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十八章 涙
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『ところで、桐生さんにはいい人居ないんですか?』
「なんだ急に」
『だって、モテるでしょ?桐生さん』
「んな事ねぇーよ」
『鈍感なんですか?』
「かもな」
『鈍感なフリしてるんですか?』
「そんな事はねぇ」
『もしかして、ずっと好きな人がいるとか?』
桐生さんは、少し遠い目をしてた
『すいません…』
「いや」
グラスのウイスキーをクルっと回して
一口飲むと
「好きだったやつは目の前で死んだ」
『…え』
「まあ、その後も惚れた女はいたけどな…なんか遠くに行っちまう」
『そうなんですか…』
「兄さんが羨ましいよ」
『桐生さんなら、すぐに素敵な人出来そうですけどね』
「お前みたいな、か?」
『私?こんなの手がかかるだけですよ』
「フンッ、お前も鈍感だな」
はい?
「そんなことより、そろそろ来るんじゃねーか?」
『え?あ、そうですかね』
スマホをチェックしようとしたら
ちょうどメッセージが届く
(今から行くで)
(待ってます)
『今から来るそうです』
「ああ、良かったな」
桐生さんは、タバコを取り出した
『タバコ吸う人って、何かしら区切り区切りで吸いますよね』
「ん?ああ、そうかもな」
『タバコを吸い終わると、さあ、帰るかってなるから…なんか怖いんです』
「吸わないやつから見ればそんな風に見えるのか」
トントントンとタバコを立ててテーブルに何度も落とすような仕草をする
『吸わないんですか?』
「いや…ん、やっぱり、久美は根が甘えん坊で寂しがりなんだな」
『え?』
「寂しくなったり、悲しくなったり…傍にいて欲しいんだろ?」
『そうなのかな…やだな』
「なんでだ、男は嬉しいぞ?多分兄さんも」
『寂しいとか悲しいって、言葉にすると嘘っぽくになりそうで…』
「…」
『でも結局、我慢して堪えきれずに泣いちゃったりしてダメダメですよ、私』
「フッ…十分可愛いぞ?」
カァーっと顔が熱くなる
「照れんなよ」
『もう!桐生さんもサラッとそんなこと言わないでください!』
「フンッ」
大人の男って感じだよねこの人も余裕だな
「なんだ急に」
『だって、モテるでしょ?桐生さん』
「んな事ねぇーよ」
『鈍感なんですか?』
「かもな」
『鈍感なフリしてるんですか?』
「そんな事はねぇ」
『もしかして、ずっと好きな人がいるとか?』
桐生さんは、少し遠い目をしてた
『すいません…』
「いや」
グラスのウイスキーをクルっと回して
一口飲むと
「好きだったやつは目の前で死んだ」
『…え』
「まあ、その後も惚れた女はいたけどな…なんか遠くに行っちまう」
『そうなんですか…』
「兄さんが羨ましいよ」
『桐生さんなら、すぐに素敵な人出来そうですけどね』
「お前みたいな、か?」
『私?こんなの手がかかるだけですよ』
「フンッ、お前も鈍感だな」
はい?
「そんなことより、そろそろ来るんじゃねーか?」
『え?あ、そうですかね』
スマホをチェックしようとしたら
ちょうどメッセージが届く
(今から行くで)
(待ってます)
『今から来るそうです』
「ああ、良かったな」
桐生さんは、タバコを取り出した
『タバコ吸う人って、何かしら区切り区切りで吸いますよね』
「ん?ああ、そうかもな」
『タバコを吸い終わると、さあ、帰るかってなるから…なんか怖いんです』
「吸わないやつから見ればそんな風に見えるのか」
トントントンとタバコを立ててテーブルに何度も落とすような仕草をする
『吸わないんですか?』
「いや…ん、やっぱり、久美は根が甘えん坊で寂しがりなんだな」
『え?』
「寂しくなったり、悲しくなったり…傍にいて欲しいんだろ?」
『そうなのかな…やだな』
「なんでだ、男は嬉しいぞ?多分兄さんも」
『寂しいとか悲しいって、言葉にすると嘘っぽくになりそうで…』
「…」
『でも結局、我慢して堪えきれずに泣いちゃったりしてダメダメですよ、私』
「フッ…十分可愛いぞ?」
カァーっと顔が熱くなる
「照れんなよ」
『もう!桐生さんもサラッとそんなこと言わないでください!』
「フンッ」
大人の男って感じだよねこの人も余裕だな