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二章 膨れ上がる思い
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真島さんは、立ち上がると
「ほなな、あんまり遅うまで飲んどるんやないで」
『は、はい…』
店を出ていこうとする真島さんが、振り返って
「せや、さっき渡した連絡先な、さっさと捨てときや」
そう言って出て行ってしまった
「なんだ、話のわかるヤクザだね」
『…』
「あら、久美ちゃん?これは諦められなそうよ」
「えー!?ダメだってば!」
「サエちゃん、ダメダメ言うと余計燃えるのが恋なのよ」
『な、何言ってんですか!そんなんじゃないです!』
「久美〜〜?」
「ま、でも真島組長は特定の女の子と居るのも見たことないし、あれだけの人だからモテるとは思うけどあんまり浮いた噂聞かないのよねぇ」
「へぇ〜」
「ああやって、遠ざけようとするのだって優しいじゃない?」
「ま、まあね、あたしも最初の印象覆されたわ」
そうなの?
私は最初からそんなに怖い人には見えなかったけどな…
「で?どうするのよ」
『な、なにが?』
「連絡先!」
『…』
「もし、捨てても、この街に居たら会うこともあるだろうけどね」
『確かに』
でも、私は分かってる
捨てられないこと
「ま、悪い人じゃなさそうだしね、って言ってもヤクザだけどさ」
『そうだね…』
「あの人は喧嘩にしか興味無い感じよ?いつも桐生さんに喧嘩売ってるわね」
『今日も、喧嘩してました』
「え?喧嘩してるの見たの?久美」
『う、うん』
「大丈夫だったの?」
そう、あれ以来私は
大きな音や声、もちろん人が殴り合うのは映像で見るのもダメだった
体の震えが止まらなくなるから
『大丈夫だったの、なんでか分からないけど』
「ふーん、こりゃ一目惚れか?」
『ええ!?』
「なら、余計止めても無駄ね」
サエに言われて自覚しちゃった
私…好きになっちゃったのかも
タクシーで家に帰って
ふぅ…と一つため息をつきながら
鞄の中からあのナプキンを取り出す
『どうしよ…』
会いたい
もう一度会いたい
「ほなな、あんまり遅うまで飲んどるんやないで」
『は、はい…』
店を出ていこうとする真島さんが、振り返って
「せや、さっき渡した連絡先な、さっさと捨てときや」
そう言って出て行ってしまった
「なんだ、話のわかるヤクザだね」
『…』
「あら、久美ちゃん?これは諦められなそうよ」
「えー!?ダメだってば!」
「サエちゃん、ダメダメ言うと余計燃えるのが恋なのよ」
『な、何言ってんですか!そんなんじゃないです!』
「久美〜〜?」
「ま、でも真島組長は特定の女の子と居るのも見たことないし、あれだけの人だからモテるとは思うけどあんまり浮いた噂聞かないのよねぇ」
「へぇ〜」
「ああやって、遠ざけようとするのだって優しいじゃない?」
「ま、まあね、あたしも最初の印象覆されたわ」
そうなの?
私は最初からそんなに怖い人には見えなかったけどな…
「で?どうするのよ」
『な、なにが?』
「連絡先!」
『…』
「もし、捨てても、この街に居たら会うこともあるだろうけどね」
『確かに』
でも、私は分かってる
捨てられないこと
「ま、悪い人じゃなさそうだしね、って言ってもヤクザだけどさ」
『そうだね…』
「あの人は喧嘩にしか興味無い感じよ?いつも桐生さんに喧嘩売ってるわね」
『今日も、喧嘩してました』
「え?喧嘩してるの見たの?久美」
『う、うん』
「大丈夫だったの?」
そう、あれ以来私は
大きな音や声、もちろん人が殴り合うのは映像で見るのもダメだった
体の震えが止まらなくなるから
『大丈夫だったの、なんでか分からないけど』
「ふーん、こりゃ一目惚れか?」
『ええ!?』
「なら、余計止めても無駄ね」
サエに言われて自覚しちゃった
私…好きになっちゃったのかも
タクシーで家に帰って
ふぅ…と一つため息をつきながら
鞄の中からあのナプキンを取り出す
『どうしよ…』
会いたい
もう一度会いたい