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十八章 涙
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カランカラン♪
「おう!桐生ちゃんサンキュ〜」
「兄さん、待ってたぜ」
『真島さん、お疲れ様です』
ドカッとカウンターの私の隣に座る
「はぁ〜面倒くさっ!桐生ちゃん、大吾ちゃんどうにかならんのかいな」
「なんだ?」
「うちにシノギもっと広げろ言うてくるわ、構成員一番多いんやからって!んなもん仕方なく風間組受け入れてやったからやん、もうこれ以上やったらただの会社やで?」
「兄さんが一番頼みやすいんだろ、真島組のシノギが一番多いんだし」
「迷惑や!」
「これ以上仕事増えたら久美との時間無くなるやんけ!な?」
『え?あ…はあ』
「昔の極道ももう終わりなんかいなぁ〜カチコミ行っとらんなぁ〜、最近接待ばぁ〜っかりや」
「桐生ちゃんは、早いとこ抜けて良かったわな」
「なんだかんだ関わっちまうけどな」
「そら、周りが放っとかんわな、堂島の龍」
「やめてくれよ、嶋野の狂犬」
「ヒッヒッヒッ!」
なんの話しなのか分からないけど
この2人の会話を聞いてるの好き
長い付き合いなんだろうな…
「じゃ、俺は行くぜ」
「おう、スマンかったな」
『桐生さんありがとうございました』
「じゃ、またな」
『はい』
真島さんが、カウンターに肘を着いて
私の顔を覗き込んでくる
『な、なんです?』
「何話しとったん?」
『気になるのになんで桐生さんに頼んだんですか?』
「なんでやろな〜?エエやん、桐生ちゃんも久美と居れて嬉しいんやから」
『そんな事ないでしょ?仕方なく付き合ってくれてるんですよ』
「ヒヒッほぉーん」
なんか意地悪な眼
『桐生さんには、いい人居ないのかなって、聞いてました』
「どなんやろな?」
『桐生さんもモテそうですよね』
「モテるやろなぁ〜」
『いい声だし』
「なんや?久美もあの声にやられるんか」
『あの声嫌いな人いないですよ』
「ほぉ〜ん」
『でも、私は真島さんの胡散臭い関西弁が好きですけどね』
「胡散臭いってなんやねん」
『関西出身じゃないですよね?』
「ああ、ちゃうで、親父が…組長な、親父が関西弁話しとったから真似したんや」
『え、そこまでしないといけないんですか?』
「いや、勝手に俺がやってただけや」
「その親父も死んでしもうたしのぅ」
「その時に、桐生ちゃんの育ての親みたいな親父と渡世の兄弟と女も死んだんや」
『そうなんですか…』
桐生さんも、色々と経験してるんだな…
『真島さんの昔の話ってあんまり聞いた事ないですね』
「せやな〜、なんや?聞きたいんか」
『そりゃ好きな人のことは色々知りたいですよ』
「聞いても楽しい話なんか無いで?」
『私の話だって聞きたがったじゃないですか』
「確かにそやったわヒヒッ」
タバコに火を付ける
その手でグラスを持って一口流す
「おう!桐生ちゃんサンキュ〜」
「兄さん、待ってたぜ」
『真島さん、お疲れ様です』
ドカッとカウンターの私の隣に座る
「はぁ〜面倒くさっ!桐生ちゃん、大吾ちゃんどうにかならんのかいな」
「なんだ?」
「うちにシノギもっと広げろ言うてくるわ、構成員一番多いんやからって!んなもん仕方なく風間組受け入れてやったからやん、もうこれ以上やったらただの会社やで?」
「兄さんが一番頼みやすいんだろ、真島組のシノギが一番多いんだし」
「迷惑や!」
「これ以上仕事増えたら久美との時間無くなるやんけ!な?」
『え?あ…はあ』
「昔の極道ももう終わりなんかいなぁ〜カチコミ行っとらんなぁ〜、最近接待ばぁ〜っかりや」
「桐生ちゃんは、早いとこ抜けて良かったわな」
「なんだかんだ関わっちまうけどな」
「そら、周りが放っとかんわな、堂島の龍」
「やめてくれよ、嶋野の狂犬」
「ヒッヒッヒッ!」
なんの話しなのか分からないけど
この2人の会話を聞いてるの好き
長い付き合いなんだろうな…
「じゃ、俺は行くぜ」
「おう、スマンかったな」
『桐生さんありがとうございました』
「じゃ、またな」
『はい』
真島さんが、カウンターに肘を着いて
私の顔を覗き込んでくる
『な、なんです?』
「何話しとったん?」
『気になるのになんで桐生さんに頼んだんですか?』
「なんでやろな〜?エエやん、桐生ちゃんも久美と居れて嬉しいんやから」
『そんな事ないでしょ?仕方なく付き合ってくれてるんですよ』
「ヒヒッほぉーん」
なんか意地悪な眼
『桐生さんには、いい人居ないのかなって、聞いてました』
「どなんやろな?」
『桐生さんもモテそうですよね』
「モテるやろなぁ〜」
『いい声だし』
「なんや?久美もあの声にやられるんか」
『あの声嫌いな人いないですよ』
「ほぉ〜ん」
『でも、私は真島さんの胡散臭い関西弁が好きですけどね』
「胡散臭いってなんやねん」
『関西出身じゃないですよね?』
「ああ、ちゃうで、親父が…組長な、親父が関西弁話しとったから真似したんや」
『え、そこまでしないといけないんですか?』
「いや、勝手に俺がやってただけや」
「その親父も死んでしもうたしのぅ」
「その時に、桐生ちゃんの育ての親みたいな親父と渡世の兄弟と女も死んだんや」
『そうなんですか…』
桐生さんも、色々と経験してるんだな…
『真島さんの昔の話ってあんまり聞いた事ないですね』
「せやな〜、なんや?聞きたいんか」
『そりゃ好きな人のことは色々知りたいですよ』
「聞いても楽しい話なんか無いで?」
『私の話だって聞きたがったじゃないですか』
「確かにそやったわヒヒッ」
タバコに火を付ける
その手でグラスを持って一口流す