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十八章 涙
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なんでこんなふうにするのか
以前、真島さんが何気なく言った一言
「今日は、早めに帰るか」
まだ、一緒には暮らしてなかった時だけど
私は『はい』って言いながら何故か涙が溢れてきちゃったことがある
多分、本当はもっと一緒に居たいのに
真島さんが早く帰りたいのかなとか余計なことを考えて寂しくなったんだと思う
突然泣き出した私にすごく慌てて
どうした?どうした?って
「帰りたくなかったんか?」
って聞かれて、あ、そうなんだってやっと自分の気持ちがわかった
だから、約束した時は絶対に守るし
ちゃんと一緒に居てくれようとする
不安にさせないように変なことを考えないように桐生さんを呼んだんだろうか
それなら桐生さんに申し訳ないな…
そんな事を思いながら
桐生さんとセレナへ
二人でカウンターに座って
チビチビとウイスキーを飲んでた
『桐生さん』
「なんだ?」
『なんか、いつもすいません』
「何がだ」
『こうして、なんか私のお守りまでして頂いて…』
「フッ…お守り…か」
『なんで桐生さんに頼むんでしょうね、子供じゃないんだから一人でも待てるのに』
「さっきみたいなこともあるからだろ」
『あ、そっか』
「それだけじゃねーと思うけどな…」
『え?』
「なんでもねーよ」
「なあ、兄さん変わったな」
『え?』
「なんか、良い意味で牙が抜けたって言うのかな」
『それ、いい事なんですか?』
「いい事だろ」
『…』
「剥かなくていい牙なんて無駄に持ってなくていいんだよ」
『ん〜』
「本当に牙を剥かなきゃいけない時ってあるだろ、そん時の分だけあればいいんだ」
『そんなもんですか?極道でも?』
「今は極道でも、喧嘩してりゃいいってもんでもねーんだぜ?」
『まあ…真島さんも忙しそうですもんね、喧嘩出来てないからストレス溜まるって』
桐生さんが、ちょっと目を逸らした
『狙われてますよ?』
「定期的に相手してるけどな」
『あー、たまに怪我してる時って桐生さんと?』
「フッ、多分な」
以前、真島さんが何気なく言った一言
「今日は、早めに帰るか」
まだ、一緒には暮らしてなかった時だけど
私は『はい』って言いながら何故か涙が溢れてきちゃったことがある
多分、本当はもっと一緒に居たいのに
真島さんが早く帰りたいのかなとか余計なことを考えて寂しくなったんだと思う
突然泣き出した私にすごく慌てて
どうした?どうした?って
「帰りたくなかったんか?」
って聞かれて、あ、そうなんだってやっと自分の気持ちがわかった
だから、約束した時は絶対に守るし
ちゃんと一緒に居てくれようとする
不安にさせないように変なことを考えないように桐生さんを呼んだんだろうか
それなら桐生さんに申し訳ないな…
そんな事を思いながら
桐生さんとセレナへ
二人でカウンターに座って
チビチビとウイスキーを飲んでた
『桐生さん』
「なんだ?」
『なんか、いつもすいません』
「何がだ」
『こうして、なんか私のお守りまでして頂いて…』
「フッ…お守り…か」
『なんで桐生さんに頼むんでしょうね、子供じゃないんだから一人でも待てるのに』
「さっきみたいなこともあるからだろ」
『あ、そっか』
「それだけじゃねーと思うけどな…」
『え?』
「なんでもねーよ」
「なあ、兄さん変わったな」
『え?』
「なんか、良い意味で牙が抜けたって言うのかな」
『それ、いい事なんですか?』
「いい事だろ」
『…』
「剥かなくていい牙なんて無駄に持ってなくていいんだよ」
『ん〜』
「本当に牙を剥かなきゃいけない時ってあるだろ、そん時の分だけあればいいんだ」
『そんなもんですか?極道でも?』
「今は極道でも、喧嘩してりゃいいってもんでもねーんだぜ?」
『まあ…真島さんも忙しそうですもんね、喧嘩出来てないからストレス溜まるって』
桐生さんが、ちょっと目を逸らした
『狙われてますよ?』
「定期的に相手してるけどな」
『あー、たまに怪我してる時って桐生さんと?』
「フッ、多分な」