十五章 ヒーロー
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病院に運ばれて久美は緊急手術を受けとる
サエちゃんは、ずっと泣いとる
「サエちゃんのせいやないで?」
「アタシが連れ出しちゃったから…」
「んな事ない、大丈夫や」
手術中のランプが消える
俺とサエちゃんは立ち上がって
扉へと近づく
ヒュンと自動ドアの開く音と共に
医者が出てきた
「どないやねん!」
「大丈夫です、もう暫く麻酔が効いてると思いますが、じきに目が覚めますよ」
はぁ…良かった
サエちゃんがその場に座り込む
「サエちゃん、良かったな」
「久美…」
ストレッチャーに乗せられ出てきた久美は
まだ顔色は青白いが穏やかに寝とる
病室へと運ばれて俺たちはずっと久美が目が覚めるのを待った