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二十章 その道
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特別でもなんでもない日常に
真島さんが居る
はっきり言って、私はかなり有頂天になっていた
求めて与えられるその心の満たされ度が
ホントに凄い
生きててこんなに満たされた事あったかな
泣いてお乳をせがんだ赤ん坊の頃だけじゃないだろうか…覚えてはないけど
そんな感じで、私はスッカリ忘れていた
真島さんが、バリバリの極道だと言うことを…
この日、私はいつも通りに出勤し
朝店の掃除をして、レジに釣り銭を入れ
店長からの通達を読んで店を開けた
今日は、店長は仕入れのため五反田
終わってから来るから夕方になるかもとの事
それまではワンオペだ
と言ってもそこまで忙しくはならないだろうなと思ってた
店を開けてすぐ
表の通りを爆走する車の急ブレーキの音が鳴り響いた
事故かと思い直ぐに外に飛び出す
どこ?
キョロキョロと通りを見渡すも特に人だかりなんかもない
事故じゃないのかな…
振り返り店に入ろうとした所で
店の扉の前に男が3人立っていた
またか…
真島さん、どんだけ恨み買ってるのよ
それともヤクザの女ってみんなこんな目に遭うの?
でも今日は、マズイな一人だし…
ポケットのスマホを握りしめながら
『いらっしゃいませ』
と言ってみた
「真島の女だな」
『なんのことでしょう』
その男は私の目の前に何かをかざす
写真だった
私と真島さんが何処かのお店のカウンターで飲んでる所っぽい
「目的は真島だ、お前は取り引き材料」
『…』
「来てもらうぞ」
『困ります、お店誰もいなくなってしまうので』
「優しくしてるうちに着いてくるんだ」
『私を連れ出しても意味ないと思いますよ』
その男は急に私の腕を掴む
『いたっ!』
「お前を攫って、アイツが来ないわけないだろ、随分ご執心みたいだからなフッ」
『…』
「おい!連れて行け」
『ちょ!ちょっと…やめて!!』
気持ち大きな声を出してみる
「このアマ!」
口を塞がれて車に押し込まれた
『んんー!!』
「おい!念の為縛っとけ」
車が発進する…その時私のポケットのスマホがブルブルっと震えた
「あん?」
「おい、持ってるもんは取り上げとけよ」
口にも布を咥えさせられて喋れない
『んー!』
「あー、スマホっすよ兄貴」
「ちょうどいい、それで真島に伝えとけ、お前の大事なもんは俺たちが預かってるってな」
「あと、うるせぇ女は俺は嫌いなんだ」
その男が言うと同時に
鳩尾を殴られた
殴られたことが無いわけじゃない私でも
これには耐えられず
意識が薄れていく
真島…さん、ごめんなさい…
真島さんが居る
はっきり言って、私はかなり有頂天になっていた
求めて与えられるその心の満たされ度が
ホントに凄い
生きててこんなに満たされた事あったかな
泣いてお乳をせがんだ赤ん坊の頃だけじゃないだろうか…覚えてはないけど
そんな感じで、私はスッカリ忘れていた
真島さんが、バリバリの極道だと言うことを…
この日、私はいつも通りに出勤し
朝店の掃除をして、レジに釣り銭を入れ
店長からの通達を読んで店を開けた
今日は、店長は仕入れのため五反田
終わってから来るから夕方になるかもとの事
それまではワンオペだ
と言ってもそこまで忙しくはならないだろうなと思ってた
店を開けてすぐ
表の通りを爆走する車の急ブレーキの音が鳴り響いた
事故かと思い直ぐに外に飛び出す
どこ?
キョロキョロと通りを見渡すも特に人だかりなんかもない
事故じゃないのかな…
振り返り店に入ろうとした所で
店の扉の前に男が3人立っていた
またか…
真島さん、どんだけ恨み買ってるのよ
それともヤクザの女ってみんなこんな目に遭うの?
でも今日は、マズイな一人だし…
ポケットのスマホを握りしめながら
『いらっしゃいませ』
と言ってみた
「真島の女だな」
『なんのことでしょう』
その男は私の目の前に何かをかざす
写真だった
私と真島さんが何処かのお店のカウンターで飲んでる所っぽい
「目的は真島だ、お前は取り引き材料」
『…』
「来てもらうぞ」
『困ります、お店誰もいなくなってしまうので』
「優しくしてるうちに着いてくるんだ」
『私を連れ出しても意味ないと思いますよ』
その男は急に私の腕を掴む
『いたっ!』
「お前を攫って、アイツが来ないわけないだろ、随分ご執心みたいだからなフッ」
『…』
「おい!連れて行け」
『ちょ!ちょっと…やめて!!』
気持ち大きな声を出してみる
「このアマ!」
口を塞がれて車に押し込まれた
『んんー!!』
「おい!念の為縛っとけ」
車が発進する…その時私のポケットのスマホがブルブルっと震えた
「あん?」
「おい、持ってるもんは取り上げとけよ」
口にも布を咥えさせられて喋れない
『んー!』
「あー、スマホっすよ兄貴」
「ちょうどいい、それで真島に伝えとけ、お前の大事なもんは俺たちが預かってるってな」
「あと、うるせぇ女は俺は嫌いなんだ」
その男が言うと同時に
鳩尾を殴られた
殴られたことが無いわけじゃない私でも
これには耐えられず
意識が薄れていく
真島…さん、ごめんなさい…