聞き慣れた名前を話す声が耳に入ってくる
「久しぶりの日本でカルチャーショック受けてない?」
「フフッ大丈夫ですよ、向こうとそんなにかわりませんって」
「先生も元気?息子さんは?」
「元気ですよ、息子も成人しました」
「で、手が離れたしってことで日本に?」
「今回は兄のお墓参りと桐生さんに会いに」
「あら、そうなの?」
「出来れば…もう1人会いたい人が居るんですけど…」
「え?誰」
「あ、名前も分からなかったんですけど…探してた人、やっとわかったんで」
「前に言ってた人?」
「はい」
「蒼天堀で、ずっと守ってくれてた人ね」
「はい…ずっとどうしても、お礼を言いたくて…」
私の心の中の記憶とカチッとハマる
あの人…まさか…
「どうしたの?久美」
『え?ううん、なんでもないよ』
それから、ずっと後ろの声が気になった
どうしてもどんな人なのか見てみたくて
トイレに立つ時に盗み見た
黒髪のショートボブに、クリっとした黒目がちの眼…
歳はきっと真島さんより少し下くらいだろうから40後半かな
でも、とってもチャーミングな人だった
私とは見た目も雰囲気も正反対の女性だな…
あの時は目が見えないって聞いたけど、今は見えてるっぽい
ゾワゾワと訳の分からない感情が上がってくる
と言っても、私がどうすることも出来ない真島さんの過去の事
そのまま、時が進んでいくのをただ見ていることしか出来なかった